俳優として舞台やドラマに数多く出演し、近年は自ら演出も手掛けるなど多才な活動を続ける岸谷五朗さんですが、若い頃には“ヤンキーだった”という噂が根強く残っています。
穏やかで包容力のある父親役を演じることも多い彼が、本当に不良時代を過ごしていたのかは気になるところです。
そこで今回は、岸谷五朗さんのこれまでの経歴とともに、地元で語り継がれるヤンキー時代のエピソードを詳しく紹介します。
岸谷五朗は若い頃ヤンキーだった？
岸谷五朗さんは、自らも振り返っているように、若い頃はかなり血気盛んな性格だったようです。
学生時代は多摩エリア一帯で「三多摩の五朗」と呼ばれ、地元では喧嘩の強さで知られる存在でした。
周囲からも“不良”と見られることが多く、当時は些細なことで火がつくほど短気だったといいます。
その気質は後に演じる役柄にも活きており、舞台やドラマで見せる迫力のある演技の源になっているとも考えられます。
実際、親しい俳優仲間が語ったエピソードでは、渋谷で絡まれた際に相手をあっという間に制してしまったこともあるそうで、若かりし日の岸谷さんの武勇伝として今も語り継がれています。
岸谷五朗のヤンキーエピソード①履歴書に特攻服姿の写真
岸谷五朗さんの若き日の破天荒さを物語るエピソードのひとつが、劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」への入団試験です。
大学在学中、舞台俳優を志して同劇団に応募した際、なんと履歴書に貼ったのは特攻服姿で写った写真。
すでにその時点で並々ならぬ個性を放っていました。
さらに試験での一人芝居では、土下座して許しを乞う相手に対し「死刑」を宣告するという、常識を超えた衝撃的な演技を披露。
主宰の三宅裕司さんも思わず度肝を抜かれたといいます。
この大胆不敵な行動は、型にはまらない岸谷さんの人柄と、若い頃から持っていた表現への情熱を象徴する場面と言えるでしょう。
岸谷五朗のヤンキーエピソード②若者を5分で説得
岸谷五朗さんの“伝説”を語る上で欠かせないのが、渋谷センター街での出来事です。
20代の頃、寺脇康文さんや小倉久寛さんらと歩いていた際、酔った若者3人が当時から知名度のあった小倉さんにわざとぶつかり、挑発的に絡んできました。
すると岸谷さんは静かに「君、ちょっとこっちに来て。いいから」と声をかけ、そのまま3人を路地裏へ連れて行きます。
わずか5分後、戻ってきた若者たちは一転して「すみませんでした！」と深々と頭を下げ、その場を立ち去ったそうです。
傍らで見守っていた寺脇さんは、無事を喜びつつも「五朗ちゃんは最強だ」と確信したといいます。
なお、その短時間で一体何があったのか、岸谷さんは今も口を割っておらず、真相は本人だけが知るままです。
岸谷五朗と韓国の関係
ネット上では一部で「岸谷五朗さんは韓国人では？」という噂が見られますが、これはあくまで憶測の域を出ません。
公式な記録や本人の発言からも、韓国籍や在日韓国人であるという事実は確認されていません。
こうした噂は、演じた役柄や外見の印象から勝手に広まるケースが多く、岸谷さんの場合もそれに近いと考えられます。
実際には東京都武蔵野市の出身で、日本で生まれ育った生粋の日本人です。
岸谷五朗のプロフィールや経歴
#居酒屋ふじ 今日深夜0時20分😎#岸谷五朗 さん ふじに参上✨やっぱり、迫力あります😳今宵は岸谷五朗さんが、西尾君（#永山絢斗）に不良の極意を伝授します❗️実は不良に憧れていた人❗️今からでも不良になりたい人❗️不良の息子を持つ人❗️絶対見逃せませんよ🤗お楽しみに❤️ pic.twitter.com/NOHlVoHyhx
— テレビ東京宣伝部 (@TVTOKYO_PR) September 9, 2017
生年月日：1964年9月27日
出身地：東京都
血液型：O型
身長：175cm
所属事務所：アミューズ
岸谷五朗さんは、1983年に三宅裕司さん主宰の劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」に入団し、若手公演『夜明けのミステリーはローズマリー風味』で初舞台を踏み俳優デビューを果たしました。
舞台で経験を積む一方、1990年からはラジオ番組『岸谷五朗の東京RADIO CLUB』のパーソナリティを務め、軽妙なトークと独特の存在感で知名度を大きく広げます。
その後はドラマや映画への出演が増え、映画『月はどっちに出ている』では主役に抜擢され、高い演技力が評価されました。
1994年に劇団を退団すると、寺脇康文さんと共に企画ユニット「地球ゴージャス」を結成。
二人以外の出演者は公演ごとにゲストとして招くプロデュース形式で、1〜2年ごとに舞台作品を発表しています。
1996年にはドラマ『みにくいアヒルの子』で単独初主演を務め、俳優としての地位を確立。
さらに2009年には映画『キラー・ヴァージンロード』で初監督に挑戦し、2011年8月には劇団EXILE W-IMPACT『レッドクリフ〜愛〜』で演出を担当するなど、舞台・映像の両分野で多彩な才能を発揮し続けています。
岸谷五朗の学歴
岸谷五朗さんが通っていた学校について調べてみました。
岸谷五朗の出身高校
岸谷五朗さんは、東京都立小平高等学校出身です。
高校時代はサッカー部に所属していました。
当時から“優しい不良”として知られ、後輩の面倒見が良く、仲間内でも信頼される存在だったといいます。
授業をさぼることはほとんどなく、教師からの評価も高かったため、不良仲間からは「どうしてお前が不良なんだ？」と首をかしげられることもあったそうです。
このギャップのある人柄は、若い頃からすでに人を惹きつける魅力の一つだったのかもしれません。
岸谷五朗の出身大学
高校卒業後、岸谷五朗さんは中央大学商学部に進学しました。
在学中に舞台俳優としての活動を本格化させ、劇団の看板役者として忙しい日々を送るようになります。
そのため学業との両立が難しくなり、最終的には中退という道を選びました。
大学生活は短期間で終わったものの、この時期に築いた舞台経験や人脈が、その後の俳優人生を大きく後押しすることとなりました。
まとめ
若い頃は“喧嘩の強さ”で地元に名を馳せた岸谷五朗さんですが、実際は後輩思いで面倒見が良く、授業にもきちんと出席するなど、芯の通った真面目な一面を持ち合わせていました。
その誠実さは年齢を重ねた今も変わらず、俳優としての演技はもちろん、舞台の演出や作品作りにも全力で向き合っています。
破天荒さと礼儀正しさを併せ持つ人柄は、多くの人から愛され続ける理由のひとつでしょう。これからも岸谷五朗さんの幅広い活躍から目が離せません。
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