日本人男子初のオリンピックメダリストとして男子のフィギュアスケート界を引っ張ってきた高橋大輔さんは、これまでに2度引退をしています。
シングル、アイスダンスと引退を決めた理由は何だったのでしょうか。
今回は、高橋大輔さんの経歴や出身学校、引退理由などについて調べてみました。
高橋大輔が2度現役引退している
【かなだい】村元哉中&高橋大輔、人柄際立つ引退会見https://t.co/jM0kF9TtGR
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 2, 2023
2人は、報道陣の質問に体の向きを変えながら回答。時折、笑い声があふれる和やかなムードだった。最後には、報道陣からのリクエストに応えて、集まった報道陣のカメラに向け、決めポーズの写真撮影に応じた。 pic.twitter.com/K2NofEuJcb
高橋大輔さんは、これまでにシングルとアイスダンスで2度引退しています。
それぞれの引退理由を調べてみました。
高橋大輔が最初に引退した理由
2014年10月14日、高橋大輔さんはシングルの現役引退を発表しました。
決断理由について会見では「大きなものはない」としたものの、一番の原因はモチベーションの低下だったそうです。
この頃の高橋大輔さんは怪我に悩まされ、大会を欠場し休養していましたが、その中で「続けても頑張れる自分がいるのか。今の僕では不可能だと感じた」と明かしていました。
アイスダンスで現役再開
2018年、高橋大輔さんはシングル選手として現役復帰しました。
しかし1年後の2019年に12月の全日本選手権を男子シングルとしての競技会出場を最後にすること、アイスダンスに転向し村元哉中さんとペアを組むことを公表、2020年1月からアイスダンスの選手としての活動を始めました。
きっかけは、村元哉中さんからの「アイスダンスに興味があると聞いているけど、実際どう?」というメールが来たことだったそうです。
このメールを受けて挑戦を真剣に考えるようになった高橋大輔さんは、悩んだ末に「自分の価値観を広げたい」とアイスダンスの世界に入ったのでした。
高橋大輔がアイスダンスを引退した理由
2023年5月1日、高橋大輔さんはアイスダンスの現役引退を発表しました。
理由は、「高橋大輔さんの右膝が限界を迎えた」からです。
引退会見では、パフォーマンスをする上で限界を迎えたというわけではないものの、競技レベルでパフォーマンスをする中で、「(技術的な部分で)僕自身の努力ではどうしようもできないところに来てしまった」と話していました。
カップルを組んでいた村元哉中さんも「ひざを貸してあげたい、もうあげたいぐらい」と語るほど、高橋大輔さんの右膝の故障は辛いものだったようです。
高橋大輔の学歴
高橋大輔さんが通っていた学校について調べてみました。
高橋大輔の出身小学校
高橋大輔さんは、倉敷市立連島西浦小学校出身です。
8歳からフィギュアスケートを始めましたが、その前までは少林寺拳法や野球などをやっていました。
しかしどれも長くは続かなかったそうです。
高橋大輔の出身中学
小学校卒業後は、倉敷市立連島中学校に進学しました。
中学時代には初の国際大会となるトリグラフトロフィーで優勝、さらに全国中学校大会で2連覇を達成し、全日本ジュニア選手権を制しています。
高橋大輔の出身高校
中学校卒業後は、倉敷翠松高等学校に進学しました。
偏差値は、40です。
高校時代には、世界ジュニア選手権で日本男子として初めての優勝を飾りました。
高橋大輔の出身大学
高校卒業後は、関西大学に進学しました。
高橋大輔さんは文学部総合人文学科に在籍、偏差値は58です。
身体運動文化を専修していました。
その後、関西大学大学院文学研究科総合人文学専攻身体文化専修博士前期課程に進学するも、2015年に修士論文の未提出のため同大学院を中退しています。
高橋大輔が引退した後は何する?
アイスダンスを引退した高橋大輔さんですが、引退会見では今後について「僕自身は“かなだいカップル”としてまだまだパフォーマンスをやっていきたい。高橋大輔としてパフォーマンスをしていきたい」と話していました。
村元哉中さんと共にアイスショーに参加し、スケーターとしての活動は続けていくようですね。
高橋大輔のプロフィールや経歴
高橋大輔、仏のケヴィン・エモズとダンスへ❗
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) June 14, 2023
スケート靴を脱ぎ捨て本気のダンスも披露✨
まさかのオファーに驚き
「陸かー!」「がっつりストリート系?」https://t.co/3IeYgq88eV#高橋大輔 #ケヴィン・エイモズ #フィギュアスケート #THEICE2023 pic.twitter.com/XMcRrZunDQ
名前:高橋大輔
生年月日:1986年3月16日
出身地:岡山県
血液型:A型
身長:165cm
子供の頃に実家の裏の山にスケートリンクがオープンしたことがきっかけでフィギュアスケートを始めた高橋大輔さんは、中学生のころから大会で優勝するなど結果を残してきました。
2007年の日本・東京で開催の世界選手権では日本男子史上最高位となる銀メダルを獲得、2010年のバンクーバーオリンピックでは3位に入賞、日本及びアジア人の男子シングルの選手としては史上初の冬季オリンピックのメダルとなる銅メダルを獲得しました。
バンクーバー五輪から約1か月後の世界選手権ではSPとフリーともに1位の完全優勝を果たし、男子シングルでは日本・アジアで史上初の世界チャンピオンになり、フリーではシングルの選手として初めて、全てのスピン・ステップで最高評価のレベル4を獲得しています。
2014年のソチオリンピックには総合6位入賞に留まったものの、フィギュアスケート日本代表選手で冬季オリンピック三大会連続入賞(8位・3位・6位)と初めての記録を作りました。
アイスダンスでは、2021-2022シーズンで四大陸選手権、世界選手権代表に選出、四大陸選手権ではアイスダンスの日本勢史上最高順位の銀メダルを獲得しました。
さらに2022年10月、デニステンメモリアルチャレンジにて優勝を果たしています。
高橋大輔の所属事務所
高橋大輔さんは、現在「関西大学カイザーズフィギュアスケートクラブ(関西大学KFSC)」に所属しています。
マネジメントは「ユニバーサルスポーツマーケティング」です。
高橋大輔の年収
高橋大輔さんの年収は公表されていません。
フィギュアスケート選手の平均年収は1000〜3000万円と言われていますが、高橋大輔さんは知名度もあり、男子のフィギュア界で数々の記録を作ってきた方です。
またメディアに出演することも多いため、平均より多いかもしれませんね。
まとめ
フィギュアスケートを始めたのは憧れではなくたまたまだったという高橋大輔さんですが、数々の記録を作り、男子のフィギュアスケートを盛り上げてきました。
アイスダンスに転向してからも新しい道を作ってきたのは高橋大輔さんでした。
これからも高橋大輔さんがどんな道を作っていくのか、楽しみですね。