10代でデビューし「ボサノヴァの女王」と呼ばれるようになった小野リサさん。
独特のやわらかな歌声に惹かれた人は多いと思いますが、どんな学校で学び、どんな家庭で育ってきたのか気になりますよね。
お父さんやお母さんの影響、兄弟との関係など、幼少期からの環境は小野リサさんの音楽観にも大きく関わっているはずです。
さらに代表作や経歴を振り返ることで、なぜここまで長く愛され続けているのかも見えてきます。
実は学歴や家族背景についてはあまり表に出てこない部分も多いため、ちょっとしたエピソードに触れるだけでも新しい発見につながるでしょう。
小野リサの代表作は？
小野リサさんの代表作としてよく知られているのは、デビュー作のアルバム「カトピリ」と、1991年にリリースされた「ナナン」です。
「カトピリ」はブラジル音楽のリズムと日本人らしい繊細な感性が融合した作品で、彼女が”ボサノヴァの歌姫”として注目されるきっかけとなりました。
一方の「ナナン」は、日本ゴールドディスク大賞のジャズ部門を受賞しており、音楽業界からも高く評価されています。
ボサノヴァを日本に広く知らしめた小野リサのファースト・アルバム『カトピリ』とセカンド・アルバム『ナナン』が初アナログ化 – TOWER RECORDS ONLINEhttps://t.co/maDHYcsmmk#小野リサ pic.twitter.com/qJSv85puZo
— タワーレコード オンライン (@TOWER_Online) October 9, 2018
ちなみに小野リサさんは、その後も「ドリーム」「ナチュラリー」など数多くのアルバムを発表し、スタンダード・ジャズや日本のポップスの名曲をボサノヴァアレンジでカバーするなど幅広い表現に挑戦してきました。
特に「ナナン」はライブでも演奏される機会が多く、ファンにとって代表曲のひとつとして親しまれています。
現在までにリリースした作品は20枚以上にのぼり、ブラジルのみならず日本やアジア各国でも根強い人気を誇っています。
代表作とされる初期のアルバムを入り口に、その後の幅広いディスコグラフィーを追っていくことで、小野リサさんの音楽的な歩みをより深く知ることができるでしょう。
小野リサのプロフィールや経歴
小野リサさんは1962年サンパウロ生まれ。
10歳までブラジルで育ち、15歳でギターと歌を始め、1989年にアルバム『カトピリ』でデビューしました（公式プロフィール）。
小野リサ デビュー35周年＆ボサノバ65周年記念コンサートツアー🎶🎶
— 大泉町観光協会 (@oizumikanko) February 17, 2024
前売：6,000円(税込)
当日：7,000円(税込)
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✨ 注意
未就学児の入場はご遠慮下さい。
車椅子のご希望の方は主催者へご連絡ください。
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名前：小野リサ
生年月日：1962年7月29日
出身地：ブラジル
血液型：B型
身長：非公開
所属事務所：MSエンタテインメント
やわらかな声とリズム感あるギターでボサノヴァを日本に広め、1991年の『ナナン』、1992年の『ミニーナ』が日本ゴールドディスク大賞ジャズ部門を受賞。
のちに2006年・2007年にも同部門で受賞歴があり、受賞は計4回です（受賞履歴）。
1999年の『Dream』は日本で20万枚超のヒットとなり、代表作としていまも根強い人気があります（公式プロフィール）。
たとえば共演の幅も広く、アントニオ・カルロス・ジョビンさんやジョアン・ドナートさんら名匠と舞台を共にしてきたことも、表現の厚みにつながっています（公式プロフィール）。
実は活動の原点には、お父さんが営んだ東京・四谷のブラジル料理店「サッシペレレ」での弾き語り体験があり、若い頃から人前で歌う手応えを積み重ねてきました（朝日新聞＆w）。
2013年には、日本でのボサノヴァ普及の功績が評価され、ブラジル政府から「リオ・ブランコ国家勲章」を受章。
セレモニーでのスピーチや歌唱も報じられています（ORICON NEWS／日テレNEWS）。
近年も歩みは軽やかで、2023年にはユニバーサル＆ソニー共同の80曲ベスト『Amor pela Bossa Nova』を発表し、2024年はデビュー35周年として国内外でアニバーサリー公演を展開、2025年3月には日本青年館でファイナル公演を開催しました（公式プロフィール／ORICONプレス／日刊スポーツ）。
さらに2024年秋にはビルボードライブ3都市ツアーも開催され、定番曲に加えて映画音楽やJ-POPの名曲をボサノヴァで”今の感覚”にアップデートし続けています（Musicman）。
こうした受賞歴・代表作・最新公演情報を合わせて見ると、小野リサさんは「デビュー当時の輝き」だけでなく、更新し続ける現在進行形の表現者であることがよく分かります。
小野リサの所属事務所
小野リサさんは現在、音楽事務所「MSエンタテインメント」に所属しています。
