俳句界の第一線で活躍し、テレビ番組でもおなじみの夏井いつきさん。
彼女のプライベートについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
現在の夫である加根光夫さんとの出会いや、過去の結婚生活、さらにはお子さんたちとの関係など、その人生にはさまざまなエピソードが詰まっています。
本記事では、夏井いつきさんのご家族に焦点を当て、彼女の知られざる一面をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
夏井いつきの旦那は加根光夫!

夏井いつきさんの現在の夫は、映像プロデューサーの加根光夫(かね・みつお)さんです。
加根光夫さんは、かつて大手広告代理店・博報堂の関西支社に勤務し、CMプロデューサーとして活躍されていました。
代表作のひとつに、「マロニーちゃん」のCMがあり、そのユニークで印象的な広告展開は、多くの視聴者の記憶にも残っているのではないでしょうか。
年齢は夏井さんの8歳年上で、業界歴も長く、広告・映像分野において豊富な実績を持つ人物です。
博報堂退職後はフリーランスの立場で活動を続け、2000年代初頭にはネット番組や地域密着型の映像制作にも携わっていたようです。
おふたりが出会ったのは2003年頃。きっかけは、加根さんが当時ネット番組への出演を依頼したことだったと報じられています
出典:スポニチ
その後、加根さんは夏井さんの句会に何度も足を運ぶようになり、俳句に対する真摯な姿勢や人柄に惹かれたそうです。
当初、夏井さんは再婚に対して慎重な姿勢を示していたものの、加根さんの誠実で穏やかなサポートに心を動かされ、3年後の2006年に結婚されました。交際中から現在に至るまで、プライベートだけでなく仕事面でも強力なパートナーシップを築いている点が、おふたりの大きな特徴と言えるでしょう。
加根光夫さんは、夏井さんの公私両面を支える存在として、2014年に「株式会社夏井&カンパニー」を設立し、代表取締役に就任されました。
また、加根さんは自身も俳句を詠む俳人でもあり、2023年には句集『あの年、四月の花』を出版。
自身のTwitter(現・X)アカウントでも日々の想いや活動の一部を発信しており、夏井さんとともに俳句文化の普及にも力を注いでいます。
たしかに、芸能人や文化人の「パートナー」に焦点が当たることは多いですが、夏井さんと加根さんの場合、単なる「夫婦関係」を超えた「同志」としての信頼関係が、数々の活動の基盤となっているように感じられます。
これからも、おふたりの活動がどのように展開していくのか注目ですね。
夏井いつきと加根光夫の馴れ初め
夏井いつきさんと加根光夫さんの出会いは、2003年にさかのぼります。
きっかけは、加根光夫さんがプロデューサーを務めていたインターネット番組への出演を、夏井いつきさんに依頼したことでした。
ただしこの出演は、諸事情により最終的には実現しなかったといいます。
出典:スポニチ
しかしこのやりとりを通じて、加根さんが俳句に対して深い興味を持っていたことが明らかになり、二人の距離は徐々に縮まっていきました。
加根さん自身も長年趣味として俳句を嗜んでおり、夏井さんの句会活動に深い共感を抱いたことで、交流が始まったのです。
その後、加根さんは当時勤務していた博報堂関西支社(大阪)から、頻繁に夏井さんの暮らす愛媛県松山市を訪れるようになります。
遠距離ながらも、加根さんは句会やイベントに積極的に足を運び、仕事だけでなく家庭面でもサポートを惜しまなかったといいます。
夏井さんの自宅で実子の面倒を見るなど、家族との信頼関係も築いていったそうです。
とはいえ、当時の夏井さんは再婚に対して慎重な姿勢を取っていました。
離婚経験や、ひとり親として子育てをしていた事情、さらには経済的な不安もあり、簡単に再婚という決断には至らなかったようです。
そんななか、加根さんは一歩踏み込んだ提案をします。2006年、夏井さんが49歳の時のことでした。
「自分は50代後半で年を取っているけれど、結婚しましょう」と、率直かつ誠実な言葉でプロポーズをしたのです。
この言葉が夏井さんの心を動かし、ふたりは正式に再婚することを決意しました。
このエピソードには、人生の第二幕を共に支え合おうとする真摯な思いがにじみ出ています。
夏井さんは再婚に踏み切るまでに「生活を支え合うことの難しさ」や「子どもとの関係性」など、さまざまな葛藤があったとされていますが、加根さんの一貫した誠意と支援により、前向きな決断に至ったようです。
再婚後のふたりは、プライベートはもちろん、仕事面でも強いパートナーシップを築いています。
加根さんは2014年に「株式会社夏井&カンパニー」を立ち上げ、現在も代表取締役として夏井さんの俳句活動を全面的にサポートしています
