力強いリリックと独自の存在感で注目を集めるラッパー・Awichさん。
その個性的な名前や佇まいから、「ハーフなの？」「国籍は？」と気になる方も多いのではないでしょうか。
さらに、どんな家庭で育ち、どのような学生時代を過ごしてきたのかも興味深いポイントですよね。
この記事では、Awichさんのルーツとなる実家や家族構成、父親や母親についての情報をはじめ、兄弟や出身高校・大学に関する話題まで、さまざまな角度から深掘りしてお届けします。
Awichさんの魅力にもっと近づきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Awichはハーフ？国籍は？
Awich「毎朝１時間を読書の時間と決めて、いろいろな本を並行して読み進めています。今は、生きる生と性に対する意識を高めてくれる『タントラの変容―サラハの王の歌』や、船越（義珍）先生が空手道について記した『空手道』、そして岡本太郎著の『沖縄文化論』など」https://t.co/Hyxv8X5ij8 pic.twitter.com/IglVJYhwQv
— VOGUE JAPAN (@voguejp) September 3, 2023
印象的なルックスとグローバルな雰囲気から、「Awichさんってハーフ？」と思われる方も多いようです。
確かに、はっきりとした目鼻立ちや独特のファッションセンスは、海外ルーツを感じさせる魅力がありますよね。
しかし、実際にはAwichさんのご両親はどちらも日本人。出身地は沖縄県那覇市で、生まれも育ちも日本国内です。
ハーフではなく、いわゆる“純日本人”ということになります。
とはいえ、沖縄の方には目鼻立ちがくっきりしていてエキゾチックな印象を持たれる方も多く、ハーフに見えるのは珍しいことではありません。
さらに、Awichさん自身が海外カルチャーや英語に親しんできたことも、国際的な印象を強めている要因のひとつと言えるでしょう。
国籍についてももちろん日本です。幼少期から高校卒業までは沖縄で過ごし、その後アメリカ・アトランタに留学していますが、帰国後も国内を拠点に活動を続けています。
インタビューでは、自身のアイデンティティに対して「沖縄で生まれ育ったことがすべてのベースになっている」と語る場面もあり、ルーツを大切にしながら、国内外問わず活躍の場を広げている姿勢がうかがえます。
「ハーフではないけれど、ボーダーレスな存在感」。それこそが、Awichさんの大きな魅力なのかもしれませんね。
Awichの実家や生い立ち
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— 琉球新報 (@ryukyushimpo) August 17, 2023
沖縄戦を生き抜いた祖父や父、米軍機墜落事故で「真っ黒に焼け焦げた子を見た」という母。名優・北島角子さんとの知られざる縁･･･。人気ラッパーのAwichさんが、たくましく生き抜いてきた先人たちから受け継ぐ「沖縄の心」とは。https://t.co/YRNr8EAnmA#戦争の記憶 #Awich pic.twitter.com/yyotDu0v8y
音楽だけでなく、生き方そのものが注目されているラッパーのAwichさん。
唯一無二の世界観は、どのような環境で育まれてきたのでしょうか。
ここでは、Awichさんの実家の様子や幼少期のエピソードをもとに、そのルーツをたどっていきます。
Awichさんは1986年12月16日、沖縄県那覇市で生まれました。
実家の詳しい所在地までは公表されていないものの、那覇市内でのびのびとした幼少期を過ごしていたようです。
本人が過去のインタビューで語ったところによると、Awichさんの実家は「常に人が集まる家」だったそうです。
親戚や友人などが頻繁に訪れ、自然と賑やかな空気に包まれていたとのこと。
そのような環境の中、Awichさんは来客の前で“スピーチ”をする機会が多く、人前で話すことへの抵抗がなくなっていったと語っています。
一方で、暗闇を怖がる繊細な一面も持ち合わせていたようで、不安な気持ちを紛らわせるために、小さな頃から詩や日記を書いていたそうです。
表現することが、幼い頃から心のよりどころだったのかもしれませんね。
Awichさんの本名は「浦崎亜希子」さん。「アジアの大陸のように、大きな希望を持って育ってほしい」という願いから、お母さんがこの名前をつけたそうです。
このエピソードからも、家族がAwichさんの人生に深い願いを込めていたことが伝わってきます。
また、小学生の頃は当時大人気だった沖縄アクターズスクールに強く憧れていたものの、家庭の方針で入校は叶わなかったとのこと。
しかしその代わりに、米軍基地内の英語教室に通い、幼い頃から英語に親しむ機会を得ていました。
沖縄という土地柄、外国文化との距離が近かったことも、Awichさんの語学力やグローバルな視点のベースになっているのかもしれません。
Awichさんがラップと出会ったのは14歳の頃。アメリカの有名なラッパーの楽曲に衝撃を受け、「自分もこんなふうに心の内を表現したい」と感じたのがきっかけでした。
この体験を通じて、詩や言葉を書くことからラップという表現へと自然に移行していったのです。
幼少期の繊細な感受性と、言葉で想いを伝える環境が、現在のAwichさんのスタイルを形づくる原点になっていることがうかがえます。
Awichの父親
Awichさんの内面の強さや人生観は、家族、とりわけお父さんの存在から大きな影響を受けているようです。
ここでは、Awichさんの父親である浦崎直行さんについて、その人物像や家族との関係を深掘りしていきます。
Awichさんのお父さんの名前は、浦崎直行さん。
第二次世界大戦末期の沖縄戦を経験した世代にあたる方で、過酷な時代を生き抜いてこられた背景を持っています。
沖縄戦では多くの民間人が犠牲となり、家族や故郷を失った人々も少なくありません。
