女子プロゴルファーの山下 美夢有(ミユウ)さんはゴルフ人生を、家族と二人三脚で過ごしてきました。
美夢有さんは「スイングはお父さんに任せる部分も大きい」と語り、『ワールドレディスサロンパスカップ』での優勝も、お父さんからの「打ち急ぐな」というアドバイスがあったからだと明かしています。
お母さんについては「ポジティブ思考で、いつも笑わせてくれる」と感謝の言葉を述べていました。
今回はそんな気になる美夢有さんのお父さんやお母さん、兄弟、実家について紹介します。
山下美夢有の父親はコーチ!
山下美夢有さんのお父さんは山下 勝臣(マサオミ)さんと言います。
お父さんはコーチとして、美夢有さんが5歳の頃から支えてきました。
「美夢有のスイングの狂った部分は、すぐに見抜き修正できる」と述べる程、勝臣さんのコーチとしての腕は一級品。
実際にお父さんのアドバイスを受けた、山下美夢有さんは以下のように語っています。
- 国内メジャー『ワールドレディスサロンパスカップ』での優勝も、「リズムが悪い」「打ち急ぐな」というお父さんのアドバイスが大きかった。
- 伊藤園レディスでの優勝も、お父さんと練習しスイング軌道を修正したことが、自信になり試合に挑むことができた。
- 幼少期から指導を受けているので、安心してついていくことができる
またお父さんは経済的な支援にも抜かりが無く、約300万円の弾道計測器・トラックマンを美夢有さんの為に購入したこともあります。
こうなると気になるのは、お父さんの勝臣さん自身のゴルフの実力ですが、月1ぐらいのペースでしかゴルフを行わない模様で、平均スコアは110、美夢有さんが小学生の頃にはすでに勝臣さんの実力を上回っていました。
ゴルフ経験が豊富ではない勝臣さんが、何故プロゴルファーである美夢有さんを指導できるのか、プロコーチの先駆けと言われる内藤雄士プロは以下のように語っています。
現代はインターネットやプレーの計測器の発達により、様々な情報を手に入れることができる。このような正しい情報を把握してさえいれば、ゴルフ経験が無くともコーチになることも可能です。
出典:ゴルフダイジェスト
山下美夢有の父親は会社を経営している
山下美夢有さんのお父さんの勝臣さんは『有限会社 山下工業』で代表取締役をしていると考えられています。
根拠としては以下のようなものがあります。
- 『山下勝臣』という代表取締役の名前が、勝臣さんと完全に一致している
- 山下美夢有の実家がある『寝屋川市』と山下工業の住所が近い
- 『有限会社 山下工業』の公式インスタグラムが美夢有さんをフォローしている
ただし本人が公表しているわけではないので、間違いの可能性も否定できません。
山下美夢有の実家はお金持ち?
上記の写真は、美夢有さんの寝屋川市にある実家の玄関先だと考えられています。
写真に写っている車、150cmある美夢有さんの身長を超える大きい門松、何をとっても実家に多大な金額がかけられていることは明白。
また、美夢有さんの実家には、屋上に約45メートルの広さでグリーンもあるゴルフの練習場があると言われています。
山下美夢有の生い立ち
山下美夢有さんは2001年8月2日、大阪府の寝屋川市に生まれました。
美夢有さんはが歳の頃にお父さんの勝臣さんの影響を受けてゴルフを始め、小学3年生の頃からゴルフに対して本気で熱心に取り組むようになりました。
美夢有さんが初めてプロを意識するようになったのは、中学1年生の頃に出場した『マンシングウェアレディース東海クラシック』で多くのプロ選手と交流し、プロの世界で戦ってみたいと感じたのがキッカケです。
高校は大阪桐蔭高校に進学し、1日1000球もの練習をこなし、ラウンドも週に2、3回行い、トレーニングに励みました。
高校時代には、関西高校選手権・関西女子アマ選手権・全国高等学校ゴルフ選手権大会などで優勝をし、2019年にプロテストに合格し、歴史上で初めて女子高生ながら女子プロゴルファーになりました。
女子プロゴルファーとしては2021年の『KKT杯バンテリンレディス』で初優勝を記録しています。
