NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第11話「本圀寺の変」が、2026年3月22日に放送されました。
今回の舞台は、自治都市・堺と、京の本圀寺の2か所。
信長(小栗旬さん)から無茶な命令を受けた小一郎(仲野太賀さん)と藤吉郎(池松壮亮さん)が、くせ者ぞろいの堺商人たちと丁々発止の交渉を繰り広げる一方、将軍・足利義昭(尾上右近さん)が三好三人衆の奇襲に立ち向かう緊迫の籠城戦が同時進行で描かれました。
笑えて、震えて、最後にじんとくる——そんな第11話の全内容を、ネタバレありでたっぷりお届けします。
※この記事にはドラマ本編のネタバレが含まれます。ご注意ください。
小一郎と藤吉郎、信長の無茶ぶりを受けて堺へ
畿内を手中に収めた信長(小栗旬さん)が、小一郎(仲野太賀さん)と藤吉郎(池松壮亮さん)に新たな命令を下すところから、第11話は幕を開けます。
その内容は、大和を治める武将・松永久秀(竹中直人さん)を仲介役に立て、堺の商人・今井宗久(和田正人さん)たちから矢銭二万貫を納めさせよというもの。
矢銭とは、戦の軍資金として徴収されるお金のことです。
二万貫という額は、現代の貨幣価値に換算すると数十億円規模ともいわれており、商人たちにとっては到底のめない要求でした。
しかも相手は、「銭・情報・鉄砲」が集まる日本随一の自治都市・堺の会合衆です。
堺は当時、どの大名にも属さず、商人たちが自ら自治を行っていた特別な都市でした。
そこへ乗り込んで「金を出せ」と迫るのは、どれだけ織田方の勢いがあったとしても、容易な話ではありません。
松永久秀の案内のもと、兄弟は堺へと向かいます。
久秀はこの時点で、将軍殺しの汚名を着せられた複雑な立場にある人物です。
信長に取り入るために堺交渉の仲介役を買って出た久秀の思惑と、兄弟の緊張感が入り混じりながら、物語は堺の会所へと向かっていきます。
そうですね、失礼しました。H2-2を書き直します。
会合衆との駆け引き——小一郎が見せた逆転の一手
堺の会所に集まった会合衆を前に、兄弟はさっそく壁にぶつかります。
信長の書状を突きつけ矢銭二万貫を求めると、商人たちの反応は冷ややかなものでした。
今井宗久・津田宗及との会所での攻防
今井宗久(和田正人さん)をはじめとする会合衆は、この要求を「脅し」と受け取り、首を縦に振ろうとしません。
自治都市・堺で長年生き抜いてきた商人たちは、権力者の圧力に慣れています。
多少の威圧では、びくともしない相手でした。
鉄砲三百丁——小一郎が場をひっくり返した瞬間
交渉が行き詰まりかけたそのとき、小一郎が一つの案を提示します。
二万貫をそのまま徴収するのではなく、その金額分の鉄砲三百丁を買い取るという形にする——というものでした。
「脅して取る」から「買う」へ。

この発想の転換が、場の空気をがらりと変えます。
商人にとっては取引になる。信長にとっては鉄砲が手に入る。双方に筋の通る着地点を、小一郎がその場で見つけ出した瞬間でした。
視聴者からも「小一郎の調整力がすごい」「キラキラした目が心震わせる」といった声が多く上がった、今話屈指の見せ場です。
タイムマシーン3号がサプライズ登場——堺商人役で大河初出演
この堺の交渉シーンで、もう一つ大きな話題を呼んだのが、お笑いコンビ・タイムマシーン3号のサプライズ登場です。
山本浩司さんが会合衆の一員・能登屋役、関太さんが橘屋又三郎役として、事前告知なしで画面に現れました。
2人とも関西弁のセリフを披露し、「そんな理不尽なこと、のめるわけないやろ!」(山本さん)といったやり取りが、場の緊張をほどよく和らげる効果を生んでいました。
昨年の大河ドラマ「べらぼう」でも芸人の起用が話題になっていただけに、SNS上では「今年も芸人!?」「存在感エグい」と驚きの声が相次ぎました。
