多数のドラマや映画に出演し、近年では国際映画祭でも注目を集めている女優・円井わんさん。
独特の存在感と表現力を武器に活動の場を広げている彼女は、いったいどのような環境で育ち、どのような道を経て役者を志すようになったのでしょうか。
幼い頃から「女優になる以外考えたことがなかった」と語るその強い想いの背景には、どんな家族や学生時代の体験があったのか気になるところです。
この記事では、円井わんさんの経歴をはじめ、出身学校、本名、家族構成、芸名の由来など、彼女の素顔に迫る情報を幅広くご紹介します。
円井わんの学歴
円井わんさんが通っていた学校について調べてみました。
円井わんの出身小学校
円井わんさんの出身小学校については、これまでのインタビューや公式プロフィールなどでも明らかにされておらず、学校名は不明のままです。
また、小学生時代に関する具体的なエピソードも多くは語られていません。
ただし、一部の取材では「地元の狭い世界に息苦しさを感じていた」という趣旨の発言があり、その頃から既に、自分の表現や個性に向き合う感覚が芽生えていたことがうかがえます。
また、兄の影響で幼い頃から空手を始め、小学生のうちに初段を取得していたという情報もあり、身体能力や精神的な鍛錬を通じて、後の女優活動につながる基礎が築かれていたのかもしれません。
実家が大阪府にあることから、大阪府内の公立小学校に通っていた可能性が高いと見られますが、あくまで憶測の域を出ません。
今後、本人の口から当時の経験について語られる機会があれば、さらに理解が深まるでしょう。
円井わんの出身中学
円井わんさんの出身中学校についても、具体的な校名は公表されておらず、本人のインタビューなどでも詳細は語られていません。
そのため、正確な学校名や部活動などの情報は不明ですが、出身地が大阪府であることを踏まえると、地元の公立中学校に通っていた可能性が高いと考えられます。
また、中学時代の体験についても目立ったエピソードは伝えられていませんが、前後の流れから推測すると、自己表現への意識はこの時期から徐々に強まっていたのかもしれません。
本人はたびたび「周囲との温度差」や「自分を表現する場のなさ」に悩んでいたと述べており、その思いが後に進学する表現教育科のある高校選びにもつながっていったと考えられます。
演技の世界へ進む決意がどの段階で固まったのかは不明なものの、中学から高校への過渡期において、表現者としての素地が育まれ始めていた可能性は十分にあるでしょう。
円井わんの出身高校
円井わんさんの出身高校については、正式な校名こそ公表されていませんが、本人の過去のブログに「高校時代、表現教育科という専門的な学科がある私立校に通っていた」との記述があり、そこから一定の推測が可能です。
出身地である大阪府内に限定して調べてみると、表現教育科を設置している学校のひとつに「堺リベラル高等学校（旧・香ヶ丘リベルテ高等学校）」があり、偏差値は51前後とされています。
この学校は演技やダンス、音楽など自己表現を軸とした教育に力を入れており、芸能界や舞台を目指す生徒にとっては適した環境です。
円井さんも高校在学中から表現の道に惹かれていたとされ、卒業後は大学へは進学せず、上京して演技に打ち込む決意を固めました。
当時はバイトをしながらオーディションに挑む日々を過ごしており、この時期の経験が、現在のしなやかで芯のある演技力の礎となっているのかもしれません。
なお、堺リベラル高校は現在も芸能志望の若者に注目される存在であり、円井さんのように地道な努力でチャンスをつかんだケースは、後進にとっても励みになっています。
円井わんの出身大学
円井わんさんは高校を卒業した後、大学には進学せず、役者としての道を本格的に歩むために上京しています。
本人の発言によると、卒業後はアルバイトをしながら演技の勉強やオーディションに挑戦する生活を続けていたとのことで、当初から進学よりも芸能活動を優先する意志がはっきりしていたようです。
地方から上京して夢を追うという選択には、周囲の理解や支えも必要だったと思われますが、母親から「24歳までやってみてダメなら帰ってきていい」と言われたことが後押しになったというエピソードもあり、その覚悟の強さがうかがえます。
演技の技術だけでなく、社会経験や現場での積み重ねから人間としても成長を続けてきた円井さん。
学歴という枠組みにはとらわれず、自分の信じた道を真っ直ぐに進んできたその姿勢こそが、現在の彼女の魅力に直結しているのかもしれません。
円井わんのプロフィールや経歴
25歳なりました〜！ pic.twitter.com/DBvqXC04XN
