「タッチ」の主題歌で知られる岩崎良美さんについて検索すると、「大学院生」「売れなかった」といった意外なワードが並んでいて、驚いた方も多いのではないでしょうか。
実は、今もなお知的探求を続ける一方で、芸能活動にも前向きに取り組んでいるようです。
そんな岩崎良美さんの歩んできた道には、華やかさだけでなく、努力や葛藤も見え隠れしています。
この記事では、大学院に通うようになった背景や若い頃の意外な苦労、所属事務所の変遷、さらには気になる年収まで、さまざまな角度から詳しくまとめました。
読み進めるうちに、岩崎良美さんの新たな一面がきっと見えてくるはずです。
岩崎良美は大学院生！学歴は？
岩崎良美さんは大学院に通っていると言われていますが、それまでの学歴などはどのようなものなのでしょうか？
出身の小学校から高校についても調べてみました。
岩崎良美の出身小学校
岩崎良美さんは、成城学園初等学校を卒業しています。
成城学園といえば、財界やお金持ちの家の子女が多く通うことでも有名です。
小さい頃から、歌や剣道、乗馬などもしていたということで、成城学園に通っている子供のイメージ通りの子供時代を送っていたようですね。
お姉さんの岩崎宏美さんとともに、声楽家の松田敏江さんに師事しています。
岩崎良美の出身中学
岩崎良美さんは、成城学園中学校を卒業しています。
成城学園の初等学校から、いわゆるエスカレーター式の内部進学しています。
中学校のときには、テニス部に所属していました。
ちなみに、お姉さんで歌手の岩崎宏美さんも成城学園の高校まで通っていました。
3歳年上のため、中学校へ一緒に通うことはありませんでした。
岩崎宏美さんは、岩崎良美さんが中学生のときに歌手デビューしています。
そんなお姉さんと一緒にいるところをテレビ局のプロデューサーが目にして、岩崎良美さんも芸能界入りを勧められたのです。
その話を聞いた両親からは、内向的な性格やお姉さんがすでに芸能界入りしているなかで、さらに家族に芸能人が増えることに難色を示し、反対されてしまいます。
しかし、お姉さんの岩崎宏美さんは、両親に反論し、両親を説得してくれたそうです。
今の活躍は、お姉さんの岩崎宏美さんがいなければなかったのかもしれません。
岩崎良美の出身高校
岩崎良美さんは、堀越高校の芸能コースを卒業しています。
堀越高校といえば、多くの芸能人が通うことでも有名な高校ですね。
中学時代から芸能事務所に所属していた岩崎良美さんは、成城学園を内部進学せずに芸能コースがある堀越高校へ進学したのです。
ちなみにお姉さんの岩崎宏美さんは、高校も成城学園に通っています。
高校2年の夏休みに、歌手の松田聖子さんが転校してきて同級生となっており、結婚についてコメントするなど親交は現在でも続いているようです。
そして、高校2年のときに、『江戸の鷹 御用部屋犯科帖』で芸能界デビューをしました。
高校3年生になると、『赤と黒』という曲で歌手としてもデビューを果たしています。
岩崎良美の出身大学
岩崎良美さんは、桜美林大学の大学院に通っています。
学科は経営学科で、大学院修士号を目指しています。
そのキッカケは新型コロナウイルスの流行で、公演などの仕事のキャンセルが増えてしまい、悩んでいる中、最終学歴が高卒だった岩崎良美さんは、高卒でも大学院修士号を取れることを知り、大学院に通うことを立ち上がって頑張ろうと決意したのです。
現在は、現役合格などの若い大学院生の中で、ビジネスプランづくりなどのグループ学習に取り組んでいます。
その中で、歌手などの視点から絵本の読み聞かせをビジネス化するなどを視野に入れてると話していました。
60歳を超えてからの大学院というのは、かなりの決意と努力が必要だったのは間違いありません。
岩崎良美の若い頃
