馬瓜エブリンさんとステファニーさん姉妹は、東京五輪の女子バスケ日本代表として一躍注目を集めました。
圧倒的な存在感と明るいキャラクターで人気を集める一方で、「ハーフなの?」「国籍は?」「ご両親はどんな人?」といった素朴な疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。
たしかに、日本語もネイティブで日本社会に自然になじんでいるように見えますが、その背景には国籍やルーツにまつわる様々な出来事や努力があるようです。
実家や家族との関係も気になるところです。
この記事では、そんな馬瓜エブリンさん・ステファニーさん姉妹の生い立ちや実家、父親・母親の人物像、そして国籍やルーツに関する情報まで、できるだけ丁寧に掘り下げてみました。
馬瓜エブリンとステファニーはハーフでない!国籍は?
バスケットボールの馬瓜(まうり)エブリン選手&ステファニー選手がエル・ガールに登場🏀✨
— ELLEgirl / エル・ガール (@ellegirl_jp) December 20, 2019
2020東京オリンピックの日本代表のメンバーにも選ばれている2人を要チェック👀https://t.co/9O6ZSHLYLm pic.twitter.com/Gdw9ofZF2p
馬瓜エブリンさんとステファニーさんは、両親ともにガーナ出身のご夫婦であり、いわゆる「ハーフ」ではないんですよ。
姉妹は日本で生まれ育ち、日本語もネイティブなんですが、生まれた当初の国籍はガーナでした。
このため、幼少期から日本文化の中で暮らしてきた一方で、形式上は外国籍という状態が続いていたんです。
転機となったのは、馬瓜エブリンさんが14歳のときなんですよ。
バスケットボールの才能を認められ、U-16日本代表に選ばれた際、国籍の壁に直面してしまいました。
代表選手になるためには日本国籍が必要だったため、家族全員で今後の進路について真剣に話し合ったんです。
最終的には姉妹だけでなく両親も日本に帰化することを決断しました。
その結果、現在は家族全員が正式な日本国籍を取得しており、国籍上も「日本人」として暮らしているんですよ。
この帰化に伴い、姓も「馬瓜(まうり)」に統一されたんです。
由来はお父様のガーナでの名前「マウリ」で、日本の姓としても違和感のない響きから選ばれたといわれています。
「馬瓜」という苗字は日本では極めて珍しく、公式戦などでも一度見たら忘れないインパクトのある名前として話題になっているんですよ。
近年では「馬瓜姉妹はハーフ?」と誤解されるケースもあるんですが、実際には彼女たちはガーナにルーツを持ちながらも、生まれも育ちも日本という”多文化的なバックグラウンド”を持つ存在なんです。
スポーツ界においても、日本の国籍取得を経て活躍する選手は少なくないんですよ。
彼女たちの歩みは、多様性が当たり前になりつつある現代社会を象徴する素敵な一例として注目されています。
馬瓜エブリンとステファニーの実家
馬瓜エブリンさんとステファニーさん姉妹は、愛知県豊橋市で生まれ、その後は同県東郷町で育ったのです。
バスケットボール選手としての基礎を築いたのも、愛知県での幼少期の生活があったからこそといえるんじゃないでしょうか。
実家の正確な住所や詳細な場所については、プライバシーの観点から公表されておらず、現時点では明らかになっていないんです。
でもね、地元のバスケットボール関係者や指導者の証言などによると、姉妹は幼い頃から地域のミニバスチームに所属していたそうですよ。
毎日のように練習に励んでいたんだとか。
また、通っていた学校については、ステファニーさんが「愛知学泉大学」の卒業生であることがわかっています。
地元に根ざした学生生活を送っていたことがうかがえますね。
地域住民からも「明るく礼儀正しい姉妹だった」といった声が多く聞かれるんですよ。
バスケだけでなく人柄の面でも愛されてきた存在だったことがわかりますね。
SNS上では「近所でよく見かけた」という投稿も見られるんですが、あくまで個人の体験談にとどまります。
確実な実家の場所については情報が限られているんですよ。
現在ではメディア出演も増えて、全国的な知名度を持つ存在となったお二人です。
でも地元愛知とのつながりは今も深いんですよ。
多くのファンがその成長を温かく見守ってきたようです。
実家に関する具体的な情報が限られているとはいえ、家庭や地域の支えが姉妹の成長に大きく関わってきたことは間違いないですね。
馬瓜エブリンとステファニーの生い立ち
馬瓜エブリンさんは1995年6月2日生まれ、妹のステファニーさんは1998年11月25日に誕生しました。
愛知県で日本人としての暮らしを送りながらも、ご両親はガーナ出身ということもあり、自宅ではアフリカの文化や価値観も大切にされていたそうです。
食事や宗教的な習慣、家族のつながりに対する考え方など、日本とは異なる背景が自然と生活に溶け込んでいたと語られています。
このような環境で育ったお二人は、幼い頃から自分たちの外見や名前をきっかけに、周囲から好奇の目を向けられることも少なくなかったといいます。
