幾田りらの出身高校や大学は？YOASOBIとの違いは？事務所や年収も

幾田りらさんは、ソロと「YOASOBI」のボーカルを行き来しながら、透き通る声で物語も日常もすっと届けてくれる人です。

どんな学校で感性を育て、どんな経験が今の歌に結びついているのか、気になる方は多いはず。

たとえば学びの歩み、ソロとikura名義での表現の切り替え、所属体制や収益の仕組みまで丁寧にたどると、彼女の魅力の輪郭がいっそう鮮明になります。

音と言葉を大切に積み重ねてきた足跡、その核心にそっと触れる内容です。

幾田りらの学歴

幼いころから舞台や音に惹かれてきた幾田りらさん。

小中高と同じ学び舎で経験を重ね、ピアノやギター、アンサンブルの活動で“伝える力”を磨いてきました。

高校時代にはテレビ番組出演で注目を集め、大学では音楽を専門的に学びながら創作の幅を広げています。

どんな学校環境が歌声と表現を支えてきたのか、歩みをなぞると輪郭がはっきりしてくるはずです。

幾田りらの出身小学校

幾田りらさんの出身小学校は、東京・三鷹にある明星学園小学校です。

幼少期から“表現すること”に夢中で、校内行事でも前に立つ機会が多かったそう。

学園側も卒業生として幾田りらさんを紹介しており、創立以来の自由で伸びやかな校風の中で感性を育んだことがうかがえます。

音楽面では、小学低学年からピアノに親しみ、6年生頃にはギターで弾き語りにも挑戦。

友だちへの“卒業プレゼント”として自作曲を披露したエピソードが語られており、創作の原点が小学校期にあるのが印象的です。

たとえば、舞台への関心も早くから芽生え、小学3〜6年生はミュージカル劇団に所属。

後年のテレビ番組でも“いまでも楽屋で一人ミュージカルをやる”と明かすなど、表現の土台はこの頃に形づくられています。

ちなみにスポーツも得意で、テレビ東京『あのちゃんの電電電波♪』（2024-05-07放送）では“運動神経抜群”として紹介。

学校生活ではリレーの常連だったと伝えられ、音楽と運動の両輪で過ごした小学校時代だったのではないでしょうか

幾田りらの出身中学

幾田りらさんは、小学校を卒業後もそのまま内部進学で明星中学校へ進みました。

明星学園は芸術教育に力を入れており、個性や表現を尊重する校風が特徴です。

幾田さんがのびのびと音楽活動を続けられたのも、こうした環境に支えられていたからかもしれませんね。

中学ではアンサンブル部に所属し、担当はトランペット。

メロディを支える金管の音色を通してアンサンブルの基礎を学び、のちのハーモニー感覚にも大きく影響したと語っています。

また、文化祭では友人たちとバンド演奏を披露するなど、早くも人前での表現を楽しむ姿が見られたそうです。

さらに、女優の小野莉奈さんとはこの明星中学校での同級生。

同じクラスで過ごすうちに仲を深め、現在でも「親友」と呼び合う関係が続いています。

小野さんがインタビューで「中学のころからずっと、りらは音楽を続けていて本当に尊敬している」と語る場面もあり、お互いの活動を刺激し合う関係が続いているようです。

勉強面でも明星中学校の偏差値はおよそ53といわれ、学力と感性の両方を育てるバランスの取れた環境。

幾田さんにとっては、音楽の基礎と仲間の絆を育んだ大切な3年間だったのではないでしょうか。

幾田りらの出身高校

幾田りらさんは、中学卒業後も系列の明星高等学校に進学しました。

偏差値はおよそ59で、勉学と芸術の両立を重んじる校風が特徴です。

高校時代も音楽活動を精力的に続け、友人の前で自作曲を披露したり、SNSで歌声を発信したりと、少しずつ“表現者としての幾田りら”を形づくっていきました。

特に注目を集めたのが、2017-12-03に放送されたテレビ朝日系『今夜、誕生！音楽チャンプ』への出演です。

当時2年生だった幾田さんは、“24時間音楽漬け女子高生”というキャッチコピーで登場し、純粋に音楽を愛する姿が印象的でした。

残念ながら初戦敗退でしたが、番組をきっかけにその透明感のある歌声と素直な表現力が視聴者の心を掴み、ネット上でも「この子の歌、すごく心に残る」と話題に。

本人ものちに「悔しかったけど、自分の音楽をもっと追求したいと思えた」と振り返っています。

また、この時期はライブハウスやストリートでの弾き語り活動も増え、学校の枠を超えて自分の音楽を磨く日々だったそうです。

明星高校では仲間との協働を大切にする教育方針があり、文化祭では生徒主導で音楽企画を行うことも多いとのこと。

幾田さんもその自由な校風の中で、音楽に没頭できる環境を最大限に活かしていたようです。

当時のインタビューでは「学校帰りにギターを抱えて練習していた」「放課後が一番クリエイティブな時間だった」と語っており、まさにこの時期が“アーティスト・幾田りら”の基盤をつくった時代といえるでしょう。

