登山家として知られる野口健さんですが、プライベートでは「娘さんがいるらしい」「実は別居婚って本当?」といった話題もたびたび注目を集めています。
さらにネット上では、過去にネパールで行った“結婚式”が「児童婚ではないか」と誤解されるケースもあるようです。
環境活動や発信に力を入れる一方で、家庭ではどんな関係性を築いてきたのでしょうか。
奥さまとの出会いや、娘・野口絵子さんの活躍も気になりますよね。
この記事では、野口健さんの家族構成や住まいのこと、そして話題となった過去のエピソードまで、丁寧にひもといていきます。
野口健の娘は野口絵子!
登山家の野口健さんと長女の絵子さんを独占取材しました。4日(水)発行の夕刊フジ「ぴいぷる」欄で。絵子さんは昨年、15歳でアフリカ大陸最高峰キリマンジャロを制覇。ただ単に山にアタックするのではなく、深い思いを持って臨んでいるそう。駅売店、コンビニで。#野口健#野口絵子 #ぴいぷる pic.twitter.com/7Wi8hU9c2j
— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) March 4, 2020
野口健さんの娘である野口絵子さんは、幼少期から本格的な登山経験を積んできたことで知られています。
9歳のときには父・野口健さんと共に八ヶ岳で雪山登山を体験し、14歳になるとネパールのチュクンリ(標高5,550m)や、エベレストの展望台とも呼ばれるカラパタール(標高5,643m)の登頂にも成功しました。
こうした経験は、単なる親子のレクリエーションにとどまらず、自然との向き合い方や極限環境での行動力を学ぶ重要な機会となったようです。
また、野口絵子さんは学業との両立にも積極的で、2023年には慶應義塾大学のSFC(湘南藤沢キャンパス)に進学しました。
環境問題や多様性、教育といったテーマにも関心を持ち、SNSや講演活動を通じて自らの考えを発信しています。
父親譲りの行動力と発信力を活かし、単なる”登山家の娘”ではなく、自身の視点で社会にアプローチする姿勢が注目を集めています。
2021年には、NHK「クローズアップ現代」に親子で出演し、10代の視点から気候変動について語るなど、若者代表としての発信も行っています。
父・野口健さんが1990年代以降、エベレスト清掃登山など環境保全に力を注いできたことから、絵子さんの活動にも自然と「社会への問題意識」が備わっていると見る声があります。
一方で、SNS上では「まだ若いのに芯がある」「意見がしっかりしていてすごい」といった肯定的な評価も多く見られ、次世代のリーダー像として期待される存在になりつつあります。
環境問題やジェンダー、多文化共生など、複雑なテーマにも臆せず意見を述べる姿勢は、今後さらに注目されるでしょう。
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野口健の娘の大学や現在の活動は?
野口絵子さんは、2023年に慶應義塾大学総合政策学部に進学されました。
湘南藤沢キャンパス(SFC)に設置されたこの学部は、環境・教育・テクノロジーなど多分野にまたがる学際的な研究が盛んなことでも知られ、偏差値は70前後と難関です。
絵子さん自身も環境問題やジェンダー、国際協力に強い関心を持ち、学問として深く掘り下げる姿勢がうかがえます。
大学入学以前は、ニュージーランドの高校に通っていたことが明かされており、自然に囲まれた環境で過ごした経験が、環境活動や発信力の土台になっているようです。
帰国後は、登山家としての活動にとどまらず、テレビ番組や講演イベントなどにも出演し、自らの体験や考えを発信する場を広げています。
たとえば、TBS『サンデーモーニング』などの情報番組では、父・野口健さんとともに出演し、親子それぞれの視点から環境問題や若者の生き方について語る姿が印象的でした。
また、大学内外でのフィールドワークや政策提言活動にも参加しており、アカデミックな探求と実践をバランスよく両立させている点も特徴です。
SNSでは「若いのにしっかりしている」「話し方が知的で好感が持てる」といった声が多く寄せられており、単なる“二世”という枠を超えた独自の存在感を確立しつつあります。
今後は環境分野に限らず、社会課題全般に対する提言者としての立場でも注目される可能性が高まっています。
野口健の嫁は加藤靖子

野口健さんの奥さまは加藤靖子さんという方です。
一般の方であるため、年齢や職業などの詳しいプロフィールは公表されておらず、顔写真などもメディアにはほとんど登場していません。
ノンフィクション作家として知られる一志治夫さんの妻と加藤靖子さんが従姉妹関係にあることが明かされており、文筆・文化関係に縁のあるご家庭だったことがうかがえます。
野口健さんはかねてより家庭の支えを大切にしていることを公言しており、著書やインタビューなどでも「妻の存在があってこそ、海外での長期遠征や環境活動に専念できる」といった趣旨の発言をしています。
登山や清掃活動などで数カ月単位の遠征が続くことも少なくない中、家庭を安定的に支えるパートナーの存在は欠かせないものでしょう。
一部週刊誌では、2000年代初頭に結婚されたという記述もありますが、正確な時期は明言されていません。
娘の野口絵子さんが2004年生まれであることから、2000年代前半にはすでに結婚されていた可能性が高いと推測されます。
