元「劇男一世風靡」やアイドルグループ「CHA-CHA」のメンバーとして活動していた勝俣州和さんは、長年バラエティ番組で親しまれてきた存在です。
ところがネット上では「ファンがいない」「最近見かけない」といった声もあり、その真相が気になるところですよね。
実は勝俣さんは、独特のキャラクターで番組を盛り上げつつも、視聴者からの好き嫌いが分かれやすい立ち位置だったことが背景にあるといわれています。
さらに、年齢や身長といった基本的なプロフィール、現在の年収や所属事務所といった情報にも関心を寄せる人は少なくありません。
芸能界の第一線で長く活躍してきた勝俣さんが今どんな活動をしているのかを知ると、改めてその存在感の大きさに気づくはずです。
勝俣州和のファン0人説は本当？
勝俣州和さんの「ファン0人説」が注目を集めたのは、TBS系の人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』で、おぎやはぎの矢作兼さんが提唱した企画がきっかけでした。
番組内で半ばネタのように扱われたものですが、視聴者の間で大きな話題となり、今でもネット上で語られるほどのインパクトを残しています。
実際には、勝俣さんはアイドルグループ「CHA-CHA」として活動していた時代、コンサート会場では観客のほとんどが「かっちゃん」と書かれたうちわを振るほど人気がありました。
特に1980年代後半には、テレビ番組や歌番組で見ない日はないほどの存在感を放っていたのです。
『勝俣州和ファン0人説』Twitter運用はファン化が大切。なのに自分にはファンがいない。でも最初はそんなもの。僕が昔組んでいたバンドは、1年継続してファン0人。数ヶ月でファンが出来るのは、どこの世界もごく一部だけ。まずはコツコツ自分を磨いていこう。僕がそんなあなたのファンになる pic.twitter.com/7RHwZEGnc6
— ひろりん｜WEB3億円社長のオンライン秘書 (@hiroaki101892) March 3, 2022
しかし1992年のファイナルコンサートを境に、グループは解散。
そこからソロでの活動に移る過程で「ファン0人説」が生まれることになりました。
その背景について、勝俣さん自身がテレビやインタビューで振り返っており、「当時は光GENJIの諸星和己さんに対抗しようとスターを演じすぎた。
ファンにサインもしないし話しかけもしなかったので、ド天狗になっていたと思う」と率直に語っています（『水曜日のダウンタウン』より）。
つまり、当時の本人も反省を込めて認めているエピソードであり、完全な事実無根ではないことがわかります。
ただし、現在では「ファン0人」というよりも、長年バラエティで愛されてきたタレントとしての安定した立ち位置を築いています。
SNS上でも「勝俣さんを見ると懐かしい気持ちになる」「安定感があるから好き」といった声もあり、当時の噂が必ずしも現在の評価を反映しているわけではありません。
ファン0人説はあくまでバラエティ的な演出で生まれたもので、勝俣州和さんの歩んできたキャリア全体を示すものではないといえるでしょう。
勝俣州和を最近見ない？
ネット上では「勝俣州和さんをテレビで見かけなくなった」という声が散見されます。
ただ実際には、現在も変わらず複数の番組で活躍を続けています。
たとえば『朝だ!生です旅サラダ』（ABCテレビ）では長年レギュラーを務めており、旅先でのロケやゲストとの掛け合いで安定した存在感を発揮しています。
さらに『炎の体育会TV』（TBS）や『絶メシ！』（テレビ東京）などにも出演しており、決して芸能活動から遠ざかっているわけではありません。
準レギュラーとしては『アッコにおまかせ!』や『ダウンタウンDX』、『秘密のケンミンSHOW』など全国放送の人気番組にも不定期に登場しています。
放送頻度の問題から「以前より露出が減った」と感じる人がいるのかもしれませんが、実際には今もバラエティを中心に堅実な活動を続けているのです。
また、地方局の特番やイベントの司会など、地上波の全国ネットだけでは伝わりにくい仕事も数多くこなしています。