この事務所はジャズやポップス、クラシックなど幅広いジャンルのアーティストが集まっているのが特徴で、ピアニストの島健さんやシンガーソングライターの村上ゆきさん、レゲエシンガーのMOOMINさん、ゲーム音楽でも知られる作曲家の下村陽子さんなど、多彩な顔ぶれが所属しています。
たとえば島健さんは数々の映画音楽や編曲で知られ、村上ゆきさんは透明感ある歌声でシーンを支え続けています。
そうした実力派のなかで小野リサさんが活動を続けていることからも、事務所の音楽的な信頼度やサポート体制の厚さが伝わってきます。
実はMSエンタテインメントは、単にアーティストのマネジメントをするだけでなく、コンサートや音源制作の企画にも積極的で、国内外での公演やコラボレーションの橋渡し役としても重要な役割を果たしています。
そのため、小野リサさんがこれまで世界各地で活動の幅を広げられている背景には、事務所の後押しがあると考えられます。
今後も周年記念公演や海外フェス出演など、大規模な企画が続くことが予想されるため、最新の活動情報はMSエンタテインメントの公式サイトやニュースリリースをチェックしておくと安心です。
小野リサの年収
小野リサさんの年収については公式に公開されていません。
ただ、日本国内だけでなくブラジルをはじめ海外の音楽シーンでも精力的に活動しているため、単なる国内アーティストの水準を大きく超えていると考えられます。
たとえばアルバムのリリースやコンサート収益に加えて、ジャズやボサノヴァのフェス出演、さらには海外での招聘公演など、多方面からの収入が想定されます。
実は音楽業界では、コンサートの規模や会場動員数によって収入は大きく変動し、著名なアーティストは1回の公演で数百万円規模のギャラを得ることも珍しくありません。
小野リサさんの場合、日本ゴールドディスク大賞の受賞歴やブラジル政府からの勲章授与といった実績からも、高い評価を受け続けていることがわかります。
さらにYouTubeや配信サービスでの音楽提供、タイアップ企画など、近年はオンラインからの収益源も増えている点は見逃せません。
SNS上では「海外ツアーや国内のホールコンサートをこなしていることを考えると、年収は数千万円規模では」といった声も見られますが、これはあくまで推測に過ぎません。
確かな数字は不明ながら、長年にわたり第一線で活躍している小野リサさんの活動量を見れば、安定した高収入を得ている可能性が高いと考えられます。
小野リサの学歴
小野リサさんの学歴は、公表されている部分と明らかになっていない部分があります。
子ども時代から音楽と深く関わりながら成長した背景をたどると、のちに“ボサノヴァの女王”と呼ばれるようになった土台がどのように築かれたのかが見えてきます。
小野リサの出身小学校
小学校については公式に明かされていません。
ただし10歳まではブラジル・サンパウロで過ごしていたため、現地の学校に通っていた可能性が高いです。
小野リサさんはインタビューで「現地では自然に音楽が身近にあった」と語っており、子ども時代からボサノヴァやサンバのリズムに触れていたことが、その後の音楽活動につながったと考えられます。
小野リサの出身中学
小学校卒業後は、頌栄女子学院中学校に進学しました。
偏差値は、61です。
この学校はキリスト教精神に基づいた教育で知られており、規律と品格を重んじる校風があります。
中学時代のエピソードとして有名なのは、尊敬していた女性ギタリストから学ぶために、なんと九州まで一人で通ったという話です。
音楽に対する強い探究心が早くから芽生えていたことがわかります。
小野リサの出身高校
中学校卒業後は、頌栄女子学院高等学校に進学しました。
偏差値は、70です。
同校は1994年から高校の生徒募集を停止し、中高一貫校として知られるようになりました。
小野リサさんが在籍していた当時は、勉強と音楽活動を両立させながら過ごしていたとされます。
友人の証言によると、この頃すでに人前で歌う機会があり、自然体で歌声を披露していたそうです。
小野リサの出身大学
高校卒業後については進学先が公表されていません。
情報も乏しいことから大学には進学せず、音楽活動を本格化させたと見られています。
1989年に歌手デビューを果たしているため、同世代の大学生がキャンパスライフを送っていた頃、小野リサさんはすでにプロとしてステージに立っていたことになります。
ちなみに、SNS上では「音楽一本で挑戦した姿勢がかっこいい」といった声も多く見られます。
こうして振り返ると、小野リサさんの学歴は一般的な進学ルートをたどりながらも、学生時代から強い音楽への情熱を貫いていたことが特徴的です。
小野リサの実家や生い立ち
小野リサさんは1962年7月29日にブラジル・サンパウロで誕生しました。
お父さんは音楽好きで、1958年にブラジルへ渡り、サンパウロで「クラブ一番」というライブハウスを経営していたことが知られています。
お母さんもそのお店を支え、家庭全体が音楽と深く結びついた環境だったのです。
幼い頃から日系ブラジル人の幼稚園に通い、家でも街でも自然と音楽に囲まれて育ったことが、後の音楽人生の基盤になったといえます。
10歳の頃に一家で日本へ移住し、東京・大森にあるビルで新しい生活をスタートしました。
