「お父さんは、無実だった」
死刑が執行されたあとも、そう信じ続けた娘が法廷に立つ。
2026年2月24日放送のNHK「テミスの不確かな法廷」第6話「再審請求審」は、そんな重くて切ない物語でした。
オリンピック休止を経ての待望の再開回。
期待が高まる中で描かれたのは、「司法は誤りうるのか」という、簡単には答えの出ない問いでした。
齋藤飛鳥さんの独白シーンに涙した方も多かったのではないでしょうか。
松山ケンイチさんが表情だけで語る葛藤に、息をのんだ方もいたはずです。
この記事では、第6話のあらすじと見どころを整理しながら、SNSで広がった視聴者の反応や次回への期待もあわせてお届けします。
ネタバレを含みますので、まだ見ていない方はご注意ください。
第6話「再審請求審」はどんな回だったか
2026年2月24日(火)、オリンピック休止を経てついに再開した第6話。
待ちわびていた方も多かったのではないでしょうか。
サブタイトルは「再審請求審」——タイトルからして、ただならぬ重さが漂っています。
放送日時・サブタイトル・キャスト早見
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年2月24日(火) |
| 放送時間 | 22:00〜22:45 |
| 放送局 | NHK総合「ドラマ10」 |
| サブタイトル | 再審請求審 |
| 配信 | TVer・NHKプラス |
主な登場人物
| 人物名 | 演者 | 役どころ |
|---|---|---|
| 安堂清春 | 松山ケンイチ | 特例判事補。発達障害を抱えながら法廷に向き合う主人公 |
| 吉沢亜紀 | 齋藤飛鳥 | 元死刑囚・秋葉一馬の娘。父の無罪を訴え再審請求に臨む |
| 結城 | 小木茂光 | かつて秋葉に死刑を求刑した元検察官。安堂の過去と深く絡む |
前橋一家殺人事件とは何か——第6話を読み解く前提知識
第6話をちゃんと楽しむために、まずひとつ押さえておきたいことがあります。
それが劇中に登場する「前橋一家殺人事件」です。
25年前、一家4人が惨殺されたこの事件。
秋葉一馬という男が逮捕・起訴され、死刑判決が下され、そしてすでに死刑が執行されています。
第6話が始まる時点で、秋葉さんはもうこの世にいないんです。
そこに現れるのが、彼の娘・吉沢亜紀さんです。
「お父さんは無実だった」——新たな証拠を手に、娘が一人で法廷へと乗り込んでいく。
死んだ人間の名誉を取り戻すために、残された家族が戦う姿。
これだけで、もう胸が苦しくなりませんか。
「死刑執行後の再審請求」という、現実の司法でも非常に重いテーマを正面から描いているのが、この第6話の大きな見どころです。
ちなみに「前橋一家殺人事件」はドラマ上のフィクションです。
ネット上では実在の事件を連想する考察も広がっていますが、制作側から特定のモデル事件は公表されていません。
吉沢亜紀の「叫び」が刺さった理由
第6話でもっとも多くの視聴者の心を動かしたのが、齋藤飛鳥さん演じる吉沢亜紀の独白シーンでした。

放送後のSNSには「泣いた」「胸が苦しい」という声が次々と上がり、22時30分を過ぎたあたりから投稿数が一気に増加。
#テミスの不確かな法廷 が放送終了直後にトレンド入りするほどの盛り上がりを見せました。
「父は無実だ」——元死刑囚の娘として法廷に立つ重さ
吉沢亜紀という役が背負っているものを、少し想像してみてください。
父親は「一家4人を惨殺した殺人犯」として社会に認識され、死刑が執行されました。
娘はその事実とともに、25年間生きてきたわけです。
それでも「お父さんは無実だった」と信じ続け、新たな証拠を手に法廷へ立つ。
その姿には、単なる「冤罪を訴える人」という以上の重さがあります。
父の名誉を守れるのは、もう自分しかいない。
そういう覚悟が、亜紀さんの言葉の一つひとつに滲み出ていました。
法廷という場所は、感情をぶつける場所ではありません。
それでも、理屈や証拠だけでは語り切れない「娘としての叫び」が画面の向こうから伝わってきて、多くの視聴者が涙をこらえられなかったのだと思います。
SNSでも涙の声が続出した独白シーンの何が響いたか
齋藤飛鳥さんの演技について、SNS上では「迫真すぎる」「表情だけで泣かせてくる」という声が目立ちました。
アイドルとしての印象が強い方も多いだけに、この役での存在感は視聴者にとってひとつのサプライズだったようです。
ファンの間では「飛鳥ちゃんがこんな演技をするとは思わなかった」という驚きの声も多く、第6話が齋藤飛鳥さんの「女優・齋藤飛鳥」としての評価を大きく引き上げた回になったという見方が広がっています。
