2023年6月、全仏オープン女子ダブルス3回戦に出場した加藤未唯さんは、ある行為がきっかけで失格処分を受けました。
この処分には日本だけではなく、海外で大きな話題を集めました。
今回は、加藤未唯さんが失格になった理由や判定の影響などについて調べてみました。
加藤未唯が全仏オープンで危険行為で失格に
⬜️加藤未唯、全仏OPの賞金とポイント没収に 複3回戦で危険行為により失格処分＜女子テニス＞https://t.co/dvwyfqvv8S
— フィフィ (@FIFI_Egypt) June 6, 2023
故意でなくはボールガールにボールが当たって、女の子が泣いてしまったから選手が失格ってどうかしてると思うんですが…テニスに詳しい方、解説して下さい。よくある事なんですか？
2023年6月4日、全仏オープン女子ダブルス3回戦で加藤未唯さんは失格処分を受けました。
その理由は、加藤未唯さんが打ったボールがボードガールに当たってしまったからです。
第2セット途中、加藤未唯さんとペアを組んでいるアルディラ・スーチャディさんのリターンミスの後、加藤未唯さんはボールを相手コートに返球しました。
この時、コート後方のボールガールにノーバウンドで当たり、ボードガールは泣いてしまいました。
これが危険な行為と判断され、最初は警告だったものの対戦相手が失格を主張し、失格という処分に変わったのです。
加藤未唯の失格への海外の反応
加藤未唯さんの失格処分は、多くの人が「不当」だと発言しています。
それは日本だけではなく、海外の反応も同じでした。
元プロテニス選手のアレックス・コレチャさんは、「判定を尊重する必要はあるが、そこ（失格）までするほどひどいものではなかった」などと大会側の対応を疑問視しています。
加藤未唯の危険行為は故意ではなかった？
加藤未唯さんは、自身の行為について「故意ではなかった」と明かしました。
ボードガールにボールが当たってしまった際もすぐに歩み寄り、謝罪しています。
失格の判定後、加藤未唯さんは「故意でないにしても彼女に当たったのは事実だった。それだけは謝りたかった。失格になってしまってパートナーにも申し訳ない」とコメントしました。
加藤未唯の対戦相手の行為や態度に批判殺到で炎上
全仏OP🇯🇵加藤未唯失格騒動の対戦相手ペア 準々決勝で敗退🎾https://t.co/ezH2I9Dh9d#tennis #テニス #加藤未唯 #全仏オープン #RolandGarros
— tennis365.net テニス365 (@tennis365) June 6, 2023
加藤未唯さんとアルディラ・スーチャディさんが対戦していたのは、マリエ・ブズコバさんとサラ・ソリベストルモさんです。
ネット上では、マリエ・ブズコバさんとサラ・ソリベストルモさんに対し「不戦勝を狙ったのではないか」という声が寄せられていました。
加藤未唯さんは一度警告を受けたものの、マリエ・ブズコバさんとサラ・ソリベストルモさんが審判に抗議したことから失格になっています。
そのためマリエ・ブズコバさんとサラ・ソリベストルモさんに対し、厳しい声が寄せられてしまったようです。
また加藤未唯さんが失格を受け涙したことをマリエ・ブズコバさんとサラ・ソリベストルモさんが笑っていたように見えたという声もあり、海外ファンから「最も恥ずべき顔」、「品も敬意もない」などという批判の声もありました。
加藤未唯を失格にした審判も批判殺到？
対戦相手のマリエ・ブズコバさんとサラ・ソリベストルモさんほどではないものの、ネット上では審判に対し厳しい言葉を投げかけている方もいました。
テニス選手のアリーゼ・コルネさんは「失格にすべきは審判よ。ひとりの女子選手の檜舞台を台無しにした。故意でなくボールが当たっただけなのにね」と審判を批判するコメントをしています。
加藤未唯の失格に選手会が抗議
これはボールガールに球が当たる直前の写真。 注目してもらいたいのは左下の女の子ではなく、対戦相手。一人は自分のペアの相手の方を見ていて、一人はうつむき、ボールが飛んできた方向を見ておらず、全く気づいていない。つまりこの二人はぶつかった瞬間を目撃していないのです #加藤未唯 #MiyuKato pic.twitter.com/tpZuT6HSeK
— きょんたテニス (@Kyonta2011) June 7, 2023
テニスのプロ選手協会も加藤未唯さんの失格の判定に対し、「不当な判定である。偶発的で攻撃性のない事象であることは明らかだ」との声明を発表しています。
また失格により剥奪された賞金とランキングポイントの扱いについても、「最低でも賞金とポイントは戻すべき」としています。
加藤未唯は過去にマナーで問題があった？
加藤未唯さんは、これまで対戦相手や周囲とトラブルになったことはありませんでした。
2017年の全米オープン予選決勝で敗れた際にはラケットとボールをスコアボードに投げつけてしまったということはあるものの、誰かに対し攻撃的なことをするという人ではありません。
今回のことも故意ではないということが多くの人に伝わっているため、加藤未唯さんに対しての悪い声は聞かれていないのだと思います。
まとめ
思わぬ形で失格という処分になってしまった加藤未唯さんですが、その後行われた混合ダブルスは問題なくプレーしていました。
今後も、テニス選手として頑張ってほしいですね。