— 円井わん Wan Marui (@wanmarui) January 3, 2023
名前：円井わん
生年月日：1998年1月3日
出身地：大阪府
血液型：B型
身長：159cm
所属事務所：ジャングル
2016年に女優として活動をスタートさせた円井わんさんは、最初の出演作となる映画『光と禿』で、スタイリスト助手を務めながらキャストとしても参加。
公開時には舞台挨拶の司会進行までこなし、多方面での才能を見せました。
その後、2017年にドラマ『100万円の女たち』でテレビドラマ初出演を果たし、徐々に注目を集める存在へと成長。
CMやミュージックビデオへの出演も重ね、映像作品での表現力に磨きをかけていきます。
大きな転機となったのが、2019年のエストニア・タリンで開催された「ブラックナイト映画祭」。
長編映画で初主演を務めた『KONTORA―コントラ』が、同映画祭のオフィシャルセレクションでグランプリと最優秀音楽賞の二冠に輝き、国際的にも注目を浴びました。
この作品では演技だけでなく、内面から湧き出る存在感と演出との高い相乗効果が評価され、円井さんの女優としての実力が一気に開花した印象です。
さらに2020年には、自ら企画・キャスティングを手がけたYouTube配信の連続モキュメンタリードラマ『コウキの雨鳴き -About Kouki-』を制作。単なる出演者としてだけでなく、創作の主体として作品に関わる意欲を見せ、表現者としての幅を広げ続けています。
円井わんの本名
円井わんさんの本名は「中西麻梨香（なかにし まりか）」さんで、芸能活動を始めたばかりの頃は本名で出演していた時期もありました。
その後、芸名での活動を考えるようになり、親しい役者の先輩に相談したことがきっかけで現在の名前が生まれたといいます。
元々その先輩からは「柴犬に似ている」という理由で“柴田”や“柴ちゃん”と呼ばれていたそうで、やり取りの中で「犬っぽいから“わん”でいいんじゃない？」という軽やかな発想から名付けられたのが「わん」という名前の由来です。
そして「円井（まるい）」という苗字には、“まるい器＝わん”をイメージし、「大きな器を持つ人間でありたい」「物事を柔らかく受け止める存在でありたい」という意味が込められているとのこと。
音の響きだけでなく、内面性や理想像を表す芸名として、彼女自身が気に入って使い続けている様子がうかがえます。
こうした名付けの背景には、円井さんの素直でユニークな感性が現れており、芸名にも彼女らしさがしっかり宿っています。
円井わんの所属事務所
円井わんさんのこれまでの所属事務所の変遷には、彼女のキャリアの歩みが色濃く反映されています。
芸能活動初期の2017年から2019年までは「トミーズアーティストカンパニー」に所属し、演技経験を着実に積みながら土台を築いていきました。
その後、2020年に芸能事務所「ジャングル」との業務提携を開始。
翌2021年には正式に同事務所へ移籍し、本格的にテレビや映画への露出が増えた時期でもあります。
この間には、国際映画祭での受賞や自らの企画制作への挑戦など、活動の幅を大きく広げていきました。
そして、2024年3月をもってジャングルとの契約を終了。
翌5月より、現在の所属先である「スクワッドマネジメント（SQUAD Management）」に移籍しています。
新しい環境のもとで、円井さんはより一層表現の自由度を高めながら、次なるステージへと歩みを進めています。
円井わんの年収
円井わんさんの年収については、芸能人としてよくあるように公的な発表はされておらず、具体的な金額は不明です。
ただ、2016年のデビュー以降、映画・ドラマ・CM・ミュージックビデオなどジャンルを問わずコンスタントに作品に出演していることから、一定の収入は得ているものと考えられます。
とはいえ、現在のところバラエティ番組などでのレギュラー出演や、全国的なCM契約の情報は見受けられず、メディアでの知名度も爆発的というほどではありません。
そのため、芸能活動のみで高額な年収を得ている段階ではなく、推測としては数百万円規模にとどまる可能性が高いと言えるでしょう。
近年は自主企画や海外映画祭での受賞歴など実力派女優としての評価が高まりつつあり、今後のキャリア展開次第では収入面でも大きく伸びることが期待されます。
あくまで現時点での参考として、本人の努力や作品の質を見守っていくことが大切です。
円井わんの実家や生い立ち
— 円井わん Wan Marui (@wanmarui) November 25, 2022
1998年1月3日生まれの円井わんさんは、大阪府出身です。
