東京オリンピック2020で新競技として、登場するBMXで、その中でも、トリックやジャンプをして技を競い合うのが、BMXフリースタイルです。
そんなBMXフリースタイルには、実は何種類かの種目があります。
今回は、BMXフリースタイルの種類や会場の違いなど、わかりやすく簡単にまとめてみました!
BMXフリースタイルは4種目ある!
BMXフリースタイルと一言で言っても、ルールが、「パーク」「ストリート」「フラットランド」「ダート」と4種類もあるのです。
それぞれ明確な違いがあり、もちろんそれぞれの種目で大会も行われています。
そんなBMXフリースタイルの種目の4種類について説明していきます!
BMXフリースタイルの4種目のルールは基本的に同じ!
BMXフリースタイルは4種目ありますが、基本的にルールは同じです。
- 20インチのタイヤの専用の自転車で競技をする採点競技
- 採点基準は決められたコース内で、ジャンプなどを使ったトリックの完成度を競う
制限時間内で、難易度や完成度の高いトリックをより多くキメられたのかと言うのが、採点基準となります。
種目や大会などにより、制限時間やルールが変わることもありますが、基本的には同じ様なルールになります。
ちなみに、「パーク」の場合は、制限時間は1分です。
BMXはレースもある!
「BMX」はバイシクるモトクロス(Bicycle Motocross)の略です。
1970年代に、アメリカのカリフォルニア州で、モトクロスに憧れた子どもたちが、20インチのクルーザーバイク(自転車)で真似したことから、レースなどの競技が始まりました。
東京オリンピックから、フリースタイルパークとBMXレース(レーシング)が正式競技に選ばれました。
BMXフリースタイルの会場の違い
BMXフリースタイルの違いは、ルールよりも会場の違いが、種目の大きな違いとなっています。
4種類のBMXフリースタイルの会場の違いを見ていきましょう!
東京オリンピックで正式競技のパーク
「パーク」の会場は、スケートパークなどのスケートボードやインラインスケートを行う施設の、ジャンプ台やプールのようなセクションなどが用意されたフィールドになります。
その起伏を活かして、ジャンプをしながらトリックを決めて、点数を競い合います。
ストリート
ストリートは、文字通りコースなどではなく、街なかにあるような手すりや縁石などを使って、ジャンプやトリックをするというものになります。
日本の道路で、その様なことをするのは、道路交通法違反になるので、やらないようにしましょう。
公園などで行う場合も、手すりが壊れるなどで、器物損壊として扱われてしまう恐れもあります。(スケートボードなどでも同様です。)
スケートボードの場合は、ストリートの大会などもありますが、BMXでの大会というのはあまり行われていません。
フラットランド
「フラットランド」は、フラット(平ら)な決められた場所で、技を競い合う競技になります。
ブレイクダンスを踊るようなイメージが近いかもしれません。
2018年からワールドカップが始まるなど、競技としても進化しています。
他の競技のように、高いところから飛んだりはしないので、小学生の女子の大会なども行われているのも特徴と言えます。
ダート
「ダート」は文字通り、土の上に作られたコースやジャンプ台などで、トリックを競い合う競技になります。
BMX(バイシクルモトクロス)というだけあり、ダートの上でも、ガンガン走ることが出来るのも、スケートボードやインラインスケートとの大きな違いと言えるでしょう。
東京五輪BMXフリースタイルパーク日本代表選手
男子・中村輪夢
この投稿をInstagramで見る
14歳の頃から世界的な大会で活躍しており、2019年にはワールドカップシリーズで総合優勝も果たしています。
19歳にして、日本のBMX界を牽引する若きエースです。
女子・大池水杜
この投稿をInstagramで見る
2018年に、日本人初のワールドカップでの優勝の快挙を果たしており、2019年2020年には、2年連続でBMXフリースタイル・パーク選手権で優勝している実力の持ち主です。
まとめ
東京オリンピックから正式種目となったBMXフリースタイルパークですが、BMXフリースタイルは他にも様々な種類があるということを知らなかった人も多いでしょう。
スケートボードがメダルラッシュ期待されていますが、BMXでも日本人は第一線で活躍しているのです。
他のスポーツとは少し違い、気軽にやりやすくオシャレなスポーツと言えるかもしれません。
東京オリンピックが終わった後も、BMXフリースタイルは、要注目のエクストリームスポーツ言えるでしょう!