『最終便に間に合えば』、『京都まで』で直木賞を受賞し人気作家になった林真理子さんですが、どんな両親の元で育ったのでしょうか。
兄弟はいるのか、実家はどこにあるのか、気になりますね。
今回は、林真理子さんの実家や家族について調べてみました。
林真理子の実家は山梨の本屋だった
林真理子さんは、山梨県出身です。
実家は「林書房」という小さな本屋さんを経営していました。
お母さんが始めたお店で、お母さんの本や東京の神田で仕入れた本を売っていたそうです。
林真理子の生い立ち
【林真理子さんに聞く 文学の力】
— 山梨日日新聞社 (@sannichi) September 22, 2020
山梨を代表する著名人といえば作家の林真理子さん(山梨市出身)。山梨県立文学館の企画展「まるごと林真理子展」開幕に合わせて来県した林さんに、コロナ禍で感じた文学のことや、山梨や文壇への思いを聞きました。掲載は23日付9面、文化面です。 pic.twitter.com/v5OMe4KN4N
1954年4月1日に誕生した林真理子さんは、幼い頃から本に囲まれた生活をしていたため、本を読むことが好きな子でした。
ただずっと本を読んでいる大人しい子というわけではなく、外ではドッヂボールや自転車で走り回り、友達と「みつばグループ」を結成して、子供たちだけで紙芝居を作り、地域のボランティアをやってテレビや新聞に出たこともあったそうですよ。
勉強が凄く得意というわけではなかったものの、朝日新聞の子供の投稿欄に出したのが何度か載り記念品のバッジをもらたり、読書感想文は学校では1番2番になることもありました。
幼い頃から作家の仕事に憧れをもち、大学卒業後にはコピーライターとして活動を経て、作家デビューしました。
林真理子の父親
林真理子さんのお父さんは、林孝之輔さんと言います。
お父さんとお母さんはお見合いを経て結婚、当時は銀行で働いていました。
しかし戦争のために出征、終戦後は9年間行方不明でした。
家族と無事に再開した後は実家の本屋さんに携わり、2008年に93歳で亡くなりました。
林真理子の母親
読書を心の支えとし、激動の時代に困難を乗り越えて、書店を開くまでの自らの母親の半生を描いた
— ブックパス あずみ野店 (@BookPass_jp) August 2, 2022
【本を読む女】林真理子
一歩踏み出す勇気を与えてくれる1冊です。#文庫 #小説 #長編小説 #文学 #夢 #人生 #直木賞 #作家 #ベストセラー #エッセイ #安曇野 #あづみ野 #長野 #古本 #単行本 pic.twitter.com/oHiazdBERO
林真理子さんのお母さんは、林みよ治さんと言います。
お母さんは、林真理子さんの小説『本を読む女』のヒロインのモデルになっています。
菓子屋の娘として誕生したお母さんは小学校5年生の時、児童文学誌『赤い鳥』に「猿芝居」と題した作文が掲載され、「第二の樋口一葉」と言われるようになりました。
「作家になりたい」という夢を持ち大学進学を希望したものの、当時は『女に教育は必要ない』とされた時代だったため大学を断念、ただ女学校を出た後に東京の現在の女子大に相当する女子専門学校に進学しました。
学校卒業後は福島県相馬高校で教師として働いていました。
作家になった林真理子さんに対し、お母さんは「私は真理ちゃんなんかより、もっとすごい作家になっていたかもしれないよ」とよく言っていたそうです。
そんなお母さんは、2017年6月に101歳で亡くなりました。
林真理子の兄弟や姉妹
林真理子さんには、弟さんがいます。
弟さんは一般人で、電機メーカーに就職したそうです。
さらにお兄さんもいましたが、お兄さんは赤子の頃に亡くなっています。
まとめ
お母さんの才能を受け継いだ林真理子さんは、今や老若男女問わず知る人気作家になりました。
これからも空の上で見守ってくれている両親のために、作家として走り続けてほしいと思います。