数多くのドラマや映画に出演し、ベーシストとしても活躍をする『中村梅雀』さん。
実は中村さんの生まれ育った家が凄く、祖父や父親も有名人なんです。
そこで中村梅雀さんの家系図を探り、母親や兄弟についても調査してみました。
中村梅雀さんのルーツに迫ったので、是非ご覧下さい。
中村梅雀の家系図がすごい!
昨夜中、ファミリーヒストリー中村梅雀さんを観る。祖父翫右衛門さんの反骨精神と前進座創成期の勢い、父梅之助さんの一途な芸と奥様との大恋愛、梅雀さんの父梅之助さんへの思いなど感じられた。翫右衛門さんは観たかったなあ。#ファミリーヒストリー pic.twitter.com/PR5UnOhL2k
— yukinama (@yukinama0124) September 20, 2019
多くのドラマや映画で活躍する中村さんですが、実は歌舞伎役者の顔を持つ名門の生まれ。
曾祖父の『二代目 中村翫右衛門』さんは、初代『中村梅雀』さんになります。
そして祖父は『三代目 中村翫右衛門』さん、父は『四代目 中村梅之助』さんです。
また、中村さんは落語家の血も受け継いでおり、祖父の妻『春子』さんの父は『二代目 談洲楼燕枝 』さん。
こちらの二代目談洲楼燕枝さんの長男、春子さんの弟は『二代目 中村歌門』さんで歌舞伎役者。
中村さんの華麗な家系を見て分かるとおり、代々受け継がれてきた歌舞伎界の名門なんです。
それではまず、中村さんの父親『四代目 中村梅之助』さんについてご紹介したいと思います。
中村梅雀の父親はどんな人?
何度も言いますが、父は中村梅之助さんにそっくりだったので、確かにモテモテだったのかもしれないと思うなどしましたが、その父の息子は最近中村梅雀さんに似てきました。 pic.twitter.com/cg0vcUX3UH
— ぽぴ王子 (@PrincePOPI) September 8, 2020
名前:四代目・中村 梅之助(なかむら うめのすけ)
本名:三井 鐵男(みついてつお)
生年月日:1930年2月18日
没年月日:2016年1月18日(享年85歳)
父親の梅之助さんは、戦前から舞台や映画で子役として活躍してました。
時代劇にも多く出演しており、中村さんとは1985年に放送された『真田太平記』で親子共演もされてます。
先日放送の『伝七捕物帳』が楽しくなる大江戸タイムトラベル より
中村梅雀さん「昨年暮れに、僕が伝七を演ずることを父が大変喜んで、自分の大事にしていた十手を私に託しました」
「父は、伝七が庶民であり苦悩もあるところが好きだった」 pic.twitter.com/TAfqTiCvJ1— リージェ (@higakonooyu1990) July 15, 2016
そして、梅之助さんの代表作が『遠山の金さん捕物帳』『伝七捕物帳』でしょう。
中村さんは若い頃、梅之助さんがやってるドラマの出演オファーがあっても断ってたそうです。
その後「親父と共演したい」と思った時には、スケジュールが合わなかったり、梅之助さんの体調が悪かったりして叶わなかったとか…。
しかし、2016年に梅之助さんの当たり役だった伝七捕物帳の『黒門町の伝七』を、中村さんが演じる事に!
この時に「そうか。じゃあ、俺の十手をあげよう」と、梅之助さんから譲り受けたそうです。
息子が同じ役を演じることを喜んでたそうですが、残念ながら放送前に逝去されました。
梅之助さんはきっと、我が息子なら大丈夫と信頼されてたと思いますね。
中村梅雀の祖父はどんな人?
