俳優の岡部たかしさんは、50歳で一気に注目を集めた“超遅咲き俳優”として知られています。
味のある演技と静かな存在感で、多くの作品に欠かせない存在となりつつありますが、ブレイクまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
そんな岡部たかしさんが学生時代にどんな日々を過ごし、どのような経緯で俳優の道に進んだのか気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は、岡部たかしさんの学歴や若い頃の経歴、代表作や所属事務所、気になる年収まで詳しく調べてみました。
岡部たかしの学歴
俳優として多くの作品に出演し、その渋い存在感で注目を集めている岡部たかしさん。
どこか親しみやすく、飾らない雰囲気も魅力のひとつですが、学生時代はどんな場所で過ごしていたのでしょうか。
今回は、岡部たかしさんの出身高校や大学について、これまでに明らかになっている情報をもとに学歴を詳しく調べてみました。
岡部たかしの出身小学校
岡部たかしさんの出身小学校については、今のところ具体的な学校名までは公表されていません。
ただ、和歌山県出身であることから、地元・和歌山市内または近隣の小学校に通っていた可能性が高いと考えられます。
小学生の頃は少年野球クラブに所属していたそうで、スポーツが好きな活発な子どもだったようです。
野球のポジションやチームの成績など詳しい情報は明かされていませんが、仲間と一緒に白球を追いかける時間を楽しんでいたのかもしれませんね。
そうした経験が、チームワークや粘り強さといった今の岡部たかしさんの魅力につながっているのかもしれません。
岡部たかしの出身中学
岡部たかしさんの出身中学校についても、小学校と同様に正式な校名は公表されていません。
地元・和歌山県内の中学校に通っていたと見られますが、具体的な情報は明らかにされていないようです。
中学時代は、当時流行していた『ビー・バップ・ハイスクール』の影響もあって、少しやんちゃなファッションに憧れていたそうです。
いわゆる“ツッパリ”スタイルがブームだった時代背景もあり、岡部たかしさん自身もそういった格好に興味を持っていたのかもしれません。
とはいえ、お母さんがとても厳しかったため、家ではそういった服装ができなかったそうです。
それでもあきらめきれず、こっそり服をバッグに入れて外に出て、途中で着替えてから登校していたというエピソードもあります。
思春期らしい一面が感じられて、なんだか微笑ましいですよね。
岡部たかしの出身高校
中学校を卒業した岡部たかしさんは、和歌山県立和歌山工業高等学校に進学しました。
在籍していたのは土木科で、同校の偏差値はおよそ46とされています。
進学のきっかけは、友人がその高校に行くと言ったから「じゃあ俺も行くわ」と、割と自然な流れだったようです。
決して「土木のプロになるぞ!」とか「伝説の現場監督になってやる!」といった強い動機があったわけではなかったそうですが、それでもしっかりと3年間通い、無事に卒業しています。
あまり目的意識がなかったとはいえ、決めたことはきちんとやり遂げる岡部たかしさんの性格がうかがえますよね。
この高校時代の経験が、のちに俳優として歩むうえでも、どこかで支えになっていたのかもしれません。
岡部たかしの出身大学
岡部たかしさんは、高校卒業後に大学には進学していません。
そのまま社会に出て、地元の建設会社に就職しました。
最初は現場監督として働いていたそうですが、思っていたよりも大変だったのか、どうしても馴染めず、1年ほどで会社を辞めることになったそうです。
その後はトラックの運転手や喫茶店のアルバイトなど、さまざまな仕事を経験することになります。
進学という選択肢を取らなかった代わりに、実際に働くことで社会経験を積み、人としても深みを増していったのかもしれません。
この頃の体験が、役者としての幅広い表現力にもつながっているように感じますね。
岡部たかしの若い頃
岡部たかしさんの若い頃の写真を見ると、今とあまり雰囲気が変わっていない印象を受けます。
穏やかな表情や落ち着いた佇まいは、昔から変わらずに持ち合わせていた魅力なのかもしれません。




引用元:https://nyaon88.com/okabetakasi-wakaikoro/
20代前半までは、俳優とはまったく違う道を歩んでいた岡部たかしさん。
建設会社で現場監督として働いたり、トラック運転手や喫茶店のアルバイトをしたりと、さまざまな職業を経験してきました。
それでも、演技の道への興味はずっと心のどこかにあったようで、24歳のときに上京を決意。
演劇の世界に飛び込み、「劇団東京乾電池」の研究生として一から芝居を学び始めました。
俳優として名が知られるようになるまでには時間がかかりましたが、長年にわたって舞台で地道に経験を重ねてきた岡部たかしさんの若い頃は、まさに「努力の積み重ね」と言える時間だったのではないでしょうか。
岡部たかしの代表作
#エルピス 完走🇯🇵
— kiki_suke🌳ききすけ◡̈ (@kiki11033) December 27, 2022
久々日本ドラマで1週間が待ち遠しかった!最後まで緩むこと無く疾走!