幾田りらの出身大学

幾田りらさんは、高校卒業後に日本大学藝術学部の音楽学科・情報音楽コースへ進学しました。

創作と実技を並走させる環境で、作曲や録音、デジタル制作まで幅広く学びつつ、学外の音楽活動とも丁寧に両立していた時期です。

在学中はライブやレコーディングの現場経験が増え、授業で得た知識をすぐ創作に還元できるのが強みでした。

学びの集大成となったのが卒業論文で、専門的なテーマを自分の言葉で掘り下げ、作品制作と研究を接続させました。

評価も高く、学部内の表彰である「芸術学部奨励賞」を受賞しています。

研究姿勢がアーティスト活動の芯にあることが、この受賞からもうかがえます。

卒業は2023-03-27に公表され、情報音楽コースの修了と表彰が公式にアナウンスされました。

学業の節目を迎えつつも表現は途切れず、ステージや作品の解像度を上げていく“学び続ける姿勢”が、その後の活躍にもつながっています。

ちなみに大学期の経験は、ソロとユニットで異なる音像を組み立てる際の“設計図”として機能。

録り方やミックスの判断、歌詞の言葉選びにまで、学術的な視点が息づいている印象です。

音楽家としての幹を太くした4年間だったのではないでしょうか。

幾田りらのプロフィールや経歴

1st ALBUM『Sketch』
発売＆配信スタートしました🎨
[全曲 作詞作曲 ]