2024年のブレイクタレントランキング4位にも選ばれたコンビが、ここにきて大河俳優デビューを果たしたことも、話題に拍車をかけました。
松永久秀という男——九十九茄子を差し出した真意
堺交渉の場で、一際存在感を放っていたのが松永久秀(竹中直人さん)です。
将軍殺しの汚名と、久秀が選んだ生き残りの道
久秀はこの時期、「将軍殺し」の汚名を着せられた人物として知られていました。
13代将軍・足利義輝を襲撃し殺害したとされる久秀は、武将としての実力は誰もが認める一方で、その素性を信じ切れない者も多く、信長の周囲でも一筋縄ではいかない存在として描かれています。
第11話では、そんな久秀が自らの忠誠を示すために、名物茶器「九十九茄子(つくもなす)」を差し出す場面が印象的に描かれました。
九十九茄子は、当時の茶人・商人・武将のあいだで絶大な価値を持つとされた名物中の名物です。
その茶器を惜しげもなく差し出し、大和支配を願い出るという久秀の行動は、計算なのか、本心なのか——見ている側をじわりと不安にさせる場面でした。
竹中直人が演じる久秀——「腹の底が見えない」と話題の理由
腹の底が見えない笑顔、静かな威圧感、それでいてどこか人間くさい久秀像は、SNS上でも「竹中直人さんの久秀が最高」「不気味なのに目が離せない」と多くの反響を集めました。
竹中直人さんといえば、過去に映画「秀吉」で豊臣秀吉を演じた経歴を持つ方です。
今作では秀吉ではなく久秀として、小栗旬さん演じる信長や池松壮亮さん演じる藤吉郎と対峙する構図も、ドラマファンの間で話題になっています。
信長に取り入りながら、自分の生き残りを着々と図っていく久秀の姿は、今後の物語でも重要な役割を担っていきそうです。
本圀寺の変——信長不在を突いた奇襲と義昭の覚悟
堺での交渉が進む一方、京では緊迫した事態が動き始めていました。
三好三人衆が仕掛けたタイミングと狙い
将軍・足利義昭(尾上右近さん)を追い落としたい三好三人衆が、信長不在のタイミングを狙い、義昭のいる京の本圀寺を奇襲します。
本圀寺の変は、1569年に実際に起きた史実の事件です。
信長が畿内を押さえたとはいえ、当時はまだ反織田勢力が各地に残っており、三好三人衆もその一つでした。
将軍を排除すれば、信長の権威の根拠を崩せる——そんな計算が、この奇襲の背景にありました。
少数の幕府兵しかいない本圀寺に、三好勢が一気に攻め込む展開は、第11話のシリアスパートの核心として描かれています。
義昭が兵を鼓舞した「豊作の世にしてくだされ」
追い詰められた状況のなか、義昭は自ら前線に立ち、兵たちを鼓舞します。
「みんなのため。豊作の世にしてくだされ」——そんな言葉で兵の士気を奮い立たせる義昭の姿は、これまでのひ弱な将軍像を覆すような力強さがありました。
SNS上でも「義昭が歴代で一番有能でイケメン」「義昭がこんなにカッコよく描かれる大河は初めて」といった声が多く上がり、尾上右近さんの演技とあわせて大きな話題となりました。
小一郎が堺で見せた機転と、義昭が本圀寺で見せた覚悟。
二つの戦場が並行して描かれることで、第11話全体のテンションが一気に引き締まっていきます。
祟りと機転——小一郎の変装が生んだ爆笑と逆転劇
本圀寺の変のクライマックスで、第11話最大の笑いと感動が同時にやってきます。
僧侶に扮した小一郎が「祟り」をチラつかせた一幕
籠城戦が続くなか、小一郎が取った行動が視聴者の爆笑を誘いました。

僧侶に変装した小一郎が、三好三人衆に向かって「祟り」をちらつかせ、撤退を迫ったのです。
戦国時代において、寺社や僧侶の「祟り」は、武将たちにとって無視できない脅威でした。