1970年代後半から80年代にかけて、アイドルとして華々しくデビューした岩崎良美さん。
当時の写真を見ると、端正な顔立ちにキリッとした目元が印象的で、どこかクールで気品ある佇まいが魅力的でした。
現在の穏やかで知的な印象とは少し異なり、若い頃は“ツンとした雰囲気”があったという声も少なくありません。
実際、当時のテレビ出演や音楽番組では、あまり笑顔を見せずにインタビューに応じていたこともあり、「おとなしそう」「近寄りがたい」などのイメージを抱いたファンもいたようです。
ただしこれは決してネガティブなものではなく、むしろ“ミステリアスで知的な雰囲気”として捉えられていた面も強く、その個性が岩崎良美さんの魅力を際立たせていました。
1980年に『赤と黒』で歌手デビューを果たしたあと、翌1981年には大ヒット曲『タッチ』の主題歌「タッチ」で一躍全国的な知名度を獲得。
この曲の爽やかで明るい歌声の印象とは裏腹に、当時はあまりメディアで多くを語らず、私生活をあまり明かさないスタイルを貫いていたことも、“謎めいた存在感”に拍車をかけていたのかもしれませんね。
また、岩崎良美さんがデビューした80年代は、姉の岩崎宏美さんもすでにトップ歌手として大活躍していた時期。
二人の比較がしばしば話題となり、「姉妹で実力の差があるのでは？」といった声も一部にはあったようですが、実際には声質や曲調もまったく異なり、それぞれのスタイルを確立していたのが実情です。
ある音楽誌のインタビューでは、「姉とは比較されるけれど、私は私なりの表現を大事にしたい」と語っていたこともあり、自分の立ち位置や音楽性をしっかりと見極めながら活動を続けていた姿勢が感じられます。
その後も女優としても活動の幅を広げ、舞台やドラマに出演するようになった岩崎良美さん。
歌手デビュー当時はクールビューティーな印象が強かったものの、年を重ねるごとに、やわらかさや包容力を感じさせる表情も増えていきました。
SNS上でも「若い頃はキリッとした雰囲気だったけど、年齢を重ねてどんどん素敵になってる」といった声が多く、今なおファンの間で高い支持を得ています。
振り返ってみると、岩崎良美さんの若い頃は、見た目や雰囲気以上に“芯の強さ”や“ぶれない表現者としての姿勢”が際立っていた時期とも言えるでしょう。
華やかな芸能界の中で、自分らしさを貫いた姿勢が、今の落ち着いた知的なイメージにもつながっているのかもしれませんね。
岩崎良美はデビュー曲が売れなかった！
岩﨑良美さんは、1980年2月21日に『赤と黒』で歌手デビューしています。
しかし、この曲はあまり売れていませんでした。
2ndシングルとなる『涼風』では、高校の同級生でもあり「同期デビューの仲良しコンビ」と銘打って松田聖子さんと一緒に『ザ・ベストテン』に初出演を果たしています。
『涼風』は2週連続10位にランクインし、日本テレビ音楽祭で最優秀新人賞を受賞しました。
3枚目の『あなた色のマノン』では日本レコード大賞新人賞を獲得し、紅白歌合戦にも出場しています。
松田聖子さんや中森明菜さんもデビュー曲は売れていないということもあるので、この時期の人気歌手のプロモーションなどの影響があるのかもしれません。
デビュー曲はそこまでの売れ行きだったかもしてませんが、その後の曲で実績を残して評価されていますね。
岩﨑良美のプロフィールや経歴
生年月日：1961年6月15日
出身地：東京都江東区
本名：岩崎良美
星座：ふたご座
血液型：O型
身長：159cm
1980年に歌手デビューし、日本レコード大賞新人賞などを受賞し、姉の岩崎宏美さんと女性ソロアーティストで初の姉妹での紅白歌合戦出場を果たしました。