実家の正確な場所については非公表とされており、詳細は明かされていませんが、幼少期から自身の進むべき道を「女優」だと自然に感じていたと語っています。
特定の出来事がきっかけになったわけではなく、「私にはこれしかなくね？」「他になることは考えたことがないんだよなぁ」といった言葉からも分かるように、演じることへの衝動は内側からごく自然に芽生えていたようです。
高校卒業後には、特別な伝手もないまま単身で上京。
まずは生活のために求人サイトを見ていたところ、「映画好きが集まるバー」という文言が目に入り、そのお店で働き始めました。
そこには映画関係者も訪れており、とくに女優として活動していたチーママとの出会いが転機に。
彼女を介して映画監督・内田英治さんと縁がつながり、映画『獣道』への出演が決定。
これをきっかけに円井さんの女優としてのキャリアが本格的に動き出すこととなりました。
人との偶然の出会いと、自分自身の強い信念が重なって開いたこの道は、まさに彼女らしいスタートだったと言えるでしょう。
円井わんの父親
円井わんさんの父親については、一般の方であるため名前や年齢、職業、顔写真などの詳細な情報は一切公表されていません。
これまでのメディア露出やインタビューでも、家族に関する話題はごく限られており、父親に関する具体的なエピソードもほとんど語られていないのが現状です。
ただし、一部のインタビューでは「父とうまくいかない時期があった」といった心情を円井さん自身が打ち明けており、家族との関係性にも悩んだ時期があったことがうかがえます。
そうした経験が、彼女の繊細な表現力や内面からにじみ出るリアリティに影響を与えている可能性もあるかもしれません。
家族という最も身近な存在との向き合い方も、円井さんの演技に深みを与える一つの要素となっているのではないでしょうか。
円井わんの母親
たった今、お母さんとTOHOシネマズ梅田で観てきました🕊 pic.twitter.com/ISudG7CCEv
— 円井わん Wan Marui (@wanmarui) November 27, 2022
円井わんさんの母親も一般の方であり、名前や職業などの詳細は公表されていませんが、娘の夢を見守る存在としてたびたびエピソードに登場しています。
かつて円井さんが女優を目指すと打ち明けた際、母親はすぐに賛成したわけではなく、「やりたいことをやって、24歳でダメだったら帰ってきなさい」と条件付きで背中を押したといいます。
その言葉は円井さんにとって心強い支えとなり、覚悟を決めて上京するきっかけになりました。
今では母娘で一緒に映画を観に行くこともあるそうで、当初の不安を乗り越えた現在、母親は円井さんの活動を温かく応援している様子がうかがえます。
夢を追う娘を見守る姿勢と、現実を見据えた助言のバランスは、円井さんの芯の強さにもつながっているのかもしれません。
円井わんの兄弟や姉妹
円井わんさんには兄が一人おり、姉妹については確認されていません。
兄も一般の方であるため、名前や職業などの詳細は公表されていませんが、幼少期に空手を習っていたそうで、円井さん自身もその影響を受けて4歳の頃から空手を始めています。
練習熱心だった彼女は、小学生のうちに初段を取得し、空手の「形（かた）」においては大会に出場すれば必ず入賞するほどの実力を持っていたと言われています。
そうした背景からも、幼い頃から何事にも集中して取り組む力があったことがうかがえます。
兄とともに武道に励んだ経験は、精神的な芯の強さや身体表現の素地として、女優としての現在にも少なからず影響を与えているのかもしれません。
家庭の中で培われたこうした経験は、見えない部分で彼女の表現力を支えている要素のひとつと言えるでしょう。
まとめ
幼い頃から「女優になることしか考えたことがなかった」と語る円井わんさんは、その言葉通りに着実に夢を形にし、現在ではドラマや映画を中心に活躍の場を広げています。
長編初主演作が海外映画祭でグランプリを受賞するなど、国内外から注目を集める実力派としての評価も高まりつつあります。
一方で、家族や私生活に関する情報は控えめで、特に父親についてはまだ多くを語られていません。
とはいえ、これまでの活動の中で垣間見える内面の強さや繊細さからは、家族との関係もまた彼女の表現の背景に深く根付いていることを感じさせます。
今後さらに活躍の幅が広がっていく中で、本人の口から生い立ちや家族についての新たなエピソードが語られる機会があることを、楽しみにしたいですね。
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