「えっ、こんなに描ける人だったの？」と驚いた方も多いかもしれません。
元AKB48のメンバーという印象が強い光宗薫さんですが、現在は絵画アーティストとして高く評価されており、その才能はバラエティー番組『プレバト!!』でもたびたび話題になっています。
特に水彩画や黒板アートでは番組史上初の快挙を次々に達成し、「天才」と評されることもあるほど。
その一方で、実際の作品の価格や、絵を描き始めた経緯については意外と知られていないかもしれません。
芸能界からアートの世界へと活動の軸を移しつつある光宗薫さんが、どんな想いで作品を生み出しているのか──気になるポイントをまとめてみました。
光宗薫の絵がすごすぎる！
光宗薫さんの作品は、Instagramや個展などで随時公開されており、その緻密さと独特の世界観に驚かされるファンが後を絶ちません。
投稿されている作品を見ても、一つひとつの線に対するこだわりが伝わってきます。
中でも話題になっているのが、無印良品の「ポリカーボネイトボールペン0.7mm」を使ったモノクロ作品。
ご本人いわく「とてもシンプルなボールペンだからこそ、筆圧の加減で細かな表現ができる」とのことで、道具選びにも彼女らしいこだわりが感じられます。
2023年に開催された個展「未完」では、虫や骨格、人体の一部をモチーフとした作品が多く並び、そのどれもが高い観察力と感性を感じさせるものでした。
SNSでは「写真かと思った」「線のひとつひとつが繊細すぎる」といった称賛の声も多く、画力に加えて“病的なまでの集中力”に魅了される人も多いようです。
また、絵を描くことが精神の安定にもつながっていると語っていたことから、表現者としての姿勢に共感する人も少なくありません。
美術教育を専門的に受けたわけではないにもかかわらず、ここまでのクオリティに達している背景には、日々の研鑽と自己表現への強い意志があることがうかがえます。
デッサンから構成、構図の取り方まで、芸術性だけでなく技術面のレベルも非常に高く、近年はアート関連のメディアからも注目を集めています。
展示会に足を運んだ方からは「生で見ると写真以上の迫力」「線の密度に息をのむ」といった感想も寄せられており、光宗薫さんの描く世界には、画像では伝えきれないリアルな緊張感が宿っているのかもしれません。
光宗薫のプレバトでの作品がすごい！
【水彩画】光宗薫「一撃」は1ランク昇格で名人１０段になった件 #プレバト pic.twitter.com/rw1Yg1WiDv
— てんてんてん (@t_kobayashi_kun) June 29, 2023
プレバト_スプレーアートinふくしま02
— 久方堕世. (@kiyu_01) August 5, 2023
「桃海波べこ」光宗薫さん作#プレバト#福島駅スプレーアート pic.twitter.com/lRWas3efbD
光宗薫さん
— 汀 (@migiwa_lvbzbj) January 12, 2023
ぐんまちゃん描いてくれたんだー
可愛い#プレバト#伊香保温泉#スプレーアート pic.twitter.com/vci05O1geY
ミッツ、水彩画の特待生昇格試験で何と5級から3級へ昇格❗(←番組史上初の2ランク昇格) この水彩画を見た先生は思わず脱帽。流石はスーパー特待生❗#プレバト #mbs #tbs #光宗薫 pic.twitter.com/O8CFjt7EtE
— Kinsho@アフターコロナでも感染対策を (@knj30312) July 14, 2016
スプレー 光宗薫「多幸襲来」は才能アリだった #プレバト pic.twitter.com/4XStZxjY2l
— てんてんてん (@t_kobayashi_kun) July 21, 2022
「プレバト!!」、観てくださった方ありがとうございました！
— 光宗薫 (@mtmnkor) September 24, 2020
優勝、嬉しかったです…！
お題の麒麟像、好きな雰囲気だったのでただただ運が良かった感があります🦒
柱の模様が何かわからず、描いていても何を描いているのか分からなかったです(楽しかった) pic.twitter.com/2fLCGRbHmo
初めての #消しゴムはんこ #パラパラ漫画 とは思えないクオリティで、一発特待生になってしまった #光宗薫 さん。
— 「プレバト!!」毎週木曜よる７時【公式】 (@prbt_official) May 13, 2023
浜田怪獣が「にこっ」と笑うシーンは胸キュン必至🥰
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5月11日放送分
⭐才能アリGALLERY⭐
＼#浜田さん還暦#プレバト#MBS #TBS pic.twitter.com/WRz9eilcyo
水彩画 光宗薫「自然美」は２ランク昇格で名人７段 #プレバト pic.twitter.com/TxBlVznG5A
— てんてんてん (@t_kobayashi_kun) July 7, 2022
光宗薫さんは、TBS系の人気番組『プレバト!!』において、2015年の初登場以来、数々の芸術系査定で圧倒的な存在感を示してきました。
2016年の「春の水彩画ランキング」では、初挑戦ながら満点を叩き出して1位に輝き、審査員の野村重存さんから「鳥肌が立ちました」「お手本を描いても勝てない」と絶賛されました。