本人たちがメディアで語っているように、特に小学校時代は肌の色や髪質を理由に、心ない言葉をかけられることも多かったようです。
しかし、家庭ではポジティブな言葉をかけ合いながら支え合い、自信を失わずに成長する姿勢を育んできたとのことです。
二人の人生を変えるきっかけとなったのが、小学生の時に出会ったバスケットボールでした。
最初は地域のミニバスチームに参加し、すぐにその運動神経とチームワークの良さで頭角を現します。
姉妹ともに中学・高校とバスケに打ち込み、努力を重ねた結果、U-16やU-18日本代表に選出されるまでに成長しました。
異なるルーツを持つことが注目されることもありますが、何よりも評価されてきたのは、コート上でのひたむきなプレーとチームへの貢献姿勢です。
特に馬瓜エブリンさんは、テレビ番組などで「生きづらさをバネに変えた」と語ることもあり、自分たちの経験をポジティブに還元しようとする姿勢が多くの共感を集めています。
姉妹で支え合いながら困難を乗り越えてきたその歩みは、競技者としてだけでなく、一人の人間としても多くの人に勇気を与える存在となっています。
馬瓜エブリンとステファニーの父親
馬瓜エブリンさんとステファニーさんのお父さんは、ニコラスさんという方です。
出身はガーナで、もともとエンジニア系の勉強をしていましたが、「もっと学びたい」という思いから、日本に単身でやってきたそうです。
ガーナで結婚した後、まずは一人で日本に渡り、家族の生活基盤を築くために行動したのです。
日本に来た当初は言葉がわからず、かなり苦労したようです。
それでも日本の大学に入学し、そこで友達に支えられながら、少しずつ生活に慣れていったとのこと。
現在は日本でエンジニアとして働いており、勉強熱心で努力家な一面がうかがえます。
ニコラスさんは家庭内でもしっかりとした考えを持っていて、「自分のルーツを大切にすること」「どこにいても胸を張って生きること」の大切さを、エブリンさんたち姉妹によく話していたそうです。
ガーナと日本、二つの文化が混ざった家庭で姉妹がのびのびと育った背景には、お父さんのそういった考え方があったのでしょう。
家族全員で日本国籍を取得した際も、率先して手続きを進めていたのがニコラスさんだったようで、家族思いで頼りになる父親という印象です。
表舞台に立つことは少ないものの、馬瓜姉妹が前向きに活躍している陰には、静かに支え続けてきた父親の存在がしっかりとあるのだと感じさせられます。
馬瓜エブリンとステファニーの母親
馬瓜エブリンさんとステファニーさん姉妹のお母さんは、フランシスカさんという方です。
お父さんが先に日本に来たあと、2年遅れて来日し、異国の地で家族を支えながら子育てをしてきました。
慣れない土地での生活だったにもかかわらず、姉妹の成長をしっかり見守ってこられたそうです。
フランシスカさんは、エブリンさんとステファニーさんの試合があるたびに応援にかけつけ、観客席では誰よりも大きな声援を送ったり、踊ったりして全力でサポート。
明るくてパワフルなお母さんという印象が強く、地元では”名物ママ”のような存在でもあるようです。
そんなフランシスカさんは、姉妹が幼い頃に直面したつらい経験にも寄り添ってきました。
特にエブリンさんは小学生のころから体格がよく、運動会などでも活躍していた一方で、肌の色を理由に心ない言葉をかけられることもあったそうです。
落ち込んでいたエブリンさんに、フランシスカさんは「日本人だけど外国人ということを、どう生かすかを考えなさい」という言葉をかけました。
この一言が、エブリンさんの心を大きく支えたといいます。
また、家族でガーナを訪れたこともあり、エブリンさんは「お母さんにとっては里帰りだけど、自分にとっては旅行みたいで楽しかった」とメディアで語っていました。
フランシスカさんは子どもたちにルーツを伝えながらも、押しつけることなく自然な形でアイデンティティを育んできたようです。
日本での暮らしやバスケへの取り組みを支えてきたのは、間違いなくフランシスカさんの存在があってこそ。
家庭の中で、厳しさとあたたかさのバランスを持ちながら、姉妹に「自分を信じて前を向く力」を与えてきた、頼もしいお母さんです。
まとめ
馬瓜エブリンさんとステファニーさん姉妹は、日本で生まれ育ちながらも、ガーナ出身のご両親のもとで多文化的な環境に親しんできました。
見た目や国籍のことで悩む時期もあったようですが、ご両親の温かい支えと前向きな言葉が、姉妹の自信と強さにつながっていったようです。
実家や家族のエピソードを通しても、姉妹がどれほど愛情深い家庭で育ってきたのかが伝わってきます。
そうした土台があるからこそ、国際舞台でも物おじせず、自分らしくプレーできているのかもしれませんね。
これからも、家族との絆を大切にしながら、姉妹それぞれの道でますます輝いていく姿に注目したいところです。
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