響いた理由はもう一つあります。
「誰かを信じ続けること」の孤独さ、です。
周囲からどれだけ「あの男は犯人だ」と言われても、娘だけは信じ続けた。
その25年間の重さが、独白シーンの数分間に凝縮されていたからこそ、見ている側の感情が揺さぶられたのではないでしょうか。
安堂清春の葛藤は、司法そのものの葛藤だった
吉沢亜紀さんの「叫び」が感情を揺さぶる一方で、もう一人の主人公・安堂清春さんの描き方もこの回の大きな見どころでした。
松山ケンイチさんの演技について、SNS上では「表情や話し方がリアルすぎる」「引き込まれる」という声が相次ぎました。
安堂さんの葛藤は、単なる個人的な苦しみではありません。
「司法は誤りうるのか」という、制度そのものへの問いと重なっていくところに、この回の深みがあります。
25年前の記憶が戻ってくるフラッシュバックシーンの演出
第6話で印象的だったのが、安堂さんの脳裏に25年前の記憶がよみがえるフラッシュバックの演出です。
現在の法廷シーンと過去の記憶が交互に重なっていく構成は、「消せない過去」というテーマを映像として体感させてくれるものでした。
発達障害を抱える安堂さんにとって、記憶は特別な意味を持ちます。
忘れたくても忘れられない。
そのリアルさが、フラッシュバックの演出と絶妙に絡み合っていたと感じた視聴者も多かったようです。
松山ケンイチさんが、セリフではなく「表情と間」で内面を語るシーンが続いたことも、SNS上で高く評価されていました。
結城との因縁——「正しい判決」とは何だったのか
安堂さんの過去に深く絡むのが、かつて秋葉一馬さんに死刑を求刑した元検察官・結城(小木茂光さん)です。
結城さんは「司法のあるべき姿」を強く説く人物として描かれており、安堂さんにとっては「消せない記憶の中心」にいる存在です。
あの判決は正しかったのか。
自分はあのとき、何を見ていたのか。
安堂さんが再審請求審に関わるかどうか葛藤する背景には、結城さんとのこうした因縁が横たわっています。
「裁判所は過去の誤判とどう向き合うべきか」という問いは、ドラマの中だけの話ではありません。
現実の司法制度でも長く議論されてきたテーマだからこそ、安堂さんの葛藤がリアルに響いてくるのだと思います。
「再審請求審」というテーマが重くて面白い理由
このドラマを見ていて、「法廷ドラマなのに、こんなに哲学的なの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
第6話のテーマである「再審請求審」は、単なる法律用語ではありません。
「司法が一度下した答えを、もう一度問い直せるのか」という、制度の根幹に触れる問いです。

死刑執行後に再審を問う——このドラマが選んだテーマの意味
再審請求とは、確定した判決に対して「新たな証拠がある」として裁判のやり直しを求める手続きです。
ただでさえ高いハードルが、第6話ではさらに重くなっています。
なぜなら、秋葉一馬さんはすでに死刑が執行されているからです。
本人がいない状態で、娘が父の無実を証明しようとしている。
再審が認められたとしても、秋葉さん本人が帰ってくるわけではありません。
それでも「正しい歴史を残す」ために戦う意味がある——このドラマはそこを真正面から描いています。
「死刑と冤罪」というテーマは、日本の司法制度においても長年議論されてきた問題です。
フィクションとして描きながら、現実の制度への問いかけとして機能している。
NHKがこのテーマを「ドラマ10」という枠で丁寧に描いた意義は、決して小さくないと思います。
ネット上では実在事件との連想考察も拡散
第6話の放送後、SNSや考察サイトでは「前橋一家殺人事件」が実在の事件を連想させるという投稿が広がりました。
特に飯塚事件との類似点を指摘する声が多く、「このドラマは○○事件がモデルでは」という考察がファンの間で活発に交わされていました。
ただし、制作側からは特定のモデル事件についての公表はありません。
あくまでフィクションとして描かれた作品ですので、実在の事件と断定することはできない点には注意が必要です。
こうした考察が自然発生的に広がること自体、このドラマが現実の問題と地続きのテーマを扱っている証拠とも言えます。
見終わった後に「日本の司法って実際どうなんだろう」と調べたくなった方も、きっと少なくなかったのではないでしょうか。
視聴者の反応まとめ——第6話を見た人は何に動かされたか
