歌舞伎や狂言など、日本の伝統芸能の中で、大衆向けで馴染みやすいのが落語。
落語家のイメージは、おじさんのイメージがとても強いと思います。
そんな落語の世界にも、イケメンといわれる落語家さんが現れたのです!
瀧川鯉斗さんという落語家さんで、ティファニーのCMなどに起用されるほどの、高身長のイケメンです。
そんな瀧川鯉斗さんについてお伝えします!
瀧川鯉斗は元暴走族総長だった?生い立ちを調査
瀧川鯉斗さんといえば『元暴走族総長』というのが有名ですが、では瀧川さんが落語家になるまでにどんなストーリーがあったのか見ていきましょう。
瀧川鯉斗の中学時代はサッカーとバイクが中心の日々
瀧川鯉斗さんは、小学生の頃から、サッカーや野球で活躍していました。
中学生になるとその実力が認められ、愛知県代表チームのゴールキーパーを務めるほどの実力でした。
日本代表も期待されるほどの将来有望な選手だったそうです。
しかし、そんな中学時代に、瀧川さんはバイクに興味を持ち始めました。
サッカーとバイクが中心の中学時代(※法律上、中学生はバイクを運転してはいけません)を送っていたのですが、もちろん周りは世間的にいうと不良少年と呼ばれる部類の少年たちなので、生活も荒れていってしまいます。
サッカーで将来有望な選手だったと言われていたほどですから、スポーツ推薦で高校進学を狙うこともできたところ、素行不良ということでその話も無くなってしまったそうです。
瀧川鯉斗は一日で高校中退で暴走族の総長に
一般入試で高校入学するのですが、入学式の日に100人くらいの先輩と大げんかとなり、ボコボコに殴られて大事件に。
この後「悔しくてタバコ吸っちゃったんですよ、校舎の裏で。それバレちゃって。」それが理由で、「あったこともない担任に『強制退学』って言われました」と語っていました。
全国でも最大規模であった暴走族勢力『スペクター』の名古屋支部、「天白スペクター」に入ったのです。
その暴走族では12代目総長となり、人数は300人の頂点に昇りつめるのでした。
暴走族を引退する頃になると、漠然とこのままではいけないと思い、「俳優にでもなろう」と上京するのでした。
そして上京し、バイト先のレストランでで行われた瀧川鯉昇(りしょう)さんの独演会で落語の魅了され、その時の打ち上げで瀧川鯉昇さんに弟子入りを直談判しました。
初めは着付けから、そして寄席の太鼓を教わりながら2年ほど務めていたそうです。
前座は辛く厳しい修行期間ですが、暴走族時代に縦社会を味わっていた瀧川さんは「抵抗は全然なかったですね。まぁ、暴走族と違って、殴られないだけいいかなと(笑)」とインタビューで語っていました。
異色の経歴でイケメン!瀧川鯉斗のプロフィール
生年月日:1984年1月25日
出身地:愛知県名古屋市
師匠:瀧川鯉昇
出囃子:むつのはな
身長:182cm
趣味:バイク
生まれは東京都で、3歳の時に父親の転勤で北海道の札幌へ。小学3年生から名古屋に住んでるそうです。
説明が長くなるので、一番長く、そして青年期を過ごした思い出の地である名古屋を出身地としているそうです。
ちょうど入門して前座となった2005年に、長瀬智也主演の落語を題材にしたドラマ「タイガー&ドラゴン」が放送されました。
長身でイケメンの長瀬さんが演じる林家亭小虎が、滝川鯉斗さんにとても似ていて「タイガー&ドラゴンのモデルなったのではないか」と関係者から冷やかされたそうです。
このドラマは「昼は噺家、夜はヤクザ」という役柄で、元暴走族総長で、長身のイケメンなところも滝川鯉斗さんに似ている点です。
今もバイクが趣味だそうで、BMWの「R 1250 GS」を約300万円で購入したそうです。
高身長の瀧川さんにとてもよくお似合いのバイクですね。
瀧川鯉斗のこれまでの芸歴
2005年 瀧川鯉昇(りしょう)に入門、鯉斗となり、前座となる。
2009年 二つ目に昇進
2019年 真打ちに昇進 41年ぶりの名古屋出身の真打ち。
瀧川鯉斗の頭の上がらない先輩落語家
暴走族上がりで、殺伐とした生活から落語会に飛び込んだ滝川鯉斗さんですが、その名残が落語家になっても残っていたそうです。
そんな滝川鯉斗さんを見て、ある有名な落語家さんに話しかけられるのです。
笑点の大喜利などでも活躍している、三遊亭小遊三さんに「お前、人を殺すような目をしているな。それではダメだから、俺のカバン持ちをして学べ」と三遊亭小遊三さんのカバン持ちをして、滝川鯉斗さんのとがった印象を直してくれたそうです。
そんな三遊亭小遊三さんには、お世話になったと、今も頭が上がらない存在だそうです。
写真からも仲が良いところが伺えますが、年の離れた友達のようですね。
大御所落語家とイケメン落語家のツーショットというのも、元々そこまで落語を見たことがない人が見ると不思議な写真かもしれません。
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まとめ
今は、その見た目にばかり注目されてしまいがちですが、滝川鯉斗さんは今や真打ちの落語家さんです。
真打ちというのは、何年やればなれるというものではなく、落語の実力が伴っていないとなれるものではないです。
「元暴走族」だったり、「長身のイケメン」だと言うことは間違いありませんが、その見た目や経歴にだけでなく、落語家さんとしても、実力があるのは確かです。
テレビやメディアなどで観ることが増えるでしょうが、瀧川さんをきっかけに落語を見に行く人が増え、落語会が盛り上がることも期待できるでしょうね。
まさに滝川鯉斗さんは、落語会の未来を支える力を持つ一人なのでしょう。
これからも瀧川鯉斗さんの活躍に目が離せません!