実力派俳優として数多くの作品で存在感を放っている矢本悠馬さんですが、実は芸能界入りのきっかけは小学生の頃に受けた映画のオーディションでした。
お笑い好きな少年だったものの、母親の一言で思いがけず役者の道へ進んだというエピソードには驚かされます。
そんな矢本悠馬さんの歩みには、子役時代の経験や進学先、現在の所属事務所といった背景が大きく関わっているようです。
たとえば高校時代にはどんな学校生活を送り、大学には進学したのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
さらに、活躍が広がる今の年収事情まで掘り下げていくと、俳優としてのキャリアの厚みがより鮮明に見えてきます。
矢本悠馬の子役時代
矢本悠馬くんの子役時代の画像見つけた、可愛い、 pic.twitter.com/20s6BJwGhu
— はる (@sometani6roku2) April 2, 2016
矢本悠馬さんが初めて演技の世界に足を踏み入れたのは、2003年公開の映画『ぼくんち』(阪本順治監督)でした。
当時13歳で演技経験はゼロ。
にもかかわらず、お母さんに「お化け屋敷に行こう」と連れ出され、着いた場所はなんと映画のオーディション会場だったそうです。
この出来事について矢本悠馬さん本人は、2021年に出演したバラエティ番組『A-Studio+』(TBS系)で語っており、「騙されたまま腹を立てていたら、そのやる気のなさが役に合っていたみたいで受かった」と振り返っていました。
デビュー作では、オダギリジョーさん演じる主人公の弟・一太役を好演。
その自然体な演技が話題を呼び、2003年にはNHKの連続テレビ小説『てるてる家族』にも出演しています。
ただ、本人の中では「親にやらされていた感覚が強かった」とのことで、子役としての活動に前向きにはなれず、いったん芸能活動からは距離を置くことに。
その後、しばらくは学生生活を優先して過ごし、再び俳優を志すのは高校卒業後の専門学校時代です。
舞台芸術の道を選び、2011年に劇団「大人計画」のオーディションを受けて合格。
改めて自分の意志で役者を目指すようになりました。
実はこの”やらされていた”子役経験が、今の飄々とした演技スタイルや役柄の幅に深みを与えていると考えると、矢本悠馬さんにとっての出発点は偶然ながらも大きな意味を持っていたのかもしれません。
矢本悠馬の学歴
矢本悠馬さんは、幼い頃から独特の感性とユーモアを持ち合わせた少年でした。
そんな矢本悠馬さんがどんな環境で育ち、どのような学校生活を送ってきたのか気になる方も多いのではないでしょうか。
子役としてのデビューや芸能活動のきっかけを考えるうえでも、学歴や学生時代のエピソードは重要なヒントになります。
実は、子役として注目された後に一度は芸能活動から離れ、普通の学生として生活していた時期もあった矢本悠馬さん。
そこから再び役者の道を歩み始めた背景には、本人の意志と、ご両親の後押しもあったようです。
ここでは、小学校から専門学校時代までの学生生活を振り返りながら、矢本悠馬さんの人柄や進路選択の軌跡に迫ります。
生徒としての一面と俳優としての原点が垣間見える内容になっています。
矢本悠馬の出身小学校
矢本悠馬さんは、京都市立西陣中央小学校出身です。
幼少期から明るく元気な性格で、当時の夢は「漫才師になること」だったそうです。
日直になると「どうやってボケるか」を本気で考えていたというエピソードもあり、当時から人を笑わせることが大好きだったようですね。
ちなみにこの頃からすでに表現することに対して自然と興味を持っていたことが伺えます。
矢本悠馬の出身中学
小学校卒業後は、京都市立上京中学校に進学しました。
中学生時代は部活動にも積極的で、サッカー部と卓球部を掛け持ちしていたといいます。
部活仲間との交流が今でも思い出に残っていると語ったこともあり、活発で好奇心旺盛な学生生活を送っていたようです。
矢本悠馬の出身高校
中学卒業後は、京都府立紫野高等学校に進学しました。
偏差値はコースによって異なりますが、概ね54〜64程度とされており、文武両道の学校として知られています。
高校時代はテニス部に所属し、レギュラーとして活躍していたとのこと。
役者として再スタートを切る以前のこの時期は、芸能界とは少し距離を置いた青春を満喫していたようです。
矢本悠馬の出身大学
高校卒業後は、舞台芸術学院に進学しました。
ここは演劇やミュージカルなどの舞台芸術に特化した養成機関で、多くの俳優や演出家を輩出してきた実績を持つ学校です。
もともと大学進学に強い興味がなかった矢本悠馬さんは、お父さんとお母さんの勧めもあってこの道を選んだそうです。
舞台芸術学院では「大人計画」のオーディションに挑戦し、見事に合格。
その後の芸能活動の本格化につながっています。
子役時代の経験を経て、一度は離れた演技の世界に自分の意思で戻ったことが、俳優としてのターニングポイントになったのかもしれません。
矢本悠馬のプロフィールや経歴
アジアの女、今日は昼一発。
— 矢本 悠馬 (@yuma_yamoto) September 20, 2019
友達が来てくれたのだが、まさかのピンで写真を撮られるという。
しかも色白に加工してもらいました。
