東京オリンピックの女子バスケットボールでヘッドコーチを務めたトム・ホーバスさんの名言が話題になっています。
コーチとしては厳しいものの、プライベートでは面白いエピソードもありました。
今回は、そんなトム・ホーバスさんの名言や面白エピソードを紹介します。
トム・ホーバスは日本語がうまい!
アメリカ、オーストラリアに比べ、チーム練習でアドバンテージがあると語るホーバス監督。ワールドカップのメダル獲得に期待が膨らみます!|世代交代&チーム強化、難題に取り組むトム・ホーバス「ウチが一番良いチーム」https://t.co/im0NCD79CX pic.twitter.com/WNoo80pyMs
— バスケット・カウント (@basket_count) August 13, 2018
トム・ホーバスさんは、アメリカ合衆国のコロラド州デュランゴ出身ですが、日本語が上手いと話題になっています。
1990年に日本にやってきてから日本での生活が長く続いていること、また奥さんが日本人で、家では日本語で話していることから上手くなったようですね。
チームの指導でも通訳は一切使っておらず、その理由については「通訳がいると選手たちは話を聞く時に、私ではなく通訳の方を向く。それが好きじゃないんだ」と明かしていました。
また日本国内のマスコミへの対応も通訳を介さず、日本語で行なっています。
トム・ホーバスの名言!
トム・ホーバスさんには、数々の名言があります。
トム・ホーバスの名言①「4年後、五輪決勝でアメリカと対戦し、金メダルを獲る」
リオオリンピックで女子バスケットボール日本代表チームはベスト8に入りました。
この時トム・ホーバスさんはアシスタントコーチとして参加していたのです。
選手の活躍を間近で見ていたトム・ホーバスさんはインタビューで「4年後、決勝戦でアメリカに勝つ!」と発言しました。
その理由については「ほかの外国チームよりも日本のほうが強い」、「メダルくらいは行けると思った」と話しています。
東京オリンピックでは惜しくも銀メダルでしたが、決勝でアメリカと戦うというのは実現していますね。
トム・ホーバスの名言②「スーパースターはいないけど、スーパーチーム」
トムホーバス監督は言った…
『このチームにスーパースターはいないけどスーパーチームだよ』
選手、スタッフ、そしてファンのみんな含めスーパーチーム!!#スーパーチーム#流行語でいいんじゃないか pic.twitter.com/KJBEqAOdiz
— Maki Takada (@Takada08) August 13, 2021
東京オリンピックで銀メダルを獲得した際、トム・ホーバスさんは「このステージで日本の綺麗なバスケットを見せたかった。良くやったと思います」とコメントしました。
そして「選手の誰かだけ」ではなく選手一人ひとりが活躍出来たことから「スーパースターはいないけど、スーパーチームだ」と続けたのです。
SNSでは「この言葉は流行語大賞になる」と話題になりました。
トム・ホーバスの名言③「自分の力を信じていなければ何もできないと思います」
トム・ホーバスさんは、「NBA選手になること」が夢でした。
しかしアメリカで結果は出せず、日本リーグでプレーすることになりました。
一度はアメリカを離れたものの、数年後に日本での活躍によりNBAチームに入団する権利を勝ち取り、見事NBAプレイヤーになったのです。
周囲の人はアメリカに戻ってくるとは思っていなかったそうで、驚かれたようですが、この時トム・ホーバスさんは自分の力を信じていたのです。
コーチになってからもその思いは忘れず、自分たちの力を信じられていなかった選手たちに、自分の力を信じることの大切さを説いてきました。
「信じてないなら優勝できない。信じてないなら大きいチームに勝てない。自分の力を信じていなければ何もできないと思います」と話していました。
トム・ホーバスの面白エピソード
トム・ホーバスさんには、いくつかの面白エピソードもあります。
面白エピソード①ギャグを一瞬で物に
しゃべくり007
トム・ホーバス監督がキレッキレで笑った😆 pic.twitter.com/6qCOLj59XW
— りん (@Rin01812) August 30, 2021
2021年8月、トム・ホーバスさんは人気バラエティー番組『しゃべくり007』に女子バスケットボール選手と共に出演しました。
そこで馬瓜エブリンさんと「バイキング」小峠英二さんのギャグ「なんて日だ!」を披露、すると「ネプチューン」の堀内健さんがトム・ホーバスさんに「ドンドンドンドンチッチ!」とギャグを仕込んだのです。
するとトム・ホーバスさんは全力でギャグを再現、福田充徳さんや上田晋也さんからは「一瞬で物にした!」、「いい人じゃない!愉快で優しい」と絶賛しました。
面白エピソード②満員電車のハプニング
1990年に日本リーグの実業団チームのトヨタ自動車に入団したトム・ホーバスさんは、毎日満員電車に揺られ、通勤していました。
ある時、電車の揺れによって押された女子高生がトム・ホーバスさんにぶつかり、そのままトム・ホーバスさんのジャケットの中にすっぽりと収まってしまったそうです。
トム・ホーバスさんは身長が203㎝もあることから、女子高生の方もすっぽりはまってしまったようですね。
他にも高身長であるがゆえに、電車内の中吊り広告によく頭をぶつけてしまっていたそうです。
まとめ
トム・ホーバスさんは選手に熱い指導を行っていますが、それは選手のことを信頼し、「もっと強くなってほしい」という思いがあるからだと思います。
これからも日本のバスケットボールの世界を盛り上げていってほしいですね。