「日本で一番ラップが上手い」との呼び声も高いR-指定さんは、Creepy NutsのMCとして圧倒的な存在感を放っています。
フリースタイルダンジョンで披露した即興力や、独自のワードセンスに魅了された人も多いでしょう。
実はラップをあまり聴かない人でも、テレビやラジオで耳にした言葉のキレに思わず引き込まれた経験があるかもしれません。
そんなR-指定さんについて、本名は何なのか、出身高校や大学はどこなのかといった素朴な疑問を持つ人は少なくないはずです。
さらに、気になる年収や所属事務所、そしてステージ上では見えにくい性格についても注目が集まっています。
音楽シーンの最前線に立つR-指定さんの歩みや人柄を知ると、そのラップに込められた背景がより鮮明に見えてくるでしょう。
R-指定（Creepy Nuts）の本名
R-指定さんって、そのラップスキルと独特な言葉選びで「日本一」と呼ばれる存在ですが、本名や名前の由来が気になる人も多いですよね。
本名は「野上恭平（のがみ きょうへい）」さんで、大阪出身。
学生の頃からずっとラップに打ち込んでいて、地元でも有名な存在だったんです。
でもファンの間では、やっぱり芸名の「R-指定さん」の方が圧倒的に浸透しています。
この名前の由来は、映画の年齢制限”R指定”から取られていて、本人いわく「過激な表現ができるラッパーになりたかった」という思いが込められているそうです（ニッポン放送『オールナイトニッポン』より）。
実際、即興ラップではズバッと切り込むパンチラインやストレートなワードを飛ばしつつ、ユーモアも交えて観客を一気に沸かせるスタイルが魅力ですよね。
さらに裏話として、友人たちと観た映画『凶気の桜』の影響で「R」と名乗り始めたという説もあって、そこに「指定」を付けることで唯一無二のアイデンティティを作り上げたとも言われています。
こういう背景を知ると、芸名ってただの名前じゃなくて、彼の生き方そのものを映しているんだなって感じます。
ちなみに「野上恭平」という本名もシンプルで誠実な響きがあって、SNSでは「本名もイケてる！」なんて声も多いんです。
普段は穏やかな印象を持ちながら、ステージに立つと別人みたいに観客を圧倒する――そのギャップこそが、R-指定さんの最大の魅力なのかもしれません。
R-指定の学歴
Creepy NutsのR-指定さんは、独自のワードセンスと圧倒的なラップスキルで日本のHIPHOPシーンを代表する存在となりました。
即興でリリックを組み立てる才能や、鋭い言葉選びのセンスはどのような環境で培われたのでしょうか？
ここでは、R-指定さんの学歴を小学校から大学まで順に紹介していきます。
R-指定の出身小学校
R-指定さんの出身小学校については公表されておらず、具体的な学校名は分かっていません。
ただし、出身地が大阪府堺市であることから、堺市内の公立小学校に通っていた可能性が高いです。
小学生の頃はスポーツが好きで、バスケットボール部に所属していました。
幼い頃はラップに興味はなく、音楽も現在のようなHIPHOPではなく、サザンオールスターズの楽曲をよく聴いていたそうです。
そんなR-指定さんがHIPHOPに興味を持つきっかけとなったのが、11歳のときになか卯で聴いた「SOLD‘OUT」の楽曲でした。
この出会いを機にラップの魅力に惹かれ、本格的にHIPHOPを聴き始めるようになります。
R-指定の出身中学校
中学校は、大阪府堺市にある堺市立泉ヶ丘東中学校に進学しました。
中学時代も小学校と同様にバスケットボール部に所属し、スポーツに励んでいたようです。
中学1年生の時に、日本語ラップに本格的に触れる機会がありました。当初は、ラジオで流れていたSOUL’d OUTやポップなラップが入口だったようですが、最も衝撃を受けたのはライムスターだったと語っています。
中学2年生になると、自分で歌詞を書き始め、友人とカラオケでラップをするようになりました。しかし、この時点ではまだ「ラッパーになろう」という決意は持っていなかったそうです。
そんな中、R-指定さんに大きな影響を与えたのが、**ライムスターの「グレイゾーン」**という楽曲でした。この曲を聴いたとき、直感的に「もしかしたら自分でもできるかもしれない」と感じたそうです。
また、インタビューでは次のように語っています。
「ライムスターみたいに、不良じゃなくてもラップをやってる人が結構いるんだって知ってから、もしかしたら自分でも出来るかも、やってみようって思って、リリックを書き始めたんですよね」
この経験が、R-指定さんが本格的にラップを始める大きなきっかけとなりました。
R-指定の高校は大阪府立金岡高等学校
高校は、大阪府立金岡高校に進学しました。