出典:株式会社夏井&カンパニー
また、夫婦で地方の句会イベントに参加する様子がたびたび報道されるほか、
加根さん自身も俳句の創作を続けており、2023年には句集『あの年、四月の花』を出版するなど、俳人としての一面も持っています
たしかに、芸能人や著名人の「馴れ初め」と聞くと特別なストーリーを期待してしまいがちですが、夏井さんと加根さんの場合は、共通の文化的価値観や俳句への情熱、そして何より人としての信頼が育んだご縁だったようです。
地に足のついた関係性は、多くの人にとっても共感できる要素があるのではないでしょうか。
夏井いつきの子供
給食は明日からです休暇明けhttps://t.co/ipb3ips1xR…
— 伊予吟会 宵嵐 (@Pa1BJrSTgTCKPde) September 6, 2019
南海放送ラジオ「家藤正人の一句一遊虎の巻」兼題「休暇明け」、初めてオンエアで読んで頂きました。丁寧なコメントありがとうございます😊#酔いどれランナーの減量日記 #俳句 #南海放送 #南海放送ラジオ #家藤正人 #一句一遊虎の巻 pic.twitter.com/pJmlhjT8jy
俳人の夏井いつきさんには、前夫との間に長男と長女がいらっしゃいます。
長男の家藤正人さんは、母である夏井さんの影響を受け、俳人として活動されています。
南海放送のラジオ番組『一句一遊』では、”ウエンズデー正人”としてアシスタントを務め、俳句の魅力を広める役割を担っています。
また、YouTubeチャンネルでも夏井さんと共演し、親子で俳句に関するコンテンツを発信されています。
一方、長女に関する公的な情報はほとんど公開されておらず、詳細は明らかになっていません。
そのため、長女は俳句や芸能活動とは別の道を歩まれている可能性が高いと考えられます。
夏井さんは、子育てと俳句活動を両立させながら、家庭と仕事のバランスを大切にされてきたようです。
長男の家藤さんが俳句の道を選ばれた背景には、母親としての夏井さんの影響が大きいことがうかがえます。
夏井いつきは離婚した元夫がいた
俳人として広く知られる夏井いつきさんですが、私生活では一度離婚を経験されています。
夏井さんが最初に結婚されたのは25歳のとき。お相手は一般人の男性で、夏井さんと同じく教職に就いていた方でした。当
時、夏井さんも国語教師として中学校に勤務しており、教育現場での価値観や仕事への姿勢が共鳴し合う関係だったのかもしれません。
この結婚により、
夏井さんは「夏井」という姓になりましたが、もともと旧姓であったのではなく、結婚によって姓が変わったことが知られています。
参考:スポニチ
つまり、現在も俳人として活動されている「夏井いつき」という名前は、実は元夫の姓を引き継いだまま使用されているものです。
結婚生活の初期には、家庭と仕事を両立させながら、二人の子どもを育てる日々が続いていたようですが、やがて生活環境に大きな変化が訪れます。
結婚から約5年が経過し、夏井さんが30歳を迎えた頃、夫の父(義父)が他界。
その後、義母が体調を崩し介護が必要になったため、夏井さんは教職を辞め、夫の実家がある愛媛県松山市で介護生活に入ることとなりました。
慣れない介護と育児を同時にこなす生活は、精神的にも肉体的にも大きな負担をもたらしたと言われています。
とはいえ、当時の夏井さんは「家庭を守る」ことを最優先とし、介護に全力で向き合っていたそうです。
そのような中、夏井さんは新たな道を切り拓くべく、「俳句」という表現活動に打ち込み始めました。
教員時代から国語と表現に対する関心が高かったこともあり、俳句は自身の内面を見つめる手段であり、生きがいとなっていきます。
ところが、
俳人として活動を始めて約10年が経過した頃、夏井さんが40歳を迎える年に、今度は実母が脳腫瘍を発症してしまいます。これにより、義母と実母のダブル介護を背負う状況に追い込まれました。
二人の親の介護に加え、まだ小さな子どもたちの子育ても重なり、心身ともに極限状態となっていった夏井さん。
日々の生活は「疲弊」という言葉では表しきれないほど厳しかったことでしょう。
俳人としての活動も思うように続けられず、収入も安定しない中で、家計を支えながら家庭を維持することは困難を極めました。
そして最終的に、夏井さんは離婚という決断を下します。
離婚に際しては、「2人の実子を引き取る」という条件を掲げ、母親として子どもたちとの生活を守る道を選ばれました。
この決断の背景には、夏井さんの強い責任感と、親としての覚悟があったことは想像に難くありません。
離婚後は、実母の介護と育児を続けながら、俳句講師としての仕事や執筆活動に励む日々が続きました。
