2022年2月20日に閉幕した北京五輪で、女子カーリングは銀メダルを獲得しました。
今回の五輪でもカーリングの試合は注目を集めていましたが、その中でも「藤澤五月さんの手の甲に書かれたメモ」は日本だけではなく世界でも話題になりました。
そこで今回は、藤澤五月さんが北京五輪で手の甲に書いたメモについて紹介します。
藤澤五月の手の甲のメモが話題!
藤澤五月さんが手の甲にメモを描いていたのは、五輪が初めてではありません。
北京五輪出場をかけた2021年の日本代表決定戦の時には手の甲にドラえもんが書かれていました。
この時は何故ドラえもんだったのかわかりませんが、藤澤五月さんはドラえもんが好きという情報がありました。
藤澤五月の手の甲のメモは北京五輪の試合ごとに変わっていた
藤澤五月さんの手の甲のメモは、試合ごとに変わっていました。
調べてみると、英文、人物の名前など様々書き込まれています。
アメリカのコメディアンであるスティーブン・コルベアさんも自身の手に「I am good at monologue, I have confidence.(自分は独り語りが得意。自信がある)」などとジョークを交えて記した姿をSNSで投稿し、藤澤五月さんのメモは世界的に注目を集めるようになりました。
藤澤五月の手の甲のメモの内容を調べてみた
藤澤五月さんが書いた手の甲のメモを調べてみました。
藤澤五月の手の甲のメモ①:スウェーデン戦(2月10日)
2月10日に行われたスウェーデン戦は、数字のみでした。
カーリングはリードからスキップまで4人が投げるストーン(石)の番号を表しています。
使用する石は各チーム8個ずつで、各シート(試合コート)に備え付けられており、1から8まで番号がふってあります。
石によって曲がり方や滑り方など違いがあるため、試合前夜の「ナイトプラクティス」で、リザーブの石崎琴美さんが石の癖をチェック、選手はその情報をもとに試合に臨んでいるのだそうですよ。
藤澤五月の手の甲のメモ②:カナダ戦(2月11日)
2月11日のカナダ戦では、「I am Good curler. I have confidence.」と書かれていました。
意味は「私は良いカーリング選手なんだ。(だから)自信をもって」です。
「I have confidence.」は特に話題になり、直訳すると「私は自信がある」となるものの、ある映画の挿入歌の前例で意訳すると、英語的の慣用句的には「自信を持て!」という自分へのエール言葉になるのです。
そのため、ジュリー・アンドリュースさんが歌う「I have confidence in me 自信をもって」から取ったのではないかと噂されています。
藤澤五月の手の甲のメモ③:デンマーク戦、ROC戦(2月12日)
2月12日のデンマーク戦、ROC戦は、カナダ戦と同じく「I am Good curler. I have confidence.」が書かれていました。
さらに「the best life mantra (人生最高のおまじない)」という文章がプラスされています。
藤澤五月の手の甲のメモ④:中国戦、韓国戦(2月14日)
2月14日の中国戦、韓国戦は、カナダ戦、デンマーク戦、ROC戦と同じく「I am Good curler. I have confidence.」と共に「Let’s have fun(楽しもう)」と書かれています。
カーリングを楽しむ気持ちを忘れないように記したのかもしれませんね。
藤澤五月の手の甲のメモ⑤:イギリス戦(2月15日)
2月15日のイギリス戦は、「Stay Positive Support each other」でした。
意味は「ポジティブに行こう。互いに助け合おう」です。
藤澤五月の手の甲のメモ⑥:アメリカ戦(2月16日)
2月16日のアメリカ戦は、「感謝」です。
この試合では日本は準決勝進出のためにアメリカに勝たなければいけませんでした。
そのため力を入れ過ぎないような言葉をえらんだのかもしれません。
藤澤五月の手の甲のメモ⑦:スイス戦(2月17日)
2月17日のスイス戦は、「麻里ちゃん」でした。
これは、藤澤五月さんが所属している「ロコ・ソラーレ」を創設した本橋麻里さんの名前です。
共に五輪で戦っているという思いが込められていたのではないかと思います。
澤五月の手の甲のメモ⑧:準決勝・スイス戦(2月18日)
2月18日のスイス戦は、「BE SATSUKI★ ENJOY」です。
「五月らしく 楽しもう!」という、明るいメッセージですね。
藤澤五月の手の甲のメモ➈:決勝・イギリス戦(2月20日)
2月20日のイギリス戦は、「Move together.(ともに進もう) Trust yourself.(自分を信じよう) Have fun.(楽しもう)」でした。
このメッセージにカナダ放送局『CBC』でレポーターを務めるデビン・ハーロウさんは「スポーツと人生における名言だ」とコメントしていました。
まとめ
藤澤五月さんの所属する「ロコ・ソラーレ」は、前回の五輪の銅メダルに続き、日本女子カーリング初の銀メダル、2大会連続のメダルを獲得しました。
次の五輪も女子カーリングの活躍に期待したいと思います。