靖子さん自身がメディアに出ることはほとんどありませんが、イベントや講演会で野口健さんが家庭のエピソードを語る場面では、日常の支えとして彼女の存在がたびたび触れられています。
SNS上では「陰ながら支える奥さまもすごい」「表に出ないけれど立派な方なんだろうな」といった声もあり、表立った活動はなくとも、その存在感は確かに感じられているようです。
公の場には出なくても、野口健さんの多岐にわたる活動を長年支え続けている加藤靖子さんの存在は、彼の人生や信念に深く関わる重要な柱の一つといえるでしょう。
野口健と加藤靖子の馴れ初め
野口健さんと奥さんの加藤靖子さんが出会ったのは、2003年のはじめごろ。
ノンフィクション作家・一志治夫さんの家で初めて顔を合わせたそうです。
靖子さんは一志さんの奥さんの従姉妹にあたる方で、まさに”縁あって”の出会いだったようですね。
出会ってすぐに交際が始まったものの、当時はふたりとも忙しく、住んでいる場所も離れていたため、なかなか会える時間がなかったといいます。
それでも、1カ月に1回会えるかどうかという状況の中で、お互いの時間をとても大事にしていたとのこと。
そんな中、わずか半年ほどで結婚を決め、2003年7月17日に入籍されています。
野口健さんはその後もさまざまなインタビューで、「妻の支えがあってこそ今の活動ができている」と話し、奥さんへの感謝の気持ちをたびたび言葉にしています。
おふたりの間には娘の野口絵子さんも生まれ、家庭と仕事のバランスをうまく保ちながら、長く続くパートナーシップを築いてこられたことがうかがえます。
野口健の自宅
野口健さんは現在、山梨県大月市にある築およそ300年の立派な古民家で暮らしています。
山々に囲まれた自然豊かな環境に身を置くことで、登山家としての感性を日常の中でも磨いているようです。
この古民家は、かつて農家として使われていた建物をリノベーションしたもので、囲炉裏や土間のある昔ながらの造りが残されており、テレビ番組や雑誌で紹介されたこともあります。
本人いわく、「自然とつながれる場所」としてとても気に入っているそうです。
一方で、奥さんの加藤靖子さんと娘の野口絵子さんは東京都内で生活しています。
そのため、野口健さんご夫妻は結婚当初から”別居婚”というスタイルを選んでいるとのこと。
仕事や活動拠点がそれぞれにあるなかで、無理に生活を合わせず、家族としてのつながりを大切にしている姿勢が感じられます。
また、野口健さんはこの山梨の古民家を単なる「自宅」としてだけでなく、若者たちとの交流の場としても活用しています。
自然体験の合宿を行ったり、登山仲間や環境活動に関心のある人々と意見を交わしたりと、静かな山里の中で濃密な時間を過ごしているようです。
こうした活動は彼の環境保全に対する姿勢とも深く結びついており、まさに「暮らしと理念が一致した生き方」と言えるでしょう。
野口健の前妻はネパール人?児童婚と批判されてる?
野口健さんは1995年、22歳のときにヒマラヤ遠征中のネパールで、現地のシェルパ族の少女と出会い、現地の風習に則った結婚式を挙げています。
相手の女性は当時15~16歳とされており、野口健さんのほうから結婚を申し出たといわれています。
ただし、この結婚は日本の法律に基づいた正式な婚姻手続きが行われたものではなく、いわば「現地の伝統的な儀式としての結婚」という形式にとどまっていました。
後に野口健さんは、正式な婚姻手続きを進めるため、ネパールの日本大使館を訪れましたが、女性に戸籍がないことや年齢証明が不可能であることを理由に、法的な婚姻は認められませんでした。
このため、結局二人は法的に夫婦になることなく、約2年の交際を経て、親族を交えた話し合いの末、関係を解消しています。
この一件は後年インターネット上で「児童婚ではないか」と批判されることがありましたが、実際には法的な婚姻関係は成立しておらず、形式上も一方的な結婚儀式であったことから、日本の法律上は「児童婚」にあたるものではありません。
野口健さん自身も著書や講演などでこの出来事に触れ、「当時は若く、現地の文化や背景に理解が足りなかった部分もあった」と率直に語っており、自らの経験を振り返る姿勢を見せています。
また、本人のコメントによれば、女性の親族とは現在も連絡を取り合うなど良好な関係を続けているとのことです。
現地での経験は、以降の環境活動や国際的な支援活動にも影響を与えたとされ、単なる一過性の出来事ではなく、野口健さんの人生における大きな転機の一つとして語り継がれています。
まとめ
若くしてネパールでの結婚式を経験した野口健さんですが、正式な婚姻には至らず、その後の人生では現在の奥さまと出会い、娘・野口絵子さんという心強い存在にも恵まれました。
現在は山梨の古民家で自然と共に暮らしながら、東京にいるご家族とも良い関係を保ちつつ、自分らしいスタイルを貫いている印象を受けます。
さまざまな経験を重ねてきた野口健さんだからこそ、家庭のあり方も一つのかたちに縛られず、環境活動や発信にも深みが増しているのかもしれません。
「児童婚では?」といった誤解を含む過去の話題についても、背景を知ることで見方が変わったという方も多いのではないでしょうか。
野口健さんのこれまでの歩みには賛否がある一方で、行動力と信念、そして家族とのつながりの中にある“人間らしさ”も、多くの人に響いているように感じられます。
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