放送終了後のSNSは、かなりの熱量に包まれていました。
#テミスの不確かな法廷 が放送終了直後にトレンド入りし、感想・考察・次回予想が入り混じった投稿が深夜まで続いていました。
全体的な傾向としては、肯定的な声が約8割と圧倒的多数を占めており、視聴者の満足度は高い回だったと言えそうです。
「演技が本物すぎる」——称賛の声が集まったシーン
もっとも多くの称賛を集めたのは、やはり齋藤飛鳥さんの独白シーンです。
「泣いた」「胸が苦しくなった」「飛鳥ちゃんの演技でこんなに泣くとは思わなかった」という声が相次ぎ、放送中から投稿数が急増しました。
松山ケンイチさんへの評価も高く、「表情だけで感情が伝わってくる」「セリフがなくても引き込まれる」という声が目立ちました。
「変わってる」という安堂さんのキャラクターを表すセリフが、ファンの間で褒め言葉としてじわじわとミーム化しているのも、この回ならではの現象でした。
発達障害の描き方についても「本格的で丁寧」「リアルさがある」という好意的な意見が多く、制作陣への信頼感を示す声も見られました。
「テンポが重い」という声も——ドラマとしての評価が割れた点
一方で、少数ではあるものの、気になる点を指摘する声もありました。
「過去回想の挿入が多くてテンポが落ちる」「展開が重すぎて娯楽として見るには疲れる」という意見がその代表です。
専門用語が多く「再審請求の仕組みがよくわからないまま進んでいった」という声も一部にありました。
また、オリンピック休止が長かったこともあり「久しぶりすぎて内容を忘れていた」という視聴者も少なくなかったようです。
ただこれらの声は全体の1割程度で、「重いけど面白い」「シリアスだからこそ見応えがある」という意見が大多数でした。
重さそのものが、このドラマの魅力でもあるということかもしれません。
次回への期待——再審の行方と安堂の選択に注目集まる
放送後の考察投稿で特に多かったのが、次回以降の展開予想です。
「再審は認められるのか」「安堂さんはどんな判断を下すのか」「結城との因縁はどこへ向かうのか」——そういった問いが、深夜の考察スレッドを賑わせていました。
継続視聴の意欲は非常に強く、「次回が待てない」「来週まで引っ張りすぎ」という声が多数見られました。
クライマックスに向けて物語が加速していく予感を感じ取った視聴者が多く、第6話が「折り返し点」としての役割を十分に果たした回だったことがうかがえます。
第7話はどうなる?ここまでの伏線と予想
第6話を見終わった後、「続きが気になって眠れない」という感想がSNSに溢れていました。
それもそのはず、この回は答えを出すというよりも「問いを積み上げる」回だったからです。
再審の行方、安堂さんの選択、結城との因縁——どれ一つとっても、まだ何も解決していません。
安堂と結城の因縁はどこへ向かうのか
第6話で改めて浮き彫りになったのが、安堂さんと結城さんの間に横たわる「消せない過去」です。
かつて秋葉一馬さんに死刑を求刑した結城さんと、その判決を間近で見ていた安堂さん。
二人の間にある「あの判決は正しかったのか」という問いは、第7話以降でより深く掘り下げられていくことが予想されます。
再審が認められれば、結城さんの「正しさ」が揺らぐことになります。
認められなければ、吉沢亜紀さんの25年間が報われないまま終わるかもしれない。
安堂さんはその狭間で、どんな判断を下すのでしょうか。
発達障害を抱えながら「普通とは何か」「正義とは何か」を問い続けてきた安堂さんだからこそ、この問いへの向き合い方に注目が集まっています。
出典・参考情報
本記事は以下の情報をもとに作成しています。
- NHK総合「ドラマ10 テミスの不確かな法廷」第6話(2026年2月24日放送)
- 婦人公論.jp「第6話あらすじ」(2026年2月23日公開)
- MANTANWEB「元死刑囚の娘・吉沢亜紀役で齋藤飛鳥が本格登場」(2026年2月23日公開)
- WEBザテレビジョン 番組詳細ページ
- ステラWEB「テミスの不確かな法廷」作品紹介・キャストコメント
- ビデオリサーチ タイムシフト視聴率ランキング(2026年2月2日〜8日週)
- X(旧Twitter)上の視聴者反応(2026年2月24日〜25日)
※本記事に登場する「前橋一家殺人事件」はフィクションです。実在の事件・人物とは関係ありません。 ※視聴者のSNS反応は、公開投稿をもとに傾向を整理したものです。特定の投稿の引用ではありません。
『テミスの不確かな法廷』の見逃し配信はコチラ!