SNS上では「旅サラダで久しぶりに見たけど変わらない明るさだった」といった声もあり、ファンの間では”見なくなった”どころか”健在ぶりがうれしい”といった反応も確認できます。
勝俣さんの出演スタイルは派手な主役タイプではなく、場を和ませる潤滑油のような役割が多いため、気づきにくいだけでしっかりとメディアに登場し続けていると考えられます。
勝俣州和のプロフィールや経歴
勝俣州和さんは1965年3月12日生まれ、宮城県で生まれ静岡県御殿場市で育ちました。
血液型はO型、身長は171cmで、現在は融合事務所に所属しています。
芸能界入りのきっかけは、萩本欽一さんが主宰する『欽きらリン530!!』の公開オーディションでした。
勝俣州和、バラエティ界最強説❗
— ORICON NEWS（オリコンニュース） (@oricon) June 13, 2018
人気アイドルから誰とでもからめる特異なポジションへ 「勝俣のファン0人説」は最高の誉め言葉!?https://t.co/p42PYrMcyk#勝俣州和 pic.twitter.com/UKXydssJXQ
名前：勝俣州和
生年月日：1965年3月12日
出身地：宮城県生まれ、静岡県育ち
血液型：O型
身長：171cm
所属事務所：融合事務所
萩本さんに才能を見出され、「欽ちゃんファミリー」として活動をスタート。
その後はアイドルからお笑い、さらには俳優業まで幅広く挑戦し、長年バラエティ界を支える存在になっています。
1992年には堀部圭亮さんとコンビ「K2」を結成し、『笑っていいとも!』『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』など数々の番組に出演しました。
また俳優としてもドラマ『東京ストーリーズ』で主演を務めるなど、真剣な役どころでも実力を発揮しています。
クイズ番組では2000年から2005年にかけて放送された『TIME OVER』（BS-i）で芸能人ナンバーワンの成績を収めるなど、知識や瞬発力でも存在感を示しました。
若い頃はCHACHAや一世風靡だった
勝俣さんのキャリアの出発点は「劇男一世風靡」。
1980年代に社会現象を巻き起こした路上パフォーマンス集団で、ダンスと芝居を融合させた斬新なスタイルが話題を呼びました。
Beginning／CHA-CHA
— 山奥のお姉さん (@watasiwayamaoku) July 25, 2022
若い子にCDを見せたら「勝俣〜！」となる(笑)
私も世代ではない😅
映像見るとダンスは上手ですよね、木野さんはトシちゃんのバッグでしたし、勝俣さんは一世風靡…中村さんはジャニーズ🕺#CHACHA #NowPlaying pic.twitter.com/6vlz8Vt3Nl
妹さんが入っていたファンクラブの会報誌をきっかけに興味を持ち、一度は面接で落とされたものの再挑戦で入団を果たしたというエピソードも残っています。
さらに『欽きらリン530!!』から派生したアイドルグループ「CHA-CHA」では、音楽活動に本格参入。
冠番組『CHA-CHAワールド』や『ミュージックステーション』などにも出演し、当時の若者の憧れの的でした。
ファンの間では「ダンスが意外にキレがある」と話題になったこともあり、歌とトークの両方で人気を集めていました。
「泣きの一回」や「笑いの神」の生みの親？
勝俣州和さんは、バラエティ界で語り草になっているフレーズをいくつも残しています。
「泣きの一回」は『とんねるずの生でダラダラいかせて！！』でボーリング対決に勝った際、とんねるずが「お願いだからもう一回」と懇願した場面が発端となり、以降スポーツ企画やゲーム企画で定番の表現として定着しました。
また「笑いの神」は、『めちゃ×2イケてるッ！』で勝俣さんが「このゲームに笑いの神が降りてくるかどうか」と発言したのが始まりとされています。
現在でも芸人が盛り上がりを表現する際に使う言葉として残っており、勝俣さんの一言が業界全体の共通語になったのは象徴的です。
とんねるずやダウンタウン・ウッチャンナンチャンとも共演
欽ちゃんファミリーとしてデビューした後、勝俣さんはとんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンといった大御所とも数多く共演してきました。