明日は、2回。頑張ります。 pic.twitter.com/ays7qU4QTS
名前:矢本悠馬
生年月日:1990年8月31日
出身地:京都府
血液型:AB型
身長:161cm
所属事務所:株式会社CHARACTER
矢本悠馬さんは、2003年の映画『ぼくんち』で子役デビューを果たしました。
このときの自然な演技が評価されて注目されましたが、本人は当時「親にやらされている」と感じていたことから、一時は芸能活動を離れ、普通の学生生活を送ります。
2011年に舞台芸術学院を経て劇団「大人計画」の研究生となり、2012年には青山祥子さん・井上尚さん・菅井菜穂さんと共に「劇団こまつな」を立ち上げました。
2014年には『林‑はやし‑』の脚本・演出も担当し、創作活動の幅を広げています。
2015年にはドラマ『ブスと野獣』で連続ドラマ初主演を果たし、その後も注目のドラマ・映画に多数出演し活躍の幅を広げてきました。
さらに近年は、連ドラ『ちはやふる‑めぐり‑』(2025年7月〜)で西田優征役、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』では佐野政言役など、存在感ある役どころを演じて話題となっています。
演技力の深化が著しく、”独立後の覚醒”とも称されており、まさしく売れっ子の様相です。
また、2025年12月には舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』への出演が予定されており、役者としての挑戦を続けています。
2025年1月からはドラマ『相続探偵』にも登板し、俳優としての活動は止まることなく続いています。
このように、子役から一度身を引いた経験を経て、自らの意思で俳優に再挑戦した矢本悠馬さん。
舞台やドラマでの深みある演技と、多彩な役柄への挑戦姿勢が、今の活躍につながっているようです。
今後も演技の幅が広がり続けるであろう彼のキャリアから目が離せません。
矢本悠馬の所属事務所
矢本悠馬さんの現在の所属事務所は、「株式会社CHARACTER(キャラクター)」です。
この事務所は、2023年9月にソニー・ミュージックアーティスツを退所後、自身で設立した個人事務所となっています【出典:ORICON NEWS】。
過去には2011年から2015年まで「大人計画」に所属し、研究生として舞台経験を積んだ後、2015年より「ソニー・ミュージックアーティスツ」へ移籍。
映画やドラマなど映像作品での活躍が一気に増え、幅広いジャンルでの演技に定評を得るようになりました。
独立後の「CHARACTER」は、矢本悠馬さん自身が代表取締役を務め、俳優としてのさらなる挑戦を見据えたクリエイティブな環境を整えた体制となっています。
事務所の公式サイトでは、作品情報やプロフィールのほか、スタッフ募集の案内なども掲載されており、小規模ながらも今後の活動基盤として着実に機能している印象です【出典:CHARACTER公式】。
なお、移籍や独立の背景については明言されていないものの、近年の役者活動をより柔軟かつ主体的に展開していくための一歩だったとみられています。
本人のコメントは発表されていませんが、SNSやメディアの報道からも今後の意欲がにじみ出ています。
矢本悠馬の年収
矢本悠馬さんの年収は、公式に公表されているわけではありません。
ただ、これまでの出演歴やメディア露出、CM契約の有無などを総合的に考えると、かなり安定した収入があると考えられています。
たとえば、2024年はNHK連続テレビ小説『ブギウギ』への出演や、民放ドラマでの主要キャスト起用など、俳優としての活動が目立ちました。
加えて、過去には『au三太郎シリーズ』などの大手CMにも登場しており、CM1本あたりのギャラが仮に500〜1000万円程度だとすると、年間数本の契約だけでも相応の収入になります。
また、矢本悠馬さんは2023年に個人事務所「CHARACTER」を立ち上げており、マネジメント面の自立によってギャラの取り分も大きくなっていると考えられます。
芸能界では、個人事務所のタレントは売上の多くを自分で管理できるため、実働本数と掛け合わせた収益がそのまま年収に反映されやすい構造です。
正確な金額こそ不明ですが、映像作品・舞台・CMをバランスよくこなしつつ、独立も果たしている現在の状況を見る限り、年収数千万円規模に達している可能性は十分あると見られています。
ファンの間でも「堅実に積み上げているタイプ」という声も多く、派手な生活より仕事に重きを置く姿勢が信頼を集めているようです。
まとめ
子役としてのキャリアから一度離れたものの、専門学校を経て再び役者の道を歩みはじめた矢本悠馬さん。
お母さんに誘われたオーディションをきっかけに芸能界入りし、「主役にこだわらない」というスタンスで作品ごとに確かな存在感を残してきました。
コメディからシリアスまで幅広い役柄をこなし、舞台や映画、ドラマと着実に活躍の場を広げています。
結婚や子育てといったプライベートも充実していて、俳優としての厚みもどんどん増してきた印象です。
今後も作品に登場するたびに、「また矢本悠馬さんだ」と視聴者が注目するような、そんな名バイプレイヤーとしての魅力に期待が高まりますね。
気になる方は、これまでの出演作もぜひチェックしてみてください。