山村聰はたまに手抜き芝居を見せるし、山形勲は熱演しすぎて浮くことがあるし、辰巳柳太郎と島田正吾は主役より目立ちすぎることがしばしば(滝沢修も)。中村翫右衛門はその点、なにを見てもハズレがなくて、つねに安定感のある芝居でスゴいと思う。 pic.twitter.com/JtZ1wNPh0Z
— 濱田研吾 (@hamabin1) January 14, 2016
続いては中村さんの祖父『三代目 中村 翫右衛門』さんをご紹介したいと思います。
名前:三代目・中村 翫右衛門(なかむら かんえもん)
本名:三井 金次郎
生年月日:1901年2月2日
没年月日: 1982年9月21日(享年81歳)
翫右衛門さんの父親『二代目 中村翫右衛門』さんは、初代『中村梅之助』『中村梅雀』さんになります。
1911年、父の二代目翫右衛門さんと『五代目 中村歌右衛門』の門弟に入り『二代目 中村梅之助』に。
1920年に『三代目 中村翫右衛門』を襲名し、1931年に『前進座』を創立。
1931年(昭和6年)。劇団「前進座」が旗揚げしました。中村翫右衛門、河原崎長十郎らの歌舞伎俳優が松竹の独占的興行姿勢に反発し旗揚げした劇団で、歌舞伎・時代劇・現代劇・児童劇と多彩な演目で今も活動しています。歌舞伎系劇団としては旗揚げから女優が在籍していた事も異例でした。 pic.twitter.com/XXD7ImZPjt
— 明治・大正・昭和の写真 (@polipofawysu) November 10, 2017
セリフ回しの上手さと、切れのある芸風が評判で映画やドラマにも出演。
息子・梅之助さんの代表作『遠山の金さん捕物帳』にも『河内山宗俊』役で出演されてました。
中村さんにとって祖父の翫右衛門さんは、普段は優しいおじいちゃんだったそうです。
親にベースの購入を反対された時も「五線譜が読めて楽器が出来る役者がいても、いいじゃないか」と言ってくれたとか。
孫の気持ちを理解してくれる、素敵なおじいちゃんですね。
しかし役者としては、未だに翫右衛門さん以上に怖い人に会ったことがないほど怖かったそうです。
翫右衛門さんは仕事の顔と、おじいちゃんとしての顔を分けてたんですね。
中村梅雀の母親
梅雀はベース弾けるからな!!!!!!!!!! pic.twitter.com/QqfjsUsyIX
— 🌜ぽかん🌛 (@pokannau) March 20, 2015
中村さんの母親は『テル子』さんといい、国立音大出身のピアニストでした。
米軍将校クラブや、前進座でオルガンの演奏をされてたそうです。
中村さんがベースを始めたのも、音大出身の母親の影響が大きかったんでしょうね。
そんなピアニストの母親は体が弱く、よく入院をされてたそうです。
母親が入院する度に、母方の実家に預けられ肩身の狭い思いもしたと語ってます。
中村さんを出産された時も、妊娠中毒症になったとか…。
この妊娠中毒症が原因で、辛い経験をすることになりました。
中村梅雀の兄弟
そんなもん 梅雀先生でも 新盆にはお線香贈ってくれはるねん。
まあ 言うても お線香は 色んな匂い試したくてめっちゃ買ったから いらんけどね😂兄より#怒られたら消すツイート pic.twitter.com/YlGk1LsE9u
— ふじもん🌈@青い瞳の。 (@jam0021snoopy00) August 7, 2020
中村さんに兄弟はいてません。
それは母親の妊娠中毒症が原因で、弟が1日で亡くなり、妹は死産だったからです。
亡くなった弟や妹の為にも、中村さんには健康で長生きして欲しいですね。
まとめ
「中村梅雀の家系図がすごい!父親はどんな人?祖父や母親や兄弟についても」をお届けしました。
中村さんの演技や音楽に長けた才能は、先代から受け継がれてきました。
著名な方を家族に持ち、厳しい環境に育った中村さんの演技に惹かれるのも納得ですね。
これからも中村梅雀さんが多くの作品で活躍されることを、期待して応援していきたいと思います。
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