岩崎宏美さんと岩崎良美さんといえば、昭和から令和まで、時代を超えて活躍を続ける姉妹のアーティストですよね。
その歌声や雰囲気に共通点を感じる人も多いと思いますが、実はふたりの生い立ちや家庭環境にも、どこか似たような背景があるようです。
そして実は、ふたりにはもうひとりお姉さんがいるってご存じでしたか?
芸能活動をしているのかどうかも、ちょっと気になりますよね。
この記事では、岩崎家の実家やご両親の人物像、そして三姉妹の関係性に至るまで、あまり知られていない家族の素顔をていねいにご紹介していきます。
姉妹の魅力の奥にある、あたたかくてちょっと切ない「家庭の物語」に触れてみませんか?
岩崎宏美と良美の実家はお金持ち?
岩崎宏美・岩崎良美:還暦を越えた姉妹 昨年、91歳の母を見送る 宏美の長男は結婚 そろって「徹子の部屋」に#岩崎宏美 #岩崎良美 #徹子の部屋 https://t.co/4h8vmVJekq
— 毎日キレイ (@mainichi_kirein) July 17, 2023
岩崎宏美さんと岩崎良美さんは、東京都江東区の深川エリアで育ちました。
下町らしい雰囲気が残る地域で、昔ながらの商店や工場が並ぶあたたかい町です。
ふたりは、木場で製材機械を作っていた会社の家庭に生まれた次女と三女です。
この仕事は専門性が高く、ある程度の技術と規模がある事業だったようです。
また、姉妹そろって成城学園に通っていたことからも、当時の家庭には経済的な余裕があったことがうかがえます。
成城学園は芸能人の子どもも多く通うことで知られる私立の名門校です。
ただ、1985年にはその家業が廃業しています。
バブル期直前という時代背景を考えると、業界の変化や景気の影響があったのかもしれません。
当時すでに岩崎宏美さんは歌手として活躍していて、良美さんもデビュー間近でした。
家庭の支えと同時に、本人たちの努力やタイミングも大きく影響していたんですね。
今では会社も残っていないようですが、「町工場育ち」というルーツは、姉妹のあたたかさや芯の強さに表れているように感じられます。
岩崎宏美の生い立ち
岩崎宏美さんは、1958年11月12日生まれです。
子どもの頃から剣道を習っていて、これはお父さんの影響だったそうです。
さらに、小学生の頃にはすでに歌のレッスンも始めていて、音楽への関心も早くから芽生えていたんですね。
そんな中、同じ年に生まれた森昌子さんが『スター誕生!』をきっかけに歌手デビューした姿をテレビで見たとき、「普通の女の子でも歌手になれるんだ」と強い衝撃を受けたそうです。
その体験がきっかけとなって、自分も『スター誕生!』に応募。
そして1975年、「天まで響け岩崎宏美」のキャッチフレーズとともに、シングル「二重唱(デュエット)」でついにデビューを果たしました。
岩崎良美の生い立ち
岩崎良美さんは、1961年6月15日生まれです。
お姉さんの岩崎宏美さんと一緒に、幼い頃から剣道や歌のレッスンを受けていたそうです。
さらに、お父さんの教育方針もあって、テニスや乗馬などのスポーツにも取り組んでいました。
かなり活動的な子ども時代を過ごしていたんですね。
お姉さんのデビューを見て、芸能界に憧れを抱くようになったものの、お父さんは「宏美の邪魔になる」と猛反対。
その話を聞いた岩崎宏美さんが、「妹にチャンスをあげてほしい」と真剣に説得したそうです。
その結果、「歌手以外ならいい」という条件付きで、1978年に岩崎良美さんは女優としてデビューすることになりました。
岩崎宏美と良美の父親
岩崎宏美さんと岩崎良美さんのお父さんは、岩崎兼三さんという方です。
もともとは、実家で製材機械を作る会社を経営していました。
さらに、警察の剣道師範を務めていた経歴もあり、とても厳しくも芯のある人物だったようです。
1985年に会社の経営が厳しくなり、事業をたたむことになりましたが、その後は「有限会社スリージー」という事務所を立ち上げて、岩崎宏美さんのマネジメントを手がけるようになります。
実業家としてだけでなく、娘の芸能活動もサポートするお父さんだったんですね。
父親は岩崎宏美の結婚に猛反対だった
岩崎宏美さんは、1988年に一般の商社マンと結婚しています。