勝俣さんはインタビューで「とんねるずは東京的な感覚で巻き込み方がうまい。
ウンナンは努力が数字に比例するタイプ」と語っており、それぞれの芸風を間近で見てきた経験が今の柔軟な立ち回りに繋がっていると考えられます。
さらにダウンタウンについては「CHA-CHA時代に大阪で番組を観てファンになった」と明かし、『夢で逢えたら』も欠かさず見ていたと話しています。
つまり、勝俣さんにとって大物芸人たちは単なる共演者ではなく、憧れや学びの対象でもあったのです。
長年にわたり第一線で活躍できている背景には、こうした人間関係と吸収力の高さが大きく影響しているのではないでしょうか。
勝俣州和の年収
勝俣州和の年収
勝俣州和さんの具体的な年収は公表されていません。
ただし、現在も複数のレギュラー番組を抱えているほか、準レギュラーとして人気バラエティ番組にたびたび出演しています。
さらに特番やイベントの司会、ドラマや再現VTRなど単発での仕事も多く、安定した活動を続けている点から考えると、収入がゼロになるような状況とは無縁です。
芸能界の出演料は番組の規模や本人の立ち位置によって大きく変動しますが、一般的にバラエティのレギュラー出演者は1回あたり数十万円前後とされており、年間を通じて継続的に出演している勝俣さんはそれだけでも相当な額になります。
加えて、CMや舞台、地方ロケ番組などでの仕事も積み重なれば、年収は数千万円規模になると考えられます。
ちなみに勝俣さんは自身のYouTubeチャンネルも開設しており、芸能活動以外の場でも発信を続けています。
チャンネル登録者数は爆発的に多いわけではありませんが、広告収入や案件による副収入が発生している可能性もあります。
SNS上でも「安定感のあるバラエティタレント」と評価されることが多く、長年にわたりテレビ界に残り続けていること自体が経済的な安定につながっていると言えそうです。
公式に明言されていないため推定の域を出ませんが、レギュラー番組を複数持ち続けるベテランタレントであることを踏まえると、勝俣州和さんの年収は少なくとも中堅芸能人以上の水準にあると考えられています。
勝俣州和の所属事務所
勝俣州和さんが所属しているのは「融合事務所」です。
1985年に設立された芸能プロダクションで、俳優の柳葉敏郎さんや勝俣州和さんを中心に活動を広げてきました。
設立当初は、路上パフォーマンス集団「劇男一世風靡」をサポートする目的で誕生した背景があり、現在もその流れを受け継いでいる事務所です。
欽ちゃんファミリー出身者が所属していることから、浅井企画と関係があるのではと誤解されることもありますが、実際には直接的なつながりはありません。
融合事務所はあくまで独立した芸能プロダクションであり、マネジメント方針も独自に展開しています。
また、柳葉敏郎さんや勝俣州和さんのように、長年テレビや映画の第一線で活躍してきたタレントを抱えている点も特徴的です。
特にバラエティ番組で存在感を発揮する勝俣さんの活動を支えているのは、この事務所のバックアップ体制によるところが大きいと考えられます。
ちなみに融合事務所は規模こそ大手に比べるとコンパクトですが、アットホームな雰囲気と一人ひとりに寄り添ったマネジメントが強みとされ、芸能界で着実に存在感を保ってきました。
勝俣さんが長年安定して活動を続けられているのも、こうした環境に支えられている面があるのかもしれません。
まとめ
欽ちゃんファミリーとして芸能界に入り、アイドルグループ「CHA-CHA」での活動や、お笑いユニット「K2」としての経験を重ねてきた勝俣州和さん。
時に「ファン0人説」としていじられることもありますが、それを逆手に取って笑いに変える姿勢こそ、長年バラエティ界で愛され続ける理由のひとつではないでしょうか。
現在もレギュラー番組を持ち、幅広い世代と共演しながら独自の立ち位置を築いているのは、地道な努力と人柄があってこそだと思います。
今後も番組やメディアを通して、視聴者を楽しませてくれる存在であり続けそうですし、その飾らないキャラクターを見守っていきたいですね。