理屈ではなく、相手の心理的な弱点を突く——堺での交渉で見せた発想の転換と同じ構造が、ここでも小一郎らしい形で炸裂しました。
SNS上では「笑ったw」「小一郎の変装シーン最高」「祟りって言い出したときのリアクションが好きすぎる」といった投稿が放送中から相次ぎ、今話屈指のバズシーンとなりました。
織田軍到着——三好三人衆が撤退するまでの流れ
祟りで動揺した三好勢のところへ、タイミングよく織田方の援軍が到着します。
寒さに震えながら包囲を続けていた三好三人衆は、援軍の到着を前についに撤退を決断します。
義昭の覚悟と小一郎の機転、そして援軍の到着が重なったこの場面は、緊張・笑い・カタルシスが一気に押し寄せてくる第11話のフィナーレにふさわしい展開でした。
放送終了後のSNSでは「笑えて震えてじんとした」「こんな大河ドラマ見たことない」といった感想が相次ぎ、視聴者の満足度の高さをうかがわせました。
第11話の感想まとめ——笑えて、震えて、泣ける一話だった
コメディとシリアスを行き来するこのドラマの魅力
「豊臣兄弟!」第11話は、堺の交渉劇と本圀寺の籠城戦という二つの軸を並行させながら、笑いと緊張と感動を一話のなかに詰め込んだ、密度の高い回でした。
タイムマシーン3号のサプライズ登場、祟り変装シーンの爆笑、義昭の鼓舞シーンの感動——それぞれが独立したハイライトとして成立しながら、小一郎という人物の「機転と人間味」という一本の軸でつながっています。
コメディとシリアスを行き来しながら、どちらも中途半端にならない。
この絶妙なバランスこそが、「豊臣兄弟!」が毎週多くの視聴者を引きつけている理由の一つだといえます。
SNS上でも「笑いながら感動できる大河は珍しい」「コメディだと思って見てたら急に泣かされた」といった声が多く、視聴者の総合的な満足度は非常に高い回となりました。
第12話の予告に映った”超絶美女”——次回への期待
第11話の放送終了後、次週予告で新たなキャラクターとみられる美女が登場し、SNS上で早くも話題になっています。
第12話のサブタイトルは「小谷城の再会」。
お市(宮崎あおいさん)と浅井長政(中島歩さん)の絆がどう描かれるのか、そして新キャラクターが物語にどんな風を吹き込むのか、次回への期待が高まります。
放送は2026年3月29日(日)夜8時、NHK総合にて。
見逃した方はNHKプラスでの配信もあわせてチェックしてみてください。
出典まとめ
- モデルプレス「【豊臣兄弟! 第11話】小一郎&藤吉郎、信長の命令に苦戦」(2026年3月21日)https://mdpr.jp/drama/4748503
- シネマカフェ「『豊臣兄弟!』第11回あらすじ・場面写真」(2026年3月14日)https://www.cinemacafe.net/article/2026/03/15/107913.html
- ORICON NEWS「『豊臣兄弟!』第11回 信長不在に本圀寺が襲撃される」https://www.oricon.co.jp/news/2440398/full/
- ORICON NEWS「『豊臣兄弟!』次週予告で”超絶美女”解禁」https://www.oricon.co.jp/news/2443789/full/
- スポニチアネックス「『豊臣兄弟』タイムマシーン3号サプライズ初大河」(2026年3月22日)https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6d33614dd6bd481e86879463a84281a9c512ed
- ステラNET「『豊臣兄弟!』第11回のあらすじ」(2026年3月12日)https://www.steranet.jp/articles/110581
『豊臣兄弟!』の見逃し配信はコチラ!