自分の正しいと思う道を突き進む姿は胸熱!
今年は日本ドラマ #FirstLove初恋 もハマったけどこの2作品の共通点は…
岡部たかしさん!!いや良かった!!
これぞ名バイプレイヤー✨
ええもん見せてもらった! pic.twitter.com/Cm66w4gczD
岡部たかしさんの知名度を一気に押し上げた作品といえば、2022年に放送されたドラマ『エルピス -希望、あるいは災い-』です。
この作品で岡部たかしさんは、主演の長澤まさみさんが勤務するテレビ局のプロデューサー役を演じました。
最初は控えめな登場でしたが、物語が進むにつれて出番がどんどん増えていき、最終回では長澤まさみさんとの印象的なラストシーンにも登場。
視聴者の記憶にしっかり残る存在感を見せました。
脚本を担当した渡辺あやさんからは「あの役は岡部さんの顔で見えていた」と言われるほど、配役がハマっていたそうです。
また、撮影前には監督から「今回は長澤まさみさんに軽く絡むだけの役じゃない。岡部さん、これでブレイクしなかったらいつブレイクするの?」と激励されたというエピソードもあります。
俳優として長く活動してきた岡部たかしさんにとって、この『エルピス』はまさにターニングポイントとなった作品だったのかもしれませんね。
岡部たかしのプロフィールや経歴
朝ドラ『#ばけばけ』#岡部たかし インタビュー公開
— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 2, 2025
主人公・トキの父、松野司之介を演じる岡部たかしさんのインタビューが公開されました!
記事はこちら👇https://t.co/MGHcLSO8ad pic.twitter.com/1lwu4g2YgA
名前:岡部たかし
生年月日:1972年6月22日
出身地:和歌山県
血液型:A型
身長:175cm
所属事務所:クリオネ
岡部たかしさんは、建設会社に就職するも約1年で退職し、その後は喫茶店やトラック運転手など、フリーター生活をしていました。
24歳で当時の彼女(現在の奥さん)と上京しますが、当時は「俳優になりたい」という漠然とした気持ちだけで、強い野心があったわけではなかったそうです。
本人も「現実逃避のひとつとして役者を選んだ」と語っており、劇団東京乾電池のオーディションを受けた理由も「月謝が安かったから」と率直。
特技だった尾崎豊さんのものまねで『I LOVE YOU』を熱唱し、見事合格を果たします。
劇団に3年間在籍した後は退団し、舞台やドラマに少しずつ出演。
山内ケンジさんの「城山羊の会」などにも参加し、自ら演出を手がける演劇ユニット「切実」でも活動するなど、表現の幅を広げていきました。
岡部たかしの所属事務所
岡部たかしさんが所属している事務所は「クリオネ」です。
東京都渋谷区に拠点を置く芸能プロダクションで、舞台や映像を中心に活動する俳優が多く所属しています。
同じ事務所には、東風万智子さん、山下裕子さん、野口かおるさん、小須田康人さん、瀬川亮さん、奥田達士さんなど、個性豊かな実力派俳優たちが在籍しています。
派手なスターというよりも、作品の中でしっかりと存在感を放つ“バイプレイヤー”タイプの俳優が多いのも特徴です。
岡部たかしさんも、まさにそうした落ち着いた実力派の一人として、同事務所の中でも重要な存在となっています。
岡部たかしの年収
岡部たかしさんの年収については、公式には公表されていません。
ただし、2022年のドラマ『エルピス』で注目を集めて以降、映像作品への出演が一気に増えているのは確かです。
テレビドラマや映画、舞台などコンスタントに活動を続けていることから、現在の年収は少なくとも数百万円以上にはなると見られています。
中堅からベテランの実力派俳優が、テレビでレギュラー出演や複数の映画に出る場合、年収1,000万円前後になるケースもあるため、岡部たかしさんもその水準に近づいている可能性があります。
とはいえ、収入は役柄や作品数によって大きく左右される業界なので、あくまで目安としての推測にとどめておくのがよさそうです。
まとめ
岡部たかしさんは、俳優としてブレイクするまでに長い年月をかけてきました。
それでも本人は「大志を抱いていなかったから、挫折を感じなかった。バイトをしながら好きなことを続けていくつもりだった」と穏やかに語っています。
また、ブレイクした理由について聞かれると「売れることをあきらめたから」と答えていて、その言葉からは肩の力が抜けた自然体の姿勢が伝わってきます。
大きな夢に執着するのではなく、自分らしいペースで役者という仕事に向き合ってきた岡部たかしさん。
これからも変わらず、その魅力を作品の中で届けてくれることを楽しみにしています。