でもこのとき、お父さんの岩崎兼三さんは「歌が歌えなくなる」と心配して、結婚に反対していたそうです。
その後、岩崎宏美さんは離婚を経験し、2009年にはミュージカル俳優の今拓哉さんと再婚します。
しかし、今拓哉さんが婿養子になることを断ったことから、再びお父さんは猛反対。
このことで岩崎宏美さんは実家を離れ、お父さんとはしばらく距離を置くようになりました。
2016年3月、お父さんが亡くなった際には、自身のFacebookで「自分勝手で我儘で、すぐ怒鳴ってた父でも孫や犬には優しかった父でした」と振り返り、「パパ88年間本当におつかれさまでした」「私は私なりに、昨日もステージ頑張りましたよ。たまには、応援してくださいね」と綴っています。
反発しあいながらも、家族としてのつながりや思いがにじむエピソードですね。
岩崎宏美と良美の母親
ちょっとした変化で感じることあるな。。。
— ねとらぼエンタ (@itm_nlabenta) November 14, 2022
岩崎宏美、数日前に旅立った91歳母へ思いはせる 別離後のランチで寂しさ爆発「油っぽいものが大好きでした」https://t.co/iU9BirwdVy pic.twitter.com/HqLJozNTui
岩崎宏美さんと岩崎良美さんのお母さんは、岩崎スエさんという方です。
静かに家族を見守るような存在だったそうですよ。
お父さんとは2002年に離婚されましたが、その時点でふたりともすでに大人になっていたこともあり、母子の関係に大きな変化はなかったようです。
その後も、姉妹にとってお母さんはずっと特別な存在だったようで、距離の近い関係が続いていたみたいですね。
スエさんは2022年に91歳で亡くなられました。
長生きされたお母さんを、岩崎姉妹は最後まで大切に思っていた様子がうかがえます。
母親は岩崎良美と50年の確執があった
岩崎良美さんには、お母さん・岩崎スエさんとの間に長年の確執がありました。
その期間はなんと50年ほどにもわたるものだったそうです。
きっかけは、お母さんが「男の子が欲しかった」という気持ちをずっと抱えていたことにあったようです。
上のふたりが女の子だったこともあり、三人目こそ男の子を…という思いがあったのかもしれません。
良美さんは、小さい頃からお母さんに「本当は男の子がほしかった」と言われ続けたといいます。
さらに、「宏美の歌は聞けるけど、あなたの歌は聞いていられない」とも言われたことがあるそうで、深く心に残る言葉だったのでしょう。
それでも、2011年に結婚した旦那さんが「寂しかったの?よく頑張ったね」と言葉をかけてくれたことで、心の中の壁が音を立てて崩れたと良美さんは話しています。
そのことがきっかけで、お母さんとの関係も少しずつ修復されていったそうです。
長年のわだかまりが、やっと溶けていったというエピソードには胸を打たれますね。
岩崎宏美と良美はもう1人姉がいる!長女の名前は?
岩崎三姉妹♥初美、宏美、良美…ハツリン、ヒロリン、ヨシリン。テストに出るよ(*´ω`*) pic.twitter.com/8Z6rbqGvXv
— ユッキン🎗️ (@1BIX2dRNX6Rb1pi) June 17, 2023
岩崎宏美さんと岩崎良美さんには、初美さんというお姉さんがいます。
三姉妹の長女にあたる方で、2014年には還暦を迎えられました。
岩崎宏美さんのSNSでは、ときどき三姉妹がそろった写真も公開されていて、仲の良さが伝わってきます。
初美さんは一般の方で、芸能活動はされていませんが、子どもの頃には妹たちと同じように歌を習っていたこともあったそうです。
ただ、それはあくまでも趣味の一環。
今でも、妹たちが芸能界で頑張っている姿を、家族としてそっと応援し続けているそうです。
まとめ
岩崎宏美さんと岩崎良美さんは、一般のご両親とお姉さんの初美さんとの5人家族で育ちました。
それぞれの人生の中で、親との関係に悩んだ時期もあったようですが、最終的にはしっかりと両親の最期を見届けています。
今でも三姉妹の絆は深く、そばで静かに見守ってくれるお姉さんの存在が心の支えになっているのかもしれません。
これからも家族のつながりを大切に、それぞれの道を歩んでいってほしいですね。