ただ、当時はブラジルを離れるのがとても辛く、現地で親しくしていたお手伝いさんに自分の歌を録音して送ったり、逆にブラジルの音楽を送ってもらったりと、遠く離れても音楽を通じて心をつなぎ続けていたそうです。
こうした体験が、小野リサさんにとって「音楽は人と人を結ぶもの」という強い思いを育んだのかもしれません。
その後、1980年代後半には作曲活動を始め、1989年に待望の歌手デビューを果たしました。
ちなみにブラジルで育った背景からポルトガル語も自然に身につけており、その発音の美しさや歌声の伸びやかさは、現地のミュージシャンからも高い評価を受けています。
実家の環境や幼少期の生い立ちは、まさに小野リサさんの音楽スタイルの原点と言えるでしょう。
小野リサの父親
小野リサさんのお父さんは、小野敏郎さんといいます。
戦後間もない1950年代後半にブラジルへ渡り、現地で音楽と飲食の文化を融合させた店を営んだ人物です。
サンパウロで開いたライブハウス「クラブ一番」は、日本人だけでなく現地のブラジル人ミュージシャンも集う場となり、日本とブラジルをつなぐ交流拠点のような存在でした。
その後、日本に戻ってからも東京・赤坂でブラジル音楽と料理を楽しめる店「サッシペレレ」を経営し、日本でボサノヴァやサンバを広める大きな役割を果たしました。
敏郎さんは「日本にブラジル音楽を紹介したパイオニア」と呼ばれることもあり、ブラジル文化を日本に根付かせるきっかけをつくった功労者のひとりとされています。
店にはプロ・アマ問わず多くの演奏家が訪れ、演奏を通じて交流が広がっていったと伝えられています。
小野リサさんが幼い頃から自然に音楽に親しむことができたのも、お父さんの情熱が背景にありました。
敏郎さんは2012年に88歳で亡くなりましたが、その足跡は今も多くの音楽ファンや関係者に語り継がれています。
たとえばSNS上では「サッシペレレに通ってブラジル音楽の魅力を知った」という声も見られ、敏郎さんが築いた文化的な遺産の大きさを感じさせます。
お父さんの影響は、小野リサさんの音楽活動にも確かに息づいているといえるでしょう。
小野リサの母親
小野リサさんのお母さんは、小野和子さんといいます。
和子さんは常に小野リサさんの活動をそばで支え続けてきた存在であり、家庭と音楽活動の両立を陰で支える大きな力となってきました。
実は、2018年のインタビューで小野リサさんは「母と同居している」と語っており、仕事で多忙な時期にも安心して子育てに向き合えたのは、お母さんの協力があったからだと明かしています。
さらに和子さんは単なるサポート役にとどまらず、生活面でも娘の精神的な支えになっていたといわれています。
音楽家という不規則でプレッシャーの大きい職業を続けてこられた背景には、母親としての見守りと日常的な支えがあったことは間違いありません。
たとえばSNS上でも「小野リサさんの歌声の柔らかさは、お母さんの温かな存在があったからでは」という声が見られるほどです。
公の場で和子さん自身の詳細が語られることは多くありませんが、リサさんがブラジルから日本に移り住んだ後も、家族として一貫して寄り添い続けてきたことがうかがえます。
表舞台に立つ娘を陰から応援し続けるお母さんの姿は、小野リサさんの音楽の芯にある「優しさ」や「人と人をつなぐ温もり」にも少なからず影響していると考えられます。
小野リサの兄弟や姉妹
小野リサさんには妹さんが2人います。
姉妹の存在はあまり公には語られていませんが、家族全体が音楽やブラジル文化と深くつながっていることはよく知られています。
とくに三女の小野里笑さんは、お父さんが経営していた東京・吉祥寺のブラジル音楽と料理の店「サッシペレレ」で店長を務めていたことがあり、家族ぐるみで音楽と文化を伝える活動に関わってきました。
一方で次女については情報がほとんど公開されておらず、名前や職業なども明らかになっていません。
ただし音楽関係者の間では「小野家は姉妹でお互いを支え合ってきた」との声があり、表に出ていない部分でもリサさんの活動を家族全員で見守ってきたと考えられています。
ちなみに「サッシペレレ」は多くのブラジル音楽ファンや演奏家が集う場所で、リサさんのキャリア形成にも大きく影響したと言われています。
里笑さんが店長を担ったことは、単に家業を継いだというよりも、家族のルーツやお父さんの思いを守りながらブラジル文化を広める役割を果たしてきた、という意味合いが強いのかもしれません。
このように小野家の姉妹は、それぞれの形でブラジル文化やリサさんの音楽活動に寄り添い、見えないところで大きな支えになっていることが伝わってきます。
まとめ
小野リサさんの記事を振り返ると、生まれ故郷のブラジルで育まれた音楽環境や、お父さんが切り開いたブラジル文化とのつながり、さらにお母さんや妹さんたちに支えられてきた背景が大きな軸になっていました。
幼い頃から自然にボサノヴァのリズムに触れてきたことが、今の独自の歌声につながっているのだと感じます。
世界中のステージで多くの人を魅了してきた小野リサさんですが、その根底には家族の存在と文化の絆があることが改めて伝わってきました。
これからも世代や国境を越えて、心地よい音楽を届け続けてくれることを楽しみにしながら、彼女の歩みを温かく見守っていきたいですね。