初優勝後は『ワールドレディスサロンパスカップ』『宮里藍サントリーレディス』『富士フイルム・スタジオアリス』など様々な大会で優勝に輝いており、2022年と2023年には賞金女王になっています。
山下美夢有の母親
山下美夢有さんのお母さんの名前は山下有貴(ゆき)さんと言います。
美夢有さんは有貴さんのことを「何事も前向きに考える、ポジティブ思考な人。笑顔になれるような面白いことを言ってくれる」と語っています。
実際に『ワールドレディスサロンパス杯』で優勝し、美夢有さんがインタビューを受けた際にも「大会期間中はお母さんが面白いことを言って笑わせてくれた、いつも支えてくれてありがとう」とお母さんへの感謝を言葉にしていました。
ちなみに、有貴さんのゴルフのスコアは平均で102前後らしいです。
山下美夢有の兄弟や姉妹
山下美夢有さんは、三人兄弟で弟さんと妹さんがいます。
弟さんの名前は山下勝将(マサユキ)さんと言い、妹さんの名前は山下蘭(らん)さんと言います。
勝将さんは2002年生まれで、現在は近畿大学でアマチュアゴルファーとして活動中。
ゴルフを始めたきっかけは姉である美夢有さんが先にゴルフをやっていたので、その流れでゴルフをするようになりました。
高校生までは流れのままゴルフを続けていた勝将さんですが、大学では真剣にゴルフに取り組みお父さんの勝臣さんと共に練習しABEMAツアーで優勝した実績があります。
勝将さんの憧れの選手はタイガーウッズさんで、観客を沸かせるようなプレーが目標です。
妹の蘭さんは2007年生まれで、奈良育英高校のゴルフ部に所属しており、兄・勝将さんと同じようにプロを目指す、アマチュアゴルファー。
蘭さんがゴルフを始めたのは高校入学時からで、プロになった美夢有さんを尊敬しており、美夢有さんと同じようにお父さん・勝臣さんに指導を仰ぎながら、プロを目指しています。
高校生から始めたのにもかかわらずベストスコアは74、また2023年の女子ゴルフのCATレディースでは美夢有さんのキャディを務めるなど、貴重な経験を積んでおり、今後の活躍に期待です。
山下美夢有は弟もゴルフが上手い
現在、山下美夢有さんの弟の山下勝将さんはアマチュアゴルファーとして活動していますが、ゴルフの実力は一級品。
実際に2022年に『国内男子下部ABEMAツアー』で史上7人目のアマチュアながらの優勝を飾りました。
男子ゴルフ界のネクストヒーローの1人として取り上げられており、今後の活躍を期待されています。
女子ゴルフ界の注目株である美夢有さんを姉に持つ、勝将さんは「山下美夢有の弟」と呼ばれることもあったそうですが、勝将さんは嫌だとは感じず、逆に刺激になると話しています。
またお父さんの勝臣さんは「美夢有さんと勝将さんは少年時代、6~7キロ離れた練習場まで競うように走って向かっていた」と、2人は昔から切磋琢磨していたことを明かしました。
勝将さんは大学卒業後にプロテストを受ける予定なので、今後の活躍にさらなる期待がかかります。
山下美夢有の妹がキャディを務めて話題
山下美夢有さんの妹の蘭さんは2023年の女子ゴルフのCATレディースで美夢有さんのキャディを務め、話題になりました。
蘭さんがキャディを務めたきっかけとしては、「キャディをしてみたい」との蘭さん自身の申し出があります。
美夢有さんはキャディの蘭さんに対して「キビキビ動きや」「邪魔だけはせんといてや」と厳し目の言葉を掛けながらも、終了後には「初めてにしてはよくやってくれた」と蘭さんをねぎらっていました。
一方キャディの蘭さんは美夢有さんに対して「どこ打ってんねん」という厳しい言葉を掛けることもあり、これに対して美夢有さんは「(蘭さんの)スコアはまだまだダメで、口だけですね(笑)」と語っています。
まとめ
今回は2022年、2023年の賞金女王である山下美夢有さんの家族構成やその人物像について紹介しました。
今の山下美夢有さんの活躍は、お父さんの存在がかなり大きいことがわかりますよね。
そして、弟さんや妹さんも今後ゴルフで活躍することになれば、日本を代表するゴルフ姉弟になるかもしれませんね。
山下美夢有さんだけでなく、弟さんや妹さんのこれからの活躍にも注目です。