映画やドラマで見かけるたびに、つい目を引いてしまう松尾諭さん。
独特の存在感と親しみやすい雰囲気で、「どこかで見たことある俳優」として気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、役者を目指したきっかけはかなり意外な出来事で、学生時代から現在の活躍に至るまでには、少し風変わりな道のりがありました。
「どんな高校や大学に通っていたのか?」「本名や性格は?」と気になって検索された方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、松尾諭さんの学歴や性格、芸能界での経歴や年収の推定まで、さまざまな角度から人物像を掘り下げています。
読み終える頃には、彼の魅力をより深く知ることができるはずです。
松尾諭の学歴
松尾諭さんは兵庫県西宮市出身で、地元の公立学校に通いながら青春時代を過ごしています。
中学・高校では運動部に所属しており、学生時代から体を動かすことが好きだったことがうかがえます。
大学時代にはラグビーと演劇の両方に情熱を注ぎ、のちの俳優業につながる重要なきっかけを得たようです。
松尾諭の出身小学校
松尾諭さんの通っていた小学校は公式には明かされていませんが、SNSや掲示板などでは「西宮市立高須西小学校ではないか」と推測されています。
ただし、これを裏付ける確定的な証拠は見つかっていません。
そのため、出身地である西宮市の公立校のひとつである可能性が高いものの、現時点ではあくまで参考情報として捉えておくのが妥当です。
松尾諭の出身中学
小学校卒業後は、西宮市立高須中学校に進学しました。
こちらは西宮市内にある公立の中学校で、地域の中でも落ち着いた環境にある学校として知られています。
中学時代はバスケットボール部に所属しており、日々の部活に励んでいたようです。
バスケットボールは瞬発力やチームワークが求められるスポーツであり、のちの俳優業における柔軟性や協調性の基礎にもなっているのかもしれません。
松尾諭の出身高校
中学校卒業後は、兵庫県立西宮南高等学校に進学しました。
偏差値はおよそ49とされ、進学校というよりも部活動や生徒活動にも力を入れている学校です。
高校ではラグビー部に在籍し、持ち前の体格と運動神経を活かして汗を流していたとのこと。
そんな松尾諭さんが演技の世界に興味を持つようになったきっかけは、高校の文化鑑賞行事で観た舞台だったそうです。
観劇を通じて「自分も舞台に立ってみたい」という思いが芽生え、俳優の道を目指す第一歩となりました。
松尾諭の出身大学
高校卒業後は、関西学院大学に進学しました。
関西学院大学は関西圏を代表する私立大学のひとつで、総合政策学部の偏差値は概ね53前後とされています。
大学在学中もラグビー部に所属していましたが、演劇への関心が高まるにつれ、進路への迷いが生じたようです。
そして最終的には、俳優を志す決意を固めて大学3年生のときに中退しています。
その後はアルバイトなどをしながら演技の経験を積み、オーディションにも挑戦する日々が続いたとのこと。
安定を捨てて夢を追うという覚悟が、今の実力派俳優・松尾諭さんの基礎になっているのかもしれません。
松尾諭のプロフィールや経歴
松尾諭インタビュー「これは20代を経て退化していった男たちが、もう1回戻ったような映画です(笑)」映画『ヤウンペを探せ!』 https://t.co/VDFiki3u9Q #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/LubZufKgHg
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) November 20, 2020
名前:松尾諭
生年月日:1975年12月7日
出身地:兵庫県
血液型:AB型
身長:176.5cm
所属事務所:エフ・エム・ジー
松尾諭さんは、2000年に俳優を志して兵庫県から上京しました。
芸能界入りのきっかけは、オーディションでもスカウトでもなく、「道に落ちていた航空券を拾って届けたら、持ち主が芸能事務所の社長だった」という驚きのエピソード。
これはのちにエッセイやドラマのモチーフにもなり、“拾われた男”として知られるきっかけとなります。
俳優デビューは、2001年に公開された映画『忘れられぬ人々』。
この作品で映画デビューを飾った後、同年にはドラマ『ウソコイ』(フジテレビ系)でテレビドラマにも初出演を果たしました。
その後、着実に実力を重ね、2007年に放送された『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)で一気に知名度が上昇。
岡田准一さん演じる井上薫の同僚・山本隆文役として存在感を放ち、脇役ながら印象に残る演技で視聴者に強いインパクトを与えました。
以降も、主演作『ブサイクの神様』(NHK BSプレミアム)や『JOKER×FACE』(フジテレビ系)などに出演し、シリアスからコミカルな役まで幅広い役柄を演じ分けられる俳優として評価を高めていきます。
とりわけ「個性派俳優」「味のあるバイプレイヤー」として多くの作品で重宝され、名脇役としての地位を築いています。
2020年には、自身の原点ともいえる体験をもとに執筆したエッセイ『拾われた男』が書籍化されました。
このエッセイは2017年から2020年にかけて文春オンラインで連載されていたもので、芸能界での奮闘や私生活での苦労をユーモアたっぷりに綴った自伝風作品です。
出版直後から話題を呼び、2022年にはDisney+とNHK BSプレミアムによる共同制作でドラマ化。
濱田岳さんが松尾さん役を演じ、本人も本人役で出演するなど、まさに“リアル”と“フィクション”が融合した作品となりました。
現在も映画・ドラマ・舞台と多方面で活躍しており、その飾らない人柄と確かな演技力によって、幅広い世代から支持を集め続けています。