やがて俳人としての才能が評価され、『プレバト!!』(毎日放送)への出演をはじめとしたメディア露出が増えていきます。
たしかに、現在の夏井さんは「毒舌俳人」として明るく語られる印象がありますが、その背景には、こうした長い苦労と再出発の歴史があったのですね。
離婚という人生の大きな転機を、ただの別れではなく、新しい人生の扉として捉えた夏井さんの歩みは、多くの人にとっても勇気を与えるものではないでしょうか。
夏井いつきと元夫の馴れ初め
先週のNHKの人気番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」に俳人の夏井いつきさんが登場した影響で日商ABのインタビュー記事もアクセスが増えています。是非ご覧ください。 #商工会議所 #日商AB/日商・石垣「この人を訪ねたい」夏井いつきさんhttps://t.co/DnHQ08yU4V pic.twitter.com/meXXBNwWri
— 日商AssistBiz (@Jcci_AssistBiz) December 14, 2021
夏井いつきさんは、25歳のときに最初の結婚を経験されています。
お相手は一般人の男性で、夏井さんと同じく「教師」だったことが明らかになっています。
しかし、メディアなどで語られている情報は非常に限られており、名前や顔写真、具体的な職歴などの詳細は明かされていません。
それでも、夏井さんの当時の勤務歴などから、ある程度の推察は可能です。
夏井さんは大学卒業後、中学校の国語教師として教壇に立ち、松山市立余土中学校や御荘町立御荘中学校などに赴任していたことが知られています。
そのため、前夫も同じ中学校、または同じ地域の教職員として勤務していた可能性が高いと考えられます。
教育現場は職員間の連携が重要であり、研修や校務分掌、教科連携などを通じて日常的に接点を持つ環境です。
教師同士が自然に親しくなり、交際に発展するケースは少なくありません。
また、当時の夏井さんは20代半ばで、初めて社会に出て間もない時期でもあります。
仕事への熱意や教育への理想を語り合う中で、価値観を共有できる相手と強く惹かれ合ったとしても不思議ではありません。
特に、夏井さんは言葉に対する感性や指導への思いが深い方ですから、教育理念や人間観に共鳴する相手がいたことは、自然な流れだったようにも思えます。
夏井さん自身はあまりプライベートを語らないスタンスを貫いており、馴れ初めの詳細を公にすることはありませんでした。
ただ、その沈黙こそが、当時の関係性がごく自然で日常的なものであったことを物語っているとも言えます。
きらびやかなドラマや劇的なエピソードがないとしても、同じ現場で共に働き、理解し合い、共感し合う中で生まれた絆のほうが、むしろリアルな人生の一場面として多くの人の心に響くのではないでしょうか。
結婚当時、夏井さんはまだ教員としてのキャリアを築いている最中であり、俳人として活動を本格化させる前の時期でした。
つまり、前夫との出会いと結婚は、夏井さんにとって「生活者としての第一章」を共に過ごす相手だったとも言えます。
たしかに、芸能人や文化人の「馴れ初め」には華やかな話題を期待する方もいるかもしれませんが、夏井さんと前夫の関係は、等身大で現実的な出会いだった可能性が高いです。
派手さはなくとも、同じ職場や価値観を持った環境で互いを理解し合い、家庭を築こうとした当時の選択には、誰もが共感できる真実味が宿っているように感じられます。
馴れ初めが多く語られていない今だからこそ、そこにある「語らない誠実さ」と「ふたりだけの時間」が、より深く胸に残るのかもしれませんね。
まとめ
夏井いつきさんのこれまでの歩みには、家庭・仕事・介護と、さまざまな出来事が重なっていたことがわかりました。
前夫との離婚やシングルマザーとしての奮闘、そして再婚相手である加根光夫さんとの出会いと支え合いの関係——どのエピソードにも、夏井さんらしい芯の強さと人としての温かさがにじんでいるように感じられます。
現在、加根光夫さんの深い理解とサポート、そして俳人として成長された息子・家藤正人さんをはじめとするご家族の存在が、夏井さんの活動を力強く支えているのですね。
たしかに、テレビで見る夏井さんは歯切れのよいコメントやユーモアが印象的ですが、その背景にはこうした人生経験があることを知ると、さらに親しみを感じるという方も多いのではないでしょうか。
これからも、公私ともに支え合うご家族とともに、夏井いつきさんがますます活躍されることを応援したいですね。
もし今回の記事が参考になったと感じられた方は、ぜひSNSでシェアいただいたり、関連記事もあわせてご覧いただければ嬉しいです。
俳句界の第一人者としてだけでなく、一人の女性として歩んできた夏井さんの物語は、まだまだ奥深い魅力にあふれています。