「AKB48を突然辞めたあの子、今どうしてるんだろう?」
かつて“次世代のエース候補”と注目された光宗薫さん。
研究生ながら異例のメディア露出があり、モデル顔負けのルックスで話題を集めましたが、卒業はあまりにも突然でした。
当時は体調不良とだけ説明されていましたが、そこに隠された事情が気になっていたという人も多いのではないでしょうか。
今ではテレビで見かけることは少なくなったものの、SNSでは独特の世界観を持つ作品が注目されるなど、別のステージで表現を続けている光宗薫さん。
年収や事務所、活動内容も含めて、現在の姿を改めて知りたくなります。
本記事では、光宗薫さんがAKB48を辞めた背景や、その後の経歴、今どんな活動をしているのかを丁寧に追っていきます。
かつての“異端のアイドル”が選んだ道とは──。
光宗薫の年収
光宗薫さんの年収については、本人からの具体的な公表は行われていません。
現在の主な活動が絵画制作を中心としたアーティスト活動であり、メディア出演も限定的なため、正確な収入額を知ることは難しいのが現状です。
ただし、TBSの人気番組『プレバト!!』での実力派アーティストとしての注目や、過去に開催された個展、アート作品の販売などから、一定の収益は継続して得ていると考えられます。
『プレバト!!』では不定期ながらもたびたび出演しており、そのたびに“天才肌の画家”として話題になることが多く、芸能界における独自の立ち位置を築いています。
ただ、番組出演料だけで高額な年収になるとは考えにくく、あくまでメディア露出は副次的な活動という位置づけに近いようです。
光宗さんが力を注いでいるアート活動に関しては、都内のギャラリーやアートフェアでの展示実績があり、作品によっては数万円から十数万円で販売されているとの情報もあります。
作品の売れ行きや受注状況によって収入は変動するものの、芸能界で活動していた頃の知名度や影響力もあり、ファン層からの支持は根強いものがあります。
さらに、光宗さんのInstagramでは、自身の作品の一部や制作風景が紹介されており、フォロワーとの交流も続けられています。
SNSを通じた認知度の維持と、アート作品のブランディングは、アーティストとしての活動において大きな強みとなっているようです。
そのため、年収に関しては公表されていないながらも、「創作活動に軸足を置きつつ、メディア出演や作品販売などを通じて安定的な収入を得ているのではないか」との見方が多くあります。
あくまで推測の域は出ませんが、活動内容から鑑みて、年収は数百万円〜1000万円前後とする声が一般的です。
なお、今後の創作活動の展開や、大規模な個展・コラボレーション企画の実現などによって、収益面でも新たな展開がある可能性は十分に考えられます。
光宗さんのように、自身のペースで表現を追求しながらキャリアを築くアーティストの収入モデルは、従来の芸能活動とは異なる形で注目されつつあります。
光宗薫の本名は?
光宗薫さんは、本名で活動されています。
芸名ではなく、デビュー当初から「光宗薫」という名前をそのまま名乗っており、公式プロフィールや過去のインタビューでも本名であることが明記されています。
名前の読み方は「みつむね かおる」で、珍しい苗字と中性的な印象を持つ下の名前から、デビュー時にはその名前自体にも注目が集まりました。
AKB48の13期研究生として加入した際も、グループ内では早くから個性を発揮しており、ニックネームにもその個性が表れています。
たとえば、渡辺麻友さんや島崎遥香さんといったメンバーからは、アニメ『エヴァンゲリオン』の登場人物にちなんで「カヲルくん」と呼ばれていたことがありました。
これは、光宗さんの雰囲気や中性的な美しさが、同作のキャラクター・渚カヲルを彷彿とさせるという印象によるもので、ファンの間でも話題になりました。
また、他のメンバーからは「ミッツ」や「かおる」といった愛称でも親しまれていたようです。
なお、「光宗」という苗字は日本全国でも非常に珍しく、厚生労働省などの統計によると、全国に100世帯もないとも言われるほどの希少姓です。
そのため、活動名が本名であることに驚く声も少なくありません。
芸能界においては、インパクトや記憶に残りやすさが重視される傾向がありますが、光宗さんの場合はそのままの名前が強い個性となっており、改名などの必要がなかったこともうなずけます。
近年では、アーティストとして絵画や造形の分野でも活動しており、本名である「光宗薫」の名前が作品と一体化するかたちでブランディングされつつあります。
芸能活動の枠を超えて表現者としての存在感を高めるなか、名前そのものがひとつの“作品タイトル”のような役割を担っているとも言えるかもしれません。
今後の活動においても、本名でありながら唯一無二の存在感を放つ「光宗薫」という名前が、多くの人の記憶に刻まれていくことでしょう。
光宗薫がAKB48を脱退した理由
2011年10月24日、光宗薫さんは「AKB48」の活動を辞退することを公式に発表しました。
劇場公演デビュー前から注目され、次世代のセンター候補とも言われていた中での異例の脱退劇に、多くのファンが驚きました。
発表の中で光宗さんは、「以前から体調が優れず、自分の思う万全の状態でステージに立つことが難しくなった」と語っています。
スタッフからは無理をしないよう配慮の声もあったものの、最終的には「体調を万全にするためにも、AKBでの活動を一度離れたほうがいいと判断した」とのことで、自らの意思での辞退であることが強調されていました。
当時、チームKへの昇格が内定していたにもかかわらず、異動前であることや健康状態を考慮し、卒業公演などは行われないまま脱退となりました。
