日本のテレビ放送史を語るうえで、黒柳徹子さんは欠かせない存在です。
女優・タレント・司会者として、長年にわたり多くの人に親しまれてきました。
そんな黒柳徹子さんが芸能活動を始めることになったきっかけや、どんな学生時代を過ごしていたのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は、黒柳徹子さんの経歴や出身校、気になる年収の話題まで、幅広くご紹介します。
黒柳徹子の年収がすごすぎる！
黒柳徹子さんの年収は、公式には公表されていません。
しかしネット上では、「10億円を超えているのでは？」という声も根強くあります。
その理由のひとつが、黒柳徹子さんが長年にわたり、日本のテレビ界を代表する存在であることです。
『徹子の部屋』は40年以上続く長寿番組で、司会者としてのギャラも安定して高額と見られています。
さらに『世界・ふしぎ発見！』など、バラエティー番組へのレギュラー出演もあり、今なお第一線で活躍中です。
テレビだけでなく、黒柳徹子さんは舞台女優や声優としても長いキャリアがあり、著作家としても数々の本を出版しています。
代表作『窓ぎわのトットちゃん』は世界的なベストセラーとなり、翻訳・印税収入も含めると、相当な収益があったと考えられます。
さらに近年は、SNSやネットメディアでも存在感を発揮しています。
2021年に開設したYouTubeチャンネルでは、自らの言葉でファンと交流する動画が注目を集めています。
Instagramのフォロワーも110万人を超えており、企業とのタイアップや発信力を活かした活動も行っています。
こうした多方面での活躍ぶりを考えると、「年収10億円」という噂も、あながち誇張とは言い切れないかもしれません。
長年にわたる努力と信頼が、今の圧倒的な存在感につながっているのでしょう。
黒柳徹子が所得税のルールを変えた！
黒柳徹子さんは、1983年から1985年まで3年連続で「高額納税者ランキング俳優部門」の第1位に選ばれました。
それほどまでに活躍していた証でもありますが、同時にその裏には驚くような税金の負担もあったようです。
1985年、政府の「税制調査会」に黒柳徹子さんが参考人として招かれることになります。
当時の所得税制度では、年収8000万円を超えると最高税率が適用され、なんと収入の90％が税金として差し引かれていたそうです。
黒柳徹子さんはこの調査会で、印象的な例えを使って率直な意見を述べました。
「1時間のテレビ番組で数分話せば、残りの時間分は全部税金のために働いているようなもの」「原稿用紙で2行書いたら、残り18行は税金に取られる計算です」と、リアルな実感をユーモアも交えて説明しました。
そのうえで、「税率が高すぎると、働く意欲を失ってしまう」と訴え、最高税率の引き下げを求めたのです。
この発言が大きな反響を呼び、2年後の1987年には実際に所得税の最高税率が60％まで引き下げられました。
現在ではさらに見直され、最高税率は45％にまで下がっています。
もちろん、政府が「黒柳徹子さんの発言が直接のきっかけです」と明言しているわけではありません。
けれども一部では、「黒柳徹子さんの率直な提言が大きな後押しになった」とも語られています。
芸能界の枠を超えて、社会全体に影響を与えるほどの発信力。
黒柳徹子さんの言葉には、それだけの説得力と重みがあるということかもしれません。
黒柳徹子の学歴
黒柳徹子さんがどんな学校に通っていたのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
女優・タレント・エッセイストと幅広く活躍する黒柳徹子さんの学歴を、簡単にご紹介します。
黒柳徹子の出身小学校
黒柳徹子さんは、まず当時の尋常小学校に入学しました。
ところが「落ち着きがない」と判断され、1年生のときに学校側から退学を勧められてしまったそうです。
その後、黒柳徹子さんが転校したのが「トモエ学園」です。
ここは自由で個性を尊重する教育方針で知られており、徹子さんにとって大きな転機となった学校です。
なお、トモエ学園の小学校部は1946年に廃止されています。
今ではその名前を知る人も少なくなっていますが、黒柳徹子さんの著書『窓ぎわのトットちゃん』によって、当時の教育方針や雰囲気が現代にも語り継がれています。
黒柳徹子の出身中学
黒柳徹子さんは、小学校卒業後に香蘭女学校（現在の香蘭女学校中等科）へ進学しました。
伝統ある女子校で、礼儀や教養を大切にする校風でも知られています。
現在の香蘭女学校中等科の偏差値は60ほど。
当時から一定の学力や品位が求められる学校だったと考えられます。
落ち着いた環境で学びながら、黒柳徹子さんの感性や表現力がさらに育まれていったのかもしれませんね。
黒柳徹子の出身高校
黒柳徹子さんは、中学校を卒業後も同じ系列の香蘭女学校（現在の香蘭女学校高等科）に進学しました。
一貫教育のもとで、学業とともに礼儀作法や表現力も大切にされる環境だったようです。
現在の香蘭女学校高等科の偏差値は68とされており、都内でもレベルの高い女子校として知られています。
そのような学校で過ごした高校時代は、黒柳徹子さんの知性や品格の基礎をつくった時期だったのかもしれませんね。
黒柳徹子の出身大学
黒柳徹子さんは、高校卒業後に東洋音楽学校（現在の東京音楽大学）へと進学しました。
音楽に強い関心を持ち、当時は本気でオペラ歌手を目指していたそうです。
東京音楽大学の現在の偏差値は35ほどとされていますが、音楽分野においては実技や表現力が重視されるため、入学には高い専門的な能力が求められます。