華やかな表舞台の裏で地道に努力を重ねてきた松尾諭さんの歩みは、多くの人にとって共感と励ましを与えてくれる存在となっています。
松尾諭の本名
松尾諭さんは、本名そのままで芸能活動をされています。
「諭」は「さとる」と読み、読み方としてはやや珍しい印象ですが、落ち着きや知性を感じさせる名前でもあります。
芸名を使わず本名で活動していることからも、ご自身の飾らないキャラクターや、地に足のついた俳優としてのスタンスがうかがえるようです。
名前の由来については、公式なインタビューや著作などでも特に明かされていないようです。
ただ、漢字の「諭」には「さとす」「道理を説いて教える」といった意味があり、親御さんが「人の道をわきまえ、思慮深く育ってほしい」と願って名付けた可能性も考えられます。
最近では名付け由来に関心を持つ人も多く、俳優名や本名の持つ意味が視聴者の印象に影響を与えるケースもあります。
また、松尾さんのように本名で活動している俳優は、役柄との距離感が近づきやすく、視聴者に“親しみやすい”印象を持たれやすいとも言われています。
バイプレイヤーとして多くの作品で存在感を放つ松尾諭さんにとって、本名のまま活動することが、より自然で信頼感のある俳優像を形成する一助となっているのかもしれません。
松尾諭の性格
松尾諭さんは、自他ともに認める「せっかち」なタイプだそうです。
普段の動きもテキパキとしていて、少し落ち着きのない印象を与えることもあるようですが、その裏には人懐っこさと社交的な一面が垣間見えます。
撮影現場では、役者仲間だけでなく監督やスタッフにも積極的に話しかけるそうで、「関わる人すべてと仲良くなりたい」という気持ちが自然と行動に表れているとのこと。
ご本人いわく、自分には「がめついところがある」と感じているそうで、インタビューではその“遠慮のなさ”を少し笑いながら振り返る場面も見られます。
実際、松尾さんの友人からは「人の心に土足で上がり込んでくるタイプ」と評されたこともあるといいますが、これは裏を返せば“壁をつくらない親しみやすさ”の現れとも言えるでしょう。
気取らず、飾らず、人との距離をぐっと縮める松尾さんの性格は、現場でもムードメーカー的存在として重宝されているようです。
また、こうした性格が演技の幅にも影響を与えていると考えられます。
シリアスな役からユーモラスなキャラまで自在に演じ分けられる柔軟さは、もともとの性格の豊かさや、他者との関わりを大切にする姿勢によって培われてきた部分もあるのかもしれません。
役作りにおいても、人の感情を素早く読み取る観察眼と、それを“距離感の近さ”として表現できる感性が、松尾諭さんならではの魅力になっているように感じられます。
松尾諭の所属事務所
松尾諭さんは、「エフ・エム・ジー」に所属しています。
役者になるために色んな劇団のオーディションを受けようと思っていた松尾諭さんは、願書を出すことを知らなかったため、どの劇団からも断られていました。
そんな時に家の近所の自動販売機でジュースを買い、取出口から取ろうとしたら下に封筒があり、中身を見てみると航空券で交番に届けたそうです。
その際に書類に「御礼を望む」という欄があったため丸をつけると3日後に落とし主から電話があり、喫茶店で会い世間話をしているときに「役者を目指してる」と打ち明けると、落とし主が「私はプロダクションの社長をやっている」と明かしました。
その方こそが「エフ・エム・ジー」の社長で、そのまま所属が決まり、今に至ります。
こちらの事務所には松尾諭さんが付き人をしていた井川遥さんをはじめ、森口彩乃さん、岩瀬亮さん、吉田ウーロン太さんらも在籍しています。
松尾諭の年収
松尾諭さんの年収は、公式には公表されていません。
ただし、ドラマ・映画・舞台にわたり幅広く活躍しており、その出演本数や露出頻度を踏まえると、一定の収入を得ていることは確かです。
とくにここ数年は、話題作への出演が相次いでおり、俳優としての評価も高まっています。
たとえば近年では、地上波連ドラやNHKの大型ドラマ、さらには配信系の作品にも出演しており、「名バイプレイヤー」として多方面から起用される存在となっています。
主役ではないものの、複数の作品にまたがって継続的に出演していることから、年間の出演本数は平均して10本前後に及ぶこともあります。
1本あたりのギャラが仮に数十万円〜百万円台と仮定した場合、ドラマ・映画・舞台・CMなどを合算すると、年収は1000万円〜2000万円以上に達している可能性もあると考えられます。
さらに、2022年には自身の実体験をもとにしたドラマ『拾われた男』がDisney+とNHK BSプレミアムで放送され、自身も出演して話題を呼びました。
このような自伝的作品への出演や、著作の印税など副次的な収益もあるため、俳優業以外の収入源も無視できません。
もちろん、俳優の収入は作品の規模や役柄によって大きく変動するため一概には言えませんが、安定してコンスタントに仕事を得ている松尾諭さんの現在のポジションを考慮すると、同年代の一般的な俳優と比較しても比較的高い水準にあると推測されます。
今後も出演作が増えれば、それに比例して収入面でもさらなる伸びが期待されるでしょう。
まとめ
俳優を志した当初は進むべき道に迷いながらも、ひとつひとつの出会いや経験を糧に成長してきた松尾諭さん。
地元・西宮での学生時代から、芸能界での“拾われた”ような不思議なきっかけ、そしてバイプレイヤーとしての確かな実力に至るまで、まさに人間味あふれる歩みをたどってきたことがわかりました。
せっかちな一面と人懐っこさを併せ持つ性格は、共演者やスタッフとの信頼関係を築く上で大きな強みになっているようですし、本名で活動する姿勢にも、等身大の誠実さがにじんでいるように感じられます。
今後も多くの作品で“松尾諭さんにしかできない役”を見られることを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
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