ジャズクラリネット奏者で「人間国宝」と呼ばれる北村英治さんは、お父さんやお孫さんも有名なかたでした。
今回は、北村英治さんの生い立ちや家族、結婚について調べてみました。
北村英治の父親もすごい人だった
北村英治さんがクラリネット奏者になったのは、幼い頃からレコードを聴いていたことですが、これはお父さんの影響だったそうです。
北村英治さんのお父さんは北村政治郎さんといい、世界で初めて実用化されたTYK式無線電話機の開発者だったそうです。
TYK式無線電話機というのは、携帯電話の先駆けのようなもので「TYK」は開発者の頭文字から取っており、その「K」が北村政治郎さんを指しているのです。
NHKの前身の東京放送局の技師長の技師長も務めた人でした。
北村英治の実家や生い立ち・母親はどんな人？
北村英治さんの実家は、東京都渋谷区で今で言うところの松濤にあたる場所にありました。
北村英治さんは、9人兄弟の末っ子の五男です。
お父さんは世界的な機器の開発者であったため世界を渡り歩いており、「五郎」と名付けようとしていたところ、生まれたときにお父さんがロンドンにいたため、イギリスの「英」とお父さんの名前の「治」から「英治」と名付けられました。
お母さんは、イチさんといい、新潟出身で戦国武将の佐々成政の直系の生まれです。
9人というのは子沢山ですが、末っ子の北村英治さんも中学から大学まで慶應義塾に通っていたり、お父さんはイタリアでバイオリンを買って娘に音大に進むように言うくらい音楽好きで、たくさんのクラシックのレコードがあったといいます。
お父さんの活躍やお母さんの生まれなどを考えても、北村英治さんの実家は裕福な家庭だったことが伺えますね。
北村英治の妻や子供は？
北村英治さんは結婚しており、娘が一人います。
奥さんや娘さんの情報や画像は公開されていませんでした。
こういったところから考えると、音楽家として活動しているなどはしていないようですね。
ここまでの北村英治さんの活躍が、奥さんや娘さんの存在も大きいのでないかと思われます。
北村英治の孫も音楽家だった
北村英治さんのお孫さんは平塚太一さんといい、東京藝術大学出身で指揮者として活躍しており、『やたたフィルハーモニー管弦楽団』の代表でもあります。
北村英治さんとも共演しており、これからの活躍も期待ですね。
まとめ
北村英治さんのクラリネット奏者としての活躍は、お父さんの影響がなしでは考えられないと言っても良いかもしれません。
第二次世界大戦中の日本でアメリカの音楽を聴くという経験は、両親の理解がなくては考えられないことです。
そして、お孫さんも音楽家として活躍をしているのは、受け継がれているということなのでしょう。
そんな家族に支えられて、「人間国宝」と呼ばれるまでの活躍をしていることは、音楽好きだったお父さんの政治郎さんも喜んでいることでしょう。