音楽の世界を志す中で、黒柳徹子さんの表現へのこだわりや舞台芸術への関心が深まっていったのかもしれませんね。
黒柳徹子の若い頃がかわいい！
黒柳徹子さんの若い頃の写真を見ると、その愛らしさに思わず目を奪われます。
大きな瞳とぱっちりとしたまつげ、そして柔らかな笑顔がとても印象的です。
くろやなぎさあああああああん
— fumiotan⏱️時は加速する (@fumiotan23) August 4, 2022
の
若い頃はこれw pic.twitter.com/q4T9K8pQ66
#今日は何の日
— 春の全温度血アーまつり (@_30776506271) August 9, 2018
続･若い頃の黒柳徹子。
8月9日はトットちゃんの誕生日。 pic.twitter.com/S8F4WNzFON
若い頃の黒柳徹子さんがオシャレすぎる。 pic.twitter.com/cY2cj73bJJ
— はるくん【北の打ち師達】 (@GaBanZiRu) February 24, 2022
現在もファッションセンスの高さが注目される黒柳徹子さんですが、実は若い頃からすでにオシャレだったようです。
海外での舞台経験や、当時としては珍しい留学なども影響して、独自の感性を持ったファッションを楽しんでいたのかもしれません。
その魅力は、外見だけでなく内面からにじみ出る個性と品の良さにも表れています。
時代を超えて「かわいい」と言われる理由が、よくわかりますね。
黒柳徹子のプロフィールや経歴
【黒柳徹子さんインタビュー】浜島直子さんが聞く
— LEE編集部 (@lee_shueisha) August 15, 2022
心を乱されるニュースが国内外で続く中、77年目の終戦記念日を迎えました。「平和が大切だと習ったのに、どうして大人は戦争を止められないの?」そんな子どもの素朴な疑問に私たちはどんな言葉を返してあげられるでしょうか。https://t.co/HAFf7jnfPx pic.twitter.com/13IEk3egtV
名前：黒柳徹子
生年月日：1933年8月9日
出身地：東京都
血液型：A型
身長：163cm
所属事務所：有限会社 吉田名保美事務所
黒柳徹子さんは、1953年1月にNHK放送劇団の一員としてテレビ女優デビューを果たしました。
当時はまだテレビ放送が始まったばかりの時代で、黒柳徹子さんは日本初の“テレビ女優第1号”として注目されました。
翌年の1954年には、ラジオドラマ『ヤン坊ニン坊トン坊』で初の主演に抜擢。
さらに『チロリン村とくるみの木』や『ブーフーウー』などで声優としても活躍し、幅広いキャラクターを演じてきました。
その演技力が高く評価され、1961年には『第1回日本放送作家協会賞・女性演技者賞』を受賞しています。
この頃からすでに、ただの人気者ではなく実力派としての地位を確立していたことがわかります。
NHKを退社した後は、文学座附属演劇研究所の第3期生として本格的に演技を学び直しました。
そして1976年に始まったのが、現在も続く代表番組『徹子の部屋』です。
『徹子の部屋』は、2011年に「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」としてギネス世界記録に認定され、2015年には通算1万回を突破。
この記録もまた、黒柳徹子さん自身が更新し続けています。
その功績は多数の賞としても認められています。
1995年には「橋田賞」、1997年には「第23回放送文化基金賞」、2006年には第54回菊池寛賞を『徹子の部屋』とともに受賞しました。
紅白歌合戦でも活躍は目覚ましく、1958年の『第9回NHK紅白歌合戦』で紅組司会に抜擢。
さらに1980年から1983年までは4年連続で司会を務め、2015年の『第66回NHK紅白歌合戦』では総合司会として登場。
通算6回の司会は、NHKアナウンサー以外の女性としては最多記録となっています。
2010年には「放送ウーマン賞」の特別賞を受賞し、2015年には文化功労者としても表彰されました。
まさに、日本のテレビ史を語るうえで欠かせない存在です。
黒柳徹子の自宅
黒柳徹子さんの自宅は、かつて東京都港区西麻布にありました。
都心の一等地に建てられた地上2階・地下1階の豪邸で、長年にわたって生活の拠点となっていたようです。
そんな黒柳徹子さんですが、2022年に一部の週刊誌が「引っ越し」を報じました。
報道によると、現在は“アーケード商店街の近くに閑静な住宅街が広がる、若いファミリー層に人気のエリア”にあるタワーマンションで暮らしているとのことです。
高層階に位置するその新居は、静かな環境と利便性を兼ね備えた理想的な住まいだといわれています。
黒柳徹子さんほどの著名人であれば、プライバシー面にも配慮された住環境が必要になるのかもしれませんね。
ご自身のペースを大切にしながら、快適な暮らしを送っていらっしゃるようです。
まとめ
黒柳徹子さんは、日本のテレビ史において特別な存在です。
1953年のデビューから現在に至るまで、第一線で活躍し続けているその姿には、多くの人が勇気をもらっています。
とくに『徹子の部屋』は、ギネス世界記録を持つほどの長寿番組となり、今もその記録を更新し続けています。
これからもどこまで記録が伸びるのか、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
何より、これからも健康で、ご自身のペースで長く活躍を続けてほしいですね。
その笑顔とトークが、これからも多くの人の心を明るくしてくれるはずです。