女優としての出演も多い中、1985年には大人気アニメ『タッチ』の主題歌『タッチ』が大ヒットし、『タッチ』の主題歌第2弾の『愛がひとりぼっち』も大ヒットし、そのレコードのB面曲である『青春』はセンバツ高校野球の入場行進曲に選ばれたのです。
その後歌手活動を継続し、2006年ではNHKEテレの『おさるのジョージ』の語り手と主題歌も担当しています。
コロナ禍での公演のキャンセルが相次いだことなどをキッカケに、大学院で修士号獲得を目指していることも話題になりました。
岩崎良美の所属事務所
岩崎良美さんの所属事務所は、コンリアルアートです。
元々は、ノックアウトに所属していましたが、お姉さんの岩崎宏美さんの事務所であるコンリアルアートへ移籍したのです。
コンリアルアートの所属タレントは、岩崎良美さん以外岩崎宏美さんしかいません。
元々お姉さんの個人事務所のような状態だったところへ、岩崎良美さんが移籍したような形になります。
岩崎良美の年収
岩崎良美さんの年収については、公式に明かされているわけではありません。
そのため明確な金額を断定することはできませんが、過去の活動実績や現在の出演状況、音楽業界の収益構造を踏まえると、おおよそのイメージを持つことは可能です。
まず大きなポイントは、岩崎良美さんが今も現役で活動を続けているという点です。
たとえば、テレビ番組へのゲスト出演や音楽ライブ、ナレーションや舞台出演など、表舞台に立つ機会は現在もあります。
さらに、アニメ『タッチ』の主題歌「タッチ」は今なお根強い人気があり、カラオケ使用料や配信収入、各種メディアでの使用によって印税収入が安定して発生している可能性が高いです。
音楽著作権の世界では、一度ヒット曲を持つと、その後も長期にわたって収益が発生する仕組みがあります。
特に「タッチ」のような国民的アニメのテーマソングは、カラオケやテレビ、YouTubeなどさまざまな場面で使われ続けており、印税だけでも一定の収入が見込まれると考えられます。
また、近年では大学院に進学し、学び直しを行っていることも注目されました。
あるインタビューでは、自身の経験を社会や若い世代に還元したいという想いから、教育や心理に関する学びを深めていることが語られていました。
このように新しい挑戦を続ける一方で、芸能活動も並行して続けている姿勢には、幅広い世代からの支持が集まっているようです。
さらに、事務所に所属しながら活動しているため、テレビやイベントなどへの出演交渉やマネジメントも継続されており、表に出ない仕事（ナレーションや講演、レコーディングなど）も含めると、年間を通して多様な収入源があると推測されます。
以上の点を踏まえると、岩崎良美さんの年収は、
- 印税収入（過去の楽曲使用・配信・カラオケなど）
- 芸能活動（テレビ出演・舞台・イベントなど）
- ナレーションや司会などの裏方業務
- 教育・講演などの知的活動
といった複数の柱で構成されていると見られます。
具体的な金額は不明ですが、これらを総合的に考えると、年間で数千万円規模の収入を得ている可能性も十分あるでしょう。
特に過去の実績と知名度の高さを考えれば、安定した基盤を持ちながら、今後も知的な発信や音楽活動を通じて着実に収入を得ていくタイプの芸能人といえそうです。
年齢を重ねても学びや表現を止めず、地に足のついた活動を続けている岩崎良美さん。
そうした姿勢も、長く愛され続ける理由のひとつかもしれませんね。
まとめ
岩崎良美さんは、幼い頃から歌のレッスンを受けており、お姉さんの後押しもあって歌手として活躍するのは必然だったのかなと思ってしまうような人生ですよね。
姉妹での活躍というのは、決して簡単ではありませんが、それを達成することができたのもお姉さんの岩崎宏美さんの存在は大きかったのかなと感じました。
大学院生修士号を目指している岩崎良美さんですが、これからの新しい岩崎良美さんの活躍にも注目です。