その後も特待生から名人へと順調に昇格を重ね、2020年の復帰時には名人初段、2023年6月には名人10段に到達。
これは同番組における最高位であり、光宗さんがいかに長期間にわたり高い評価を維持しているかが分かります。
2023年以降も勢いは衰えるどころか加速しており、同年3月の「丸太アート」では独創的な作品で優勝を飾り、5月放送の「パラパラ消しゴムはんこ」でも初挑戦ながら特待生に昇格。
そして6月29日放送の水彩画査定では、名人10段という最高位に到達する快挙を成し遂げました。
さらに2024年には、スプレーアートやストーンアートなど新たなジャンルにも挑戦。
とくにスプレーアート査定では99点の高得点を記録し、技術力の幅広さを証明しました。
2025年6月放送の「色鉛筆コンクール」でも、高精度な描写と色彩感覚が審査員から高く評価され、優勝候補として注目を集めています。
長年にわたる番組出演のなかで、芸術ジャンルごとに異なる技法を自在に使いこなす柔軟さと、一貫した観察眼・構成力が際立っており、視聴者や専門家からの信頼も厚く、現在の『プレバト!!』において最も安定した実力者のひとりといえるでしょう。
光宗薫の絵の値段はいくら？
光宗薫さんの作品の価格について調べてみると、複製原画は税込2万7500円で販売されていたことが確認されています。
これは、ファンが手に取りやすい価格帯で設定されたもので、2021年頃にオンラインでの数量限定販売が行われた実績もあります。
一方で、原画に関しては基本的に非公開販売の形式が取られており、これまでのところ個展会場での受注や抽選販売といった形で提供されてきました。
価格は明示されていませんが、作品の緻密さや一点物という価値を考慮すれば、数十万円単位での取り引きが想定されます。
特に注目されたのが、2023年に開催された個展「未完」で展示された作品群で、その場で予約や購入希望を募る形式が取られたようです。
作品はすべてモノクロのボールペン画で構成され、細密描写と構成力の高さから“現代アート”としての評価も高まっており、アートコレクター層からの注目も集めています。
また、光宗さん自身のSNSやインタビューでは、「自分の作品を“買ってもらう”ことの重さを感じる」と語っていたこともあり、商業性よりも作品との対話や鑑賞体験を重視している姿勢がうかがえます。
そのため、単に値段だけを基準にするのではなく、個展に足を運び、本人の解釈や制作意図に触れながら、作品との出会いそのものを大切にしているファンも多いようです。
販売スタイルや価格は今後も変動の可能性がありますが、希少性と評価の高さを考えれば、光宗薫さんのアートは今後さらに価値を増していく可能性が高いと見られています。
光宗薫は絵を独学で書いている？
小さい頃から絵を描くのが好きだったという光宗薫さんは、モデルとして上京した後、仕事以外の時間をどう過ごすか悩む中で、自然とボールペンでの制作に取り組み始めたそうです。
特にAKB48を卒業して間もない20歳頃、心身のバランスを崩して実家で引きこもり生活を送っていた時期に、「時間だけがあって何もすることがない中で、せめて一枚だけでも絵を完成させてみよう」と思い立ち、本格的に作品づくりを始めたと明かしています。
そのため、彼女の創作活動は、癒しや自己再生の手段としての側面も強く、自身の状態と向き合う手段として描くことが日常になっていったようです。
光宗さんは美術系の大学や専門学校に通った経験はなく、すべて独学で表現技術を身につけています。
制作に使うのは無印良品のボールペン1本のみで、「画材にこだわり始めるとキリがないから」と語るように、あえて制限された道具を使うことで、表現に集中できるスタイルを確立しました。
この選択は、単なる節約や効率だけではなく、筆圧や線の強弱でニュアンスを表現する“描く感覚”そのものへのこだわりから来ているものです。
また、光宗さんの絵には構図の取り方や対象の捉え方に優れた観察眼が感じられ、モチーフとなる虫や人体、動植物などに対しても「描くために知る」という姿勢が一貫しています。
専門的な教育を受けていないにもかかわらず、技術的にも構成的にも高い完成度を誇る背景には、日々の蓄積と強い探究心があることがうかがえます。
SNSや個展を通じて作品を発表する中で、「誰かに見られる」ことを意識するようになり、結果的に画力や表現の幅も広がっていったそうです。
独学という環境を逆手に取り、自分の感性をまっすぐに信じて描き続ける光宗薫さんの姿勢は、多くのファンや同業者からも共感と尊敬を集めています。
まとめ
光宗薫さんは、独学で始めたボールペン画から着実に実力を磨き、今や『プレバト!!』でもトップクラスの名人として知られる存在に成長しました。
作品の多くはモノクロながら、驚くほど緻密で生命力に満ちた描写が印象的で、複製原画の販売や個展での原画展示も話題を集めています。
「もっと絵を描きたい」「個展も続けていきたい」とご本人が語るように、創作への意欲は年々高まっており、これからさらに活動の幅が広がっていくのではないでしょうか。
光宗さんの作品には、観る人の心を静かに揺さぶる力があると感じた方も多いはずです。
今後の活躍や新たな表現にも引き続き注目していきたいですね。