光宗さんはその後もしばらく芸能活動を続けていましたが、2017年には、自身のSNSやインタビューを通じて、10代の頃から摂食障害や強迫的な症状に悩まされていたことを告白。
特に活動期には心身のバランスを取ることが難しく、「一時的に拘束してもらわなければ生活がままならない状態」だったと明かしました。
さらに、近年は症状が安定しない中で無理に強い気持ちを持とうとするほど心のバランスが崩れてしまい、「好きだったことが次第に苦痛に変わっていった」と率直な思いを語り、芸能活動を休止する決断に至っています。
AKB48在籍時には体調不良という表現にとどめていましたが、振り返れば当時から深刻な精神的な葛藤を抱えていたことがうかがえます。
彼女の絵画や表現活動にも共通する繊細さや内面性の強さは、そうした経験と向き合いながら自身のスタイルを築いてきた証とも言えるでしょう。
近年は再びアーティストとして個展などで作品を発表する場面も見られ、ファンからは「無理せず自分らしく過ごしてほしい」と温かい声が寄せられています。
光宗さんの脱退理由は単なる“体調不良”にとどまらず、心身の限界と真摯に向き合い、自分の人生を守るための決断だったことが、年月を経た今だからこそ、より深く理解されているようです。
光宗薫の現在の活動は?
プレバト 丸太アート部門、ありがとうございました!https://t.co/EqEkLGip77 pic.twitter.com/hZU6PYM6yW
— 光宗薫 (@mtmnkor) March 30, 2023
光宗薫さんは現在、アーティストとしての創作活動に軸足を置いています。
AKB48の活動辞退以降、モデルや女優としての仕事を経て、近年は主に絵画の分野で注目を集めており、個展を開催するなど本格的なアート活動を続けています。
特に話題となったのは、TBS系のバラエティ番組『プレバト!!』への出演で、専門家から「天才」と評されるほどの実力を見せつけ、視聴者の間でも大きな反響を呼びました。
独特の色彩感覚や緻密な描写力が高く評価され、アーティストとしての才能に改めて光が当たるきっかけとなりました。
光宗さんの作品は、精神の内面を鋭く描き出すような作風が特徴で、自身の過去の経験や心の揺れを表現しているとされます。
2017年に摂食障害や強迫性障害を公表して以降は、表舞台から距離を置きながらも、自分と向き合うかたちで創作を続けていることが分かっています。
Instagramでは、完成した作品の一部をたびたび公開しており、ファンからは「見ていて引き込まれる」「感情が伝わってくる」といった声も寄せられています。
作品の販売や展示情報については時期により異なるものの、最近では都内ギャラリーでの展示やアート関連イベントにも参加しており、アート界隈での存在感を徐々に強めている印象です。
また、公式の場では多くを語らないものの、ご本人のSNSや過去のインタビューからは、「表現すること」が今の光宗さんにとって生活の一部であり、精神の安定と深く結びついていることが伝わってきます。
芸能活動を前面に出すことは控えているものの、内面的なエネルギーを作品というかたちで外に出すスタイルは、かつての“アイドル”という枠を超えた独自の生き方として、多くの支持を集めているのではないでしょうか。
なお、現時点で映像作品やメディア出演は限定的ですが、創作活動を続けながら時折発信される近況には、今後の展開を期待させる余地も感じられます。
今後さらに詳細なインタビューや作品の展示情報が明らかになれば、より深い理解につながるかもしれません。
光宗薫の所属事務所
光宗薫さんは、芸能事務所「フレイヴ エンターテインメント」に所属されています。
この事務所は、AKB48グループ出身のタレントやアーティストのマネジメントに実績があり、鈴木まりやさんや増田有華さん、鈴木優香さんなど、過去にAKBグループで活動していたメンバーも在籍している点が特徴です。
光宗さんもAKB48の13期研究生として活動していた経歴があり、同じルーツを持つメンバーが多いことは、所属先としての親和性の高さを感じさせます。
「フレイヴ エンターテインメント」は、芸能活動の枠にとどまらず、アートやファッションなど個々の表現領域にも柔軟に対応していることから、光宗さんのように多面的な活動を展開するタレントにとっては自由度の高い環境といえるかもしれません。
実際、光宗さんはAKB48を離れた後、モデル・女優として活動しながら、現在は主にアーティストとして創作活動に専念しています。
所属事務所のスタンスも、そうした“枠にとらわれない表現活動”を後押ししているようです。
また、所属タレントの多くが自身のSNSや個展、イベントなどを通じてファンとの距離を保ちつつ活動していることから、事務所としてもタレントの自主性や方向性を尊重する方針がうかがえます。
光宗さんもInstagramなどで自身の作品を発信しており、芸能事務所に所属しながらも、作家・表現者として独自の活動スタイルを築いている点が特徴です。
現時点で大々的なメディア露出は多くありませんが、創作や展示活動などを軸にしながら、自分のペースでキャリアを積み重ねる光宗さんにとって、「フレイヴ エンターテインメント」はその自由な表現を支える重要なパートナーであるといえます。
今後、新たな展開やプロジェクトが生まれる可能性もあり、事務所との協働のなかでどのような発信がなされていくのか、注目が集まります。
光宗薫のプロフィールや経歴
『Musée du ももクロ』にて、
— 光宗薫 (@mtmnkor) April 28, 2023
タフティングアーティストのぱくちーひとみさんより
蝉ちゃんラグをプレゼントしていただきました!