15歳から活動を始めて7年、
本日1st ALBUMのリリースを迎えました

皆さんの日常に寄り添い、そばに置いておきたい音楽であれたら嬉しいです

🎧配信リンクhttps://t.co/UQwI7Dc8yq#幾田りらSketch で是非感想聞かせてね☺︎ pic.twitter.com/O5jbRiWpsI

— 幾田 りら (@ikutalilas) March 7, 2023

幾田りらさんは、中学2年の頃から路上やライブハウスで歌い始め、2015-01-01ごろには「東京ガールズオーディション」アーティスト部門で3次審査へ進出。

翌年はSony Musicの新人育成「the LESSON」第4期に参加し、同年8-26にデモ作『15の想い』を発表しました。

2017-01-01以降はアコースティックユニット「ぷらそにか」で動画やライブに登場し、透明感ある歌声で支持を広げます。

2019-01-01にはAyaseさんと「YOASOBI」を結成し、『夜に駆ける』がブレイク。

以降も快進撃が続き、2023-04-12配信の「アイドル」は世界的ヒットとなりました。

ソロでは2023-02-15に1stアルバム『Sketch』をリリースし、同年ドラマ『パリピ孔明』で劇中歌「DREAMER」を手がけ本人役で出演。

路上から世界のチャートまで、学びと実践を重ねながら表現の幅を丁寧に広げてきた歩みです。

幾田りらとYOASOBIのikuraの違いは？

🍉パクパクわんぱく夏休み👙
Ayaseさんのふるさと山口県の
SHUNAN RISING HALL公演

ありがとうございました！！
愛に溢れてた〜☺️
また必ず帰ってきます💭 pic.twitter.com/5wQTeGeEim

— 幾田 りら (@ikutalilas) September 20, 2022

幾田りらさんは、ソロでは本名の「幾田りら」、ユニット参加時はボーカリスト名「ikura」として活動します。

呼び名を分ける軸は“作品の成り立ち”です。

ソロ名義では幾田りらさん自身が詞曲を担い、日常の感情や風景を自身の言葉で掬い上げるスタイル。

対して「YOASOBI」はAyaseさんがコンポーザーとして小説原作を題材に曲をつくり、ikuraとして物語の語り手に徹して歌う設計になっています。

制作の入口が「私（=自分の物語）」か「小説（=物語の登場人物）」かで、声の運びや言葉の置き方も自然と変わるんですよね。

なお、ユニットの明確なコンセプトは「小説を音楽にする」。

この前提があるから、ikuraとしては作家が紡いだ情景を丁寧に受け取り、聴き手に橋渡しする役目にフォーカスできます。

ソロとユニットの両輪があることで、幾田りらさんの表現は“内側を描く歌”と“物語を演じる歌”の二層で豊かに広がっているのではないでしょうか。

幾田りらの性格

幾田りらさんは、ステージでは繊細で情感豊かな歌声、ふだんは肩の力が抜けた明るさが魅力です。

ちょっと天然でユーモアもあり、「ジェットコースター」を「ゼットコースター」と思っていた可愛らしい勘違いエピソードも知られていますよね。

いっぽうで小さな頃から独学でギターや作詞作曲に打ち込み、ソロでもYOASOBIでも妥協しない努力家。

スタッフや共演者への気配りも丁寧で、SNSやライブでの距離の近いコミュニケーションが“人としての温かさ”をそのまま伝えているのではないでしょうか。

幾田りらの所属事務所

幾田りらさんの現在のマネジメントは、ソニー・ミュージックエンタテインメントが2024-09-12に発足した新マネジメント＆レーベル「Echoes」です。

ソロ名義の幾田りらさん、そしてAyaseさんと組むユニット「YOASOBI」もEchoesのアーティストとして明記されており、制作からプロモーションまで一体でサポートされる体制が整っています。

たとえば新曲の展開やツアー、コラボ企画まで“レーベル×マネジメント”が横断する仕組みで、音源とライブ、映像やSNSの動きを連動させやすいのが強みなんですよね。

なお、名義の切り替えに合わせて役割も変わります。

ソロでは幾田りらさん自身の詞曲・表現にフォーカス、ユニットではikuraとして“物語を歌う”ボーカルワークに専念。

いずれもEchoesの枠組みの中で企画・制作が前進するため、スピード感のあるリリースや海外展開にもつながっていると考えられます。

幾田りらの年収

幾田りらさんの具体的な年収は非公開ですが、ソロと「YOASOBI」の両軸で活躍していることを踏まえると、かなりの高収入であると見られます。

音楽ストリーミング・CD売上・ライブ・広告契約など複数の収益源を持ち、特に「YOASOBI」としてのヒットが収益の大きな柱になっています。

まず、ストリーミング再生だけでも相当な規模です。『夜に駆ける』は2023-08-09時点で日本初の累計10億回再生を突破し、『アイドル』もYouTube再生4億回超えを記録。

SpotifyやApple Musicなど主要配信サービスからの印税収入は、単曲単位でも高額と考えられます。

また、ライブ収益も大きく、YOASOBIの2024年アリーナツアーは全公演即完売。

グッズ販売や映像配信を含めると、1ツアーあたり数億円規模の経済効果が生まれたと報じられています。

幾田りらさん自身のソロライブもチケット完売が続き、固定ファン層の厚さが収益の安定に寄与しているようです。

さらに、CMタイアップも多数。

2023年には「カップヌードル」「ミスタードーナツ」「東京海上日動」など大手ブランドとのコラボ楽曲を担当し、出演料や著作権収入が上乗せされています。加えて、YOASOBI公式YouTubeチャンネル（登録者数約880万人／2025-11時点）の広告収益も無視できません。

これらを総合すると、年間収入は数千万円〜1億円前後のレンジで推定されます。

国内外での活動拡大、ストリーミング市場の成長を考慮すれば、今後さらに上昇する可能性も高いでしょう。

音楽性だけでなく、活動の広がりそのものが彼女の影響力を示しているようです。

まとめ

幾田りらさんは、学生時代から音楽と真摯に向き合い、試行錯誤を重ねながら確実にステップアップしてきたアーティストです。

路上ライブから始まった活動が、いまや世界の音楽シーンへと広がっているのは、積み重ねた努力と“音を愛する気持ち”の賜物でしょう。

ソロとしては日常の中の感情を丁寧に描き、YOASOBIでは物語の語り手として世界観を表現する。その両面が彼女の魅力をより深くしています。

また、明るく人懐っこい性格や、時折見せる天然な一面もファンから愛される理由のひとつ。

スタッフや共演者への気配りも忘れず、周囲の信頼が厚いのも納得です。

Echoesのサポートを受けながら、音楽家としての自由度を保ちつつ活動を続けている現在、ソロとYOASOBIの両輪で成長を続ける姿は、まさに“令和のシンガーソングライター像”を体現していると言えそうです。

楽曲のヒットや国内外ツアー、数々のタイアップで経済的にも成功を収めていますが、何より彼女の原動力は“歌で人の心を動かしたい”という想い。

これからもそのまっすぐな声で、国境を越えて多くの人に温もりを届けてくれるはずです。次にどんな物語を歌ってくれるのか、楽しみに待ちたいですね。