2024年10月14日からスタートした、趣里さん主演のドラマ『モンスター』の第1話がとても面白かったと評判です。
実際にどのようなところが見どころだったのか。
今回は、ドラマ『モンスター』の考察やレビュー、ネットの反応も調べてみました!
※この記事は『モンスター』第1話のネタバレも含みますので、まだ第1話を見てない方で内容を知りたくないという方は、見逃し配信などを見てからこの記事を読まれることをおすすめします。
神波良子の型破りな登場
『モンスター』の第1話は、神波良子の突然の登場から始まります。
趣里さん演じる神波良子は、YOUさん演じる大草圭子が所長を務める「大草圭子法律事務所」にいきなりやってきて、「弁護士をやってみることにした」と言い出します。
弁護士らしい服装もしていないし、素性もよくわからないのに、ただ弁護士バッジを見せるという不思議な行動を取ります。
このシーンからして、神波が普通ではないキャラクターであることがわかり、視聴者を一気に引き込みました。
神波の登場シーンはとてもインパクトがあり、独特の雰囲気と自信たっぷりな態度が印象に残りました。
普通、弁護士といえばフォーマルで堅実なイメージが強いですが、神波はそのイメージを完全に覆しています。
このギャップこそが彼女の魅力であり、第1話の冒頭から視聴者に強烈な印象を与えたのです。
また、神波が所属することになった法律事務所のスタッフが彼女にどう対応するかというシーンも面白く描かれているところもみどころです。
初対面で「弁護士をやってみることにした」と言う神波に対し、所長の大草が驚くどころかすぐに受け入れたことも意外なところで、それまでの関係なども気になるところでした。
このような非日常的なやり取りが物語の始まりを盛り上げています。
神波良子と杉浦義弘の異色コンビの魅力
神波良子とSixTONESのジェシーさんが演じる杉浦義弘のコンビは、ドラマ『モンスター』の見どころの一つになります。
杉浦は東大法学部卒の若手弁護士で、真面目で努力家なキャラクターです。
一方で、神波は型破りで自由なスタイルを貫いて、2人は真逆なキャラクターなコンビと言えます。
この2人の掛け合いが非常に面白く、杉浦が神波の大胆な行動に振り回される姿が笑いを誘います。
杉浦は初めのうちは神波のやり方に戸惑い、時には注意しますが、神波はそんな制止を無視して突き進みます。このギャップが物語にユーモアを加えています。
神波の行動はまるでゲームをしているかのように自由奔放で、法律の枠を超えた大胆な手段を取ることもあるのです。
それに対して杉浦は常に法律の範囲内で解決しようとするため、2人の間には対立が生まれ、その対立が物語の面白さを引き立てているスパイスになっています。
杉浦は神波の自由すぎる行動に驚きつつも、しっかり結果を出していることにどこか尊敬の念を抱いているように見えます。
例えば、神波が裁判に必要な証拠を集めるためにコンビニ店員を雇ったり、ネットで炎上させたりするシーンでは、杉浦が「こんなことが許されるのか」と驚きながらも、その結果に感心している様子が描かれていました。
この2人のやり取りが、物語に緊張感とユーモアをもたらしていることも魅力の一つですね。
ハラスメント事件と川野紗江の悲劇 ※ネタバレ注意
『モンスター』第1話では、櫻坂46の藤吉夏鈴さんが演じるパワハラやセクハラの被害者である川野紗江の悲劇が描かれていました。
川野は上司からのハラスメントを受け、さらに美波さん演じるカウンセラーの梅本ますみからの冷たい発言が原因で精神的に追い詰められてしまいました。
そして、川野は自ら走るトラックの前に飛び込んで、命を絶ってしまったのです。
その直前に、萩原利久さん演じる恋人の塩屋遼とのメッセージのやり取りで、「死ね」とメッセージが送られました。
それが原因で、川野が自殺としたとして自殺教唆の容疑で塩屋は逮捕されてしまいます。
塩屋の弁護依頼を受けて杉浦が反対する中、神波良子が便頃することになりました。
神波良子はこの事件に関わり、真実を追求するために動き出しますが、その過程で彼女の型破りな行動が多く見られました。
悲劇的な状況を通じて、職場環境やカウンセリングの在り方についての問題が提起されています。