うれひい…
体験も楽しかったのでまた挑戦したいです。 pic.twitter.com/NfgKOLEDMM
名前:光宗薫
生年月日:1993年4月26日
出身地:愛媛県
血液型:O型
身長:168cm
趣味:ゲーム、絵を描くこと
特技:クラシックバレエ、シャープペンとボールペンでの模写
所属事務所:フレイヴ エンターテインメント
高校1年生の頃からサロンモデルとして活動を始めた光宗薫さんは、学生時代にはキリストンカフェやメイド喫茶でのアルバイト経験もあったと明かしています。
2010年には、友人のすすめをきっかけに「神戸コレクションモデルオーディション」へ応募し、見事グランプリを受賞。
その後はモデルとしてファッションショーや広告で活動するかたわら、ボイストレーニングを受けたり、韓国で1ヶ月間のダンス留学を行うなど、表現者としての幅を広げる努力を重ねてきました。
2011年には、AKB48の第13期研究生オーディションで最終審査に合格。
デビュー前からそのビジュアルと存在感が話題を呼び、「次世代のエース候補」「大型ルーキー」などと評されていました。
13期生の中で唯一コンサートに出演したり、ソロでインタビューを受けたりと、研究生とは思えない異例の扱いを受けていたこともあり、期待の高さがうかがえます。
しかし、2012年夏に体調不良を理由にコンサートを欠席したのを皮切りに、出演予定だった複数のイベントを立て続けにキャンセル。
10月には、「突然ではありますが、AKB48を辞退させていただきます」と自らの意志で活動終了を発表しました。
卒業公演も行われず、静かにグループを去ることとなりました。
その後は女優として活動を再開し、2012年11月には初主演映画『女子カメラ』が公開。
2013年には『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』にも出演し、個性派女優としての一歩を踏み出します。
また、ドラマ『みんな!エスパーだよ!』などにも登場し、存在感のある演技で話題を集めました。
一方で、芸能活動を続けながらも、かねてより心身の不調と向き合っていたことが後に明かされ、2017年には自身のInstagramを通じて、摂食障害や強迫的な症状を抱えていたこと、そして芸能活動の一時休止を発表しました。
2018年からは、自身の創作活動を再びスタート。ボールペン画を中心とした作品制作を本格化させ、個展を開くなどアーティストとしての道を歩み始めます。
InstagramなどのSNSでは、作品や制作過程の一部を公開し、光宗薫さんならではの感性がにじむアートが注目を集めています。
近年は芸能界での表立った活動は控えめながらも、創作というかたちで表現を続ける姿勢が、多くのファンから支持され続けています。
女優・モデル・アーティストという枠を超え、自分自身のリズムで表現を追求するその歩みは、これまでの経歴すべてが一本につながっているようにも感じられます。
まとめ
AKB48の研究生時代から異例の注目を集めていた光宗薫さんは、表舞台では語られなかった葛藤や体調不良を抱えながらも、着実に自分の道を切り拓いてきました。
アイドルとしての活動を経て、女優・モデルとしても実績を積み、現在はアーティストとして独自の表現を追求しています。
『プレバト』での才能あふれる作品が話題になる一方で、SNSでは繊細で力強い世界観を発信し続けている姿が印象的です。
華やかな経歴の裏にある等身大の苦悩や選択に触れ、「光宗薫さんらしい生き方を貫いている」と感じた方も多いのではないでしょうか。
今後も、肩書きにとらわれない自由な表現者として、さらに唯一無二の存在感を放っていくことが期待されます。
これからの活動を温かく見守っていきたいですね。
