将棋の対局と言えば、各々が集中して、ピリピリした空気の中で行われていくもの。
しかし、そんな空気とは、関係なくすっ転びそうになってチョケてしまうという残念な事件がありました。
今回は、堀口一史座七段が藤井聡太七段との対局前にキメたポーズやその後の顛末についてまとめてみました!
堀口一史座七段がキメたポーズを動画で確認
7月2日第78期名人戦順位戦C級1組2回戦でそれは起こった
将棋の第78期名人戦順位戦C級1組2回戦、藤井聡太七段(16)と堀口一史座(かずしざ)七段(44)戦が2日、関西将棋会館で行われた。
堀口が対局室の「水無瀬の間」に現れたのは対局開始予定時刻10時の直前となる午前9時57分。コンビニエンスストアの大きな紙袋にペットボトル、お菓子などを大量に入れ、現れた。堀口は対局室に入って来ると、両手を広げ、アクションスターさながらのポーズを決め、さらに畳の上にわざと転げた。人為的な“ハプニング”の発生に藤井は厳しい表情を見せた。
両者が駒を並べ終えると、記録係が「対局時間が過ぎていますので、始めてください」と伝えた。
引用元:日刊スポーツ
アクションスターさながらのポーズをキメたというのはどういうことなのか?
そしてそこから畳の上にわざと転げて何をしたのかと言うのは、よくわかりませんよね。
早速その時の様子を見ていきましょう!
将棋の第78期名人戦順位戦C級1組2回戦
藤井聡太七段と堀口一史七段の対局
堀口が部屋に入るなり突然奇怪な行動をするも藤井はガン無視
ちなみに藤井16歳、堀口44歳ですw pic.twitter.com/PZrpnQrpVn— たら太 (@okustet) July 2, 2019
なんか色々ツッコミどころがありますよねw
将棋ってフォーマルな装いで現れるところがコンビニ袋を持って現れて、つまづきそうになってそれをごまかしたということですね。
その時のポーズが、キメてるような感じになっていたということですね。
そこから照れ隠しなのか、畳の上に寝転がるという行動に出ます。
ここで、注目なのは、藤井聡太七段の表情です。
真剣そのものの表情でした。
周りの大人たちが笑っているのに対して、これからの対局に向けて集中しているという感じですね。
さすがとしか言いようがありませんね。
ポーズを決めて登場した堀口七段の対局の結果
将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が2日、大阪市の関西将棋会館で指された第78期名人戦順位戦C級1組2回戦で、堀口一史座(かずしざ)七段(44)を47手破り、順位戦2連勝とした。終局は午前11時23分。持ち時間各6時間の順位戦では異例の午前中でのスピード決着となった。
終局後、藤井は「あまりない形だったので、こちらの攻めが成立するかどうか際どい勝負でした」と振り返った。前期、逃したB級2組昇級を目指す藤井は、連勝について「まだまだ先は長い。一局一局に全力を尽くしていきたい」と気を引き締めた。
引用元:日刊スポーツ
藤井聡太七段のスピード勝利です。
堀口一史座七段もこの藤井聡太七段のブームの中で対局するというのはまた変わった心持ちなのかもしれませんが、あの感じでやられてしまい、藤井聡太七段はいつものルーティンができなかったというのですから、藤井聡太七段は勝ててよかったという感じですね。
これで堀口七段が勝ってしまっていたらヒール扱いなってしまったかもしれません。
負けることで良いことはありませんが、堀口七段の事を思うと結果としてはよかったのかもしれません。
人それぞれの取り組み方があるのでしょうが、ここは藤井聡太七段の芯の強さを見せられたという感じでしょう。
まとめ
今回の対局で、藤井聡太七段は本当に試されたのかもしれません。
逆に堀口一史座七段は少し残念な対局になってしまったというよりは、異例の早さでの投了ということで、もしかしたら体調が優れなかったりしていた可能性もあるかもしれませんね。
こういう場面もあるということで、堀口七段が今回のことで咎められるようなことはなさそうなので、藤井聡太七段も今後もこのようなトラブルは起こりうるということ良い経験にもなったかもしれません。
もしかしたら、堀口七段の作戦だったのかな?と思わなくもないですが、見てて面白いけどどう考えてもグダグダな感は否めない感じだったので、堀口七段はとても不運だったのかなと思います。
これからも、両棋士の活躍に期待したいですね!