そのため、浦崎さんは生きることへの覚悟や、現実を受け止める力を自然と身につけてきたのでしょう。
Awichさんがメディアで語ったところによれば、お父さんは「体育会系で、気合いがすべて、みたいな人」。時代背景もあってか、厳しくも芯の通った生き方をされていたようです。
その姿勢は、Awichさん自身の価値観にも強く影響しているように感じられますね。
Awichさんは過去にパートナーを亡くすという、深い喪失体験をしています。
気持ちの整理がつかず、日常に戻ることもできなかったという時期があったそうです。
そんな中、お父さんがかけた言葉が、Awichさんの心を立ち直らせる大きなきっかけとなりました。
「ウチナーンチュ（沖縄の人）は全員そうだからな。戦争で大事な人や家族を失ったんだ。お前1人だけじゃない」
と言ったそうです。
これは、お父さん自身が戦争で多くの人々の死を目の当たりにしながらも、それを乗り越えてきた経験があってこその言葉。
単なる励ましではなく、生きることの厳しさと、そこから目を逸らさない覚悟を、静かに伝えてくれたのだと思います。
この父の言葉に背中を押され、Awichさんは少しずつ前を向き、アーティストとしての活動にも再び力を注げるようになったそうです。
Awichの母親
Awichさんの独創的な感性や表現力の源には、母・浦崎米子さんの存在が深く関係しているようです。
沖縄の歴史と芸術文化の狭間で生きてきた米子さんは、Awichさんにとって単なる親というだけではなく、精神的なルーツでもあります。
ここでは、そんな母親像に迫ります。
浦崎米子さんは、1959年に沖縄県石川市（現在のうるま市）で起きた「宮森小学校米軍ジェット機墜落事故」の生存者です。
この事故は、米軍のF100戦闘機が宮森小学校に墜落し、多くの子どもたちが命を落とした、戦後沖縄史上最悪の航空機事故として知られています。
このような悲劇を経験しながら生き抜いてきたという事実は、Awichさんの家族が沖縄の歴史とどう向き合ってきたかを象徴しています。
そしてその記憶は、おそらくAwichさんの音楽に込められる“痛み”や“祈り”にも影響を与えているのでしょう。
戦争や米軍基地の問題が身近にあった環境で育ったAwichさんにとって、米子さんの存在は「沖縄の現実」を最もリアルに教えてくれた存在だったのかもしれません。
米子さんは非常に芸術肌な人物で、絵を描いたり小説を書いたりと、クリエイティブな才能に恵まれているそうです。
とくに視覚芸術や言葉による表現を得意としている点は、Awichさんの表現力と深く通じるものがありますよね。
家庭の中でアートが自然に存在していたこと、また「創造すること」が日常だったという環境が、Awichさんの感受性や世界観の基盤になっていると考えると、非常に納得感があります。
また、Awichさんが「Awich」という名前を持つきっかけとなった本名「亜希子」の由来も、お母さんがつけたものです。
「アジアの大地のように、希望を持って広く生きてほしい」という願いが込められているとのことで、娘への深い愛情と理想を感じさせますね。
戦争の記憶を背負いながらも、創造を通じて人生を紡いできた浦崎米子さん。
その人生観や芸術性は、Awichさんの表現活動においても確かな“根”として息づいています。
静かに、しかし力強く娘を支えてきた母の存在は、Awichさんの音楽に深い奥行きを与えているのかもしれません。
Awichの兄弟や姉妹
Awichさんの家族構成について関心を寄せる人は多いようで、「兄弟や姉妹はいるの？」といった疑問の声もネット上で見かけますよね。
家族との関係性や背景を知ることで、その人の価値観や表現スタイルがより深く理解できることもあるため、気になるのも無理はありません。
しかしながら、現時点でAwichさんが兄弟や姉妹について言及している公式な情報は見つかっておらず、インタビューやSNSなどを通じても兄弟に関する話題は一切確認されていません。
ファンの間でも「一人っ子なのでは？」という憶測がある一方で、あくまで推測の域を出ないため、断定は避けるべきでしょう。
また、家族に関する話題では主に父親や母親に関するエピソードが中心となっており、特に兄弟にまつわるエピソードが見られない点からも、兄弟姉妹がいたとしても公にはしていない、または関係性をメディアで語るスタンスを取っていない可能性も考えられます。
アーティストとしてのAwichさんは、自身のルーツや経験を言葉や音楽に強く投影していますが、その中でも家族、とりわけ両親の影響に焦点を当てている印象があります。
兄弟姉妹の存在が今後明らかになる可能性もゼロではないですが、現段階ではプライバシーを尊重しつつ、見守っていきたいところです。
Awichの学歴
Awichさんが通っていた学校について調べてみました。
Awichの出身小学校
出身小学校は公表されていません。
最初に人前でパフォーマンスしたのは、2年生の時の演劇クラブで『うさぎとかめ』のその後の物語をやった時で、Awichさんは負けたうさぎのその後を演じたそうです。
Awichの出身中学
出身中学校も公表されていません。
14歳でラップに目覚めたAwichさんは、この時から「Awich」として活動していました。
Awichの出身高校
中学校卒業後は、昭和薬科大学附属高等学校に進学しました。
偏差値は、61です。
在学中はアメリカ・ミズーリ州への留学を経験しました。
Awichの出身大学
高校卒業後は、アトランタの短期大学に進学しました。
そして現地で旦那さんと出会い結婚、長女を出産した後にインディアナポリス大学に入りました。
この大学では起業学とマーケティング学を学び、卒業しています。
まとめ
沖縄の苦しい時代を経験した両親の元で育ったAwichさんは、地元をとても大切にしている方です。
これからもラッパーとしてAwichさんの活躍を応援していきたいですね。