このエピソードでは、ハラスメントが個人の精神にどれほど大きな影響を与えるかがリアルに描かれています。
川野は自分の居場所を失い、精神的に孤立していましたが、それでも生きようと必死に耐えようとしていました。
しかし、上司からの無責任な扱いとカウンセラーの冷たい対応が、彼女の最後の希望を打ち砕く結果となってしまったのです。
この事件を通して、職場環境の改善がどれほど重要であるか、またカウンセラーという職業に求められる倫理観の重さが強調されています。
また、神波良子がこの問題にどのように対応するかも非常に興味深い点です。
彼女は手段を選ばず、真実を暴くためにあらゆる方法を使います。
コンビニ店員を使って情報を集めたり、ネットで炎上させたりする彼女の行動は、一見非常識に見えますが、それが被害者を救うためだとわかると、視聴者は彼女を応援したくなってしまいます。
この大胆で型破りなやり方が、神波良子の最大の魅力です。
神波良子の父親と彼女の過去の謎
神波良子の過去についても第1話で少し触れられています。
古田新太さんが演じる父親は元弁護士で、現在は失踪中という設定です。
神波が突然弁護士になると言い出した背景には、この父親の存在が大きく関わっている可能性があります。
父親は無敗の最強弁護士だったということもあり、神波の行動や考え方にどのように影響を与えているのか、今後の展開が非常に楽しみですね。
この謎がどのように明かされていくのか、視聴者の興味を引きつけます。
神波が父親について語るシーンでは、彼女の中にある父親への複雑な感情が垣間見えました。
尊敬と反発が入り混じった感情で、彼女の行動の根底には「父親を超えたい」という強い意志が感じられます。
父親が無敗の弁護士であったことから、そのプレッシャーは相当なものだったはずです。
このプレッシャーが、彼女の型破りで常識にとらわれない行動の動機の一部になっているのではないかと考えられます。
また、父親の失踪についても多くの謎が残されています。
なぜ彼は姿を消したのか、そしてそのことが神波にどのような影響を与えたのか、今後の物語で少しずつ明らかになっていくことでしょう。
そして、父親はなぜ毎月20万円を神波に振り込んでいたのでしょうか。
彼女が父親の足跡を追いながら、弁護士としてどのように成長していくのかという点が、このドラマの大きな見どころの一つです。
『モンスター』を見たネットの反応
話題のドラマ『モンスター』を見た人達の反応を見てみましょう
かなり良い反応が多かったです。
実情を伝えたく、ネガティブな反応と思ったのですが、本当にそのような反応は見つかりませんでした。
かなり良いスタートを切っていると言っていいでしょう。
これからも期待ですね!
第1話のまとめと次回予告:アイドルの盗作疑惑
第1話の最後には、神波良子が担当する次の案件として、アイドルの新曲に盗作疑惑が浮上するという展開が予告されました。
神波は常識を超えた方法で問題を解決しようとするので、次回もまた驚かされること間違いなしです。
杉浦とのコンビでどのように事件を解決していくのか、そして神波の過去の謎が少しずつ明かされていく様子からも目が離せません。
次回の予告では、アイドルの盗作疑惑に関する裁判が描かれることが示唆されました。
この新たな案件も非常に興味深いテーマであり、神波がどのように挑むのかが見どころです。
特に、彼女がアイドル業界という一般とは異なる世界にどのように切り込んでいくのか、その独特なやり方が再び視聴者を驚かせることでしょう。
また、杉浦がどのように神波をサポートするのか、彼の成長も注目ポイントです。
第1話では、神波に振り回されながらも次第に彼女の実力を認めていく姿が描かれており、今後の2人の関係性がどう変化していくのかが楽しみでこちらも見どころと言えます。
このコンビが次にどんな壁にぶつかり、どのように乗り越えていくのかを期待しながら、次回の放送を待ちたいと思います。
『モンスター』は、一話完結の法廷バトルを軸にしながらも、神波良子というキャラクターの人間性や過去に迫る要素もあり、多層的に楽しめるドラマです。
次回の放送が待ち遠しいですね。