ロシアのウクライナ侵攻でよく耳にするウクライナの首都。
その様子をテレビで見ていると、「キエフ」と「キーウ」「キーフ」とテレビ局や番組によって、表記や呼び名がバラバラになっています。
友達や知り合いなどと話して、「この人呼び名間違ってね?」と思われたくないと、どっちで呼んだら良いのか困る人もいるでしょう。
なので、今回はウクライナの首都は、「キエフ」なのか「キーウ」や「キーフ」なのかどちらが正しいのか調べてみました!
ウクライナの首都の呼び名が2種類ある?
2022年2月28日から始まったロシアのウクライナ侵攻ですが、市民がいる地域にもロシア軍が攻撃をしていると、衝撃的な映像が連日ニュースやネットで流れています。
そんなウクライナの情勢は、各地に及んでおり、その中でもウクライナの中心で首都となる街が注目になるのも当然と言えるでしょう。
そんなウクライナの首都は、当初「キエフ」と呼ばれていました。
しかし、時間が経つにつれて、新しい呼び名が出てくるのです。
それが「キーウ」や「キーフ」です。
日本テレビのニュースやワイド番組では、「キーフ」や「キーウ」と呼んでいるのです。
しかし、他のニュースやネット記事の多くは、「キエフ」という表記のままになっています。
実際に正しい表記はどちらなのでしょうか。
ウクライナの首都は「キエフ」か「キーウ」「キーフ」どちらが正しい?
情報を受け取っているだけならわかりさえすればいいですが、もし誰かと話をする時、たとえば今後情勢が落ち着いてウクライナに誰かと話す時に、どちらで言えば良いのか。
「間違ったら大人なのに恥ずかしい」って思ってしまいますよね。
ウクライナの首都の呼び名は、「キエフ」でも「キーウ」や「キーフ」でもどちらでも間違いではありません!
「え?完全に文字にしたら違うじゃん」なんて思う人もいると思います。
しかし、本当にどちらでも良いのです。
なぜなら、世界的に見てウクライナの首都を日本語表記で見るのは、日本だけで、英語表記をした場合「Kyiv」と書いて、「キエフ」「キーウ」「キーフ」とも言い難いと言えます。
「キエフ」はロシア語の発音からの表記で、「キーウ」「キーフ」はウクライナ語の発音からの表記なのです。
つまり、「どちらを使っても間違いではないし、恥ずかしいことではない。」ということを頭に入れておけば、堂々と話すことができるでしょう。
どの国の言葉を選択するのかで変わるということで、それを日本人がどのように用いるのかで変わるということです。
日本人の呼び名も海外だと違う呼び名になることも
海外の名前でたまにある、表記や呼び名問題ですが、これは日本人が海外へ渡った時も似たようなことが起こります。
サッカー選手によく見られることです。
本田圭佑選手は「HONDA」と表記するため、国によっては「オンダ」と呼ばれていたり、内田篤人さんは現役時代ドイツのシャルケに在籍時は「ウッシー」と呼ばれていました。
南野拓実選手の愛称は「TAKUMI」の略称で「タキ」と呼ばれています。
アルファベット表記でも、英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語などでも発音が変わり、同じ言語でも地域が変わると方言ようなものも出てくるので、地域で呼び名はコロコロ変わるものです。
日本国内でも地域によって、方言などで呼び名が変わるので、世界までに広がるとたくさんの呼び名が出てきて当然ですよね。
日本テレビの「キーウ」「キーフ」表記についてのネットの反応
突然表記が変わって、驚いている人は少なくないようですね。
中には理解を示す人もいましたが、ネット上では元のままで良いのではないかという否定的な意見が多くみられました。
呼び名を変えた理由としては、ロシア語だから攻撃している国の表記は使わないという意思表示みたいなものなのかもしれません。
どことなく、戦時中の日本の敵性言語禁止のような雰囲気を感じてしまう人も少なくないでしょう。
まとめ
ウクライナの首都の呼び名は「キエフ」でも「キーウ」「キーフ」でも、どちらでも間違いはないということをお伝えしました。
でもメディアの表記が二分していると、どちらかだけを採用しているような場に行った時に、どう思われてしまうのか不安になってしまいますよね。
しかし、堂々と発すれば、意外ととやかく言われたりしないものなのかもしれません。
「オーバーオール」が「サロペット」になったり、「タイツ」が「レギンス」になったりと身近なものでも呼び名が変わることがありますが、全く伝わらないわけではないですし、前者の名前で普通に売られていたりもします。
結局は、相手に伝わればよいということなのかもしれませんね。