金岡高校は偏差値50前後の公立高校で、学業と部活動を両立する生徒が多い学校です。
高校は、大阪府立金岡高校に進学しました。
金岡高校は偏差値50前後の公立高校で、学業と部活動を両立する生徒が多い学校です。
高校時代もバスケットボール部に所属していましたが、高校2年生の時にラップに専念するために退部しています。
小学校から続けてきたバスケットボールではなかなか試合に出られず、インタビューでは「頑張っても報われないことがある」と学んだ経験を語っています。
バスケットボール部を退部した頃から、ライブに出演し始め、人前でラップを披露するようになりました。
また、大阪のラッパーたちが集まる「梅田サイファー」に参加し、仲間たちと切磋琢磨しながらスキルを磨いていきました。
さらに、KOPERUさんとDJドイケンさんと共に「コッペパン」というユニットを結成し、本格的にラップ活動をスタート。
この頃から、クラブやライブイベントなどで披露する機会が増え、ラップの友人も増えていったそうです。
ただ、ラップの技術自体は基本的に独学で学んでいたとのこと。
しかし、高校時代はまだラップが一般的ではなく、学校生活の中ではあまり理解されなかったようです。
高校2年生の文化祭でラップを披露した際には、会場の空気が微妙になったというエピソードも語られています。
R-指定の出身大学
高校卒業後は、桃山学院大学の法学部に進学しました。しかし、音楽活動が多忙になり、大学3年生の時に除籍となっています。
当時、R-指定さんは音楽活動に集中しすぎて学業をおろそかにしてしまい、学費も払えなくなったそうです。
大学3年生になった際、退学しようと学生課に相談したところ、
「退学するなら前期の分の学費だけ納めてください。それができないなら除籍という形になります」
と言われたそうです。
当時のR-指定さんには金銭的な余裕がなく、前期の学費も払うことができなかったため、「中退」ではなく「除籍」という形になってしまいました。
この時に「大学生」という肩書きを失い、「いよいよラップでやっていかなければならない」と強く決意したそうです。
その後は、「ENTER MC BATTLE」に出場し、さらに2012年から2014年の「UMB（ULTIMATE MC BATTLE）」全国大会で3連覇を果たすなど、ソロでのMCバトル大会で圧倒的な成績を残しました。
そのため、高校時代から活動していたユニット「コッペパン」は一時活動休止となっています。
大学除籍後の年末に、UMB全国大会で優勝し、賞金100万円を獲得。
その後はライブ出演などで生計を立てる生活を3年間続けました。
そして、かつて「コッペパン」で共に活動していたKOPERUさん主催のイベントで、DJ松永さんと出会い、2013年に「Creepy Nuts」を結成。
日本屈指のHIPHOPユニットとしての活動をスタートさせました。
年収がすごい？
R-指定さんの年収については公式に明かされているわけではありませんが、その活動の幅広さを考えると相当な額にのぼると考えられています。
中心となるのはもちろんCreepy Nutsとしての音楽活動で、CDや配信での楽曲売上に加え、ライブ収益が大きな柱です。
2022年にリリースされたアルバム『アンサンブル・プレイ』や「のびしろ」「堕天」などのシングルはストリーミングでも高い再生数を記録し、YouTubeの公式チャンネルでも数千万回単位で再生されています。
特に「堕天」はアニメ『よふかしのうた』のオープニングに起用され、タイアップ効果でさらに収益が広がったことは大きいでしょう。
さらに、ライブは収益面で欠かせない存在です。
全国ツアーのほか、2023年には日本武道館でのワンマンを成功させています。
武道館規模の公演ともなるとチケットだけで億単位の売上が見込め、そこにグッズ販売も加われば収益はさらに膨らみます。
ファンクラブイベントや大型フェス出演も含めれば、年間を通じてかなりの規模のライブ収入を得ているはずです。
音楽活動に加えて、R-指定さんはラジオパーソナリティとしても長年活躍しています。
2018年に始まった『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』は2020年に1部へ昇格。
ラジオの出演料自体はテレビほど高くないものの、長期のレギュラー番組は安定した収入源であり、知名度やプロモーション効果を考えると大きな価値があります。
テレビやネットメディアへの出演も見逃せません。
「フリースタイルダンジョン」ラスボス時代から注目され、今では音楽番組やバラエティでも活躍中です。
Creepy Nuts公式YouTubeチャンネルの広告収益や、企業タイアップの案件も収入を支えています。
YouTubeは単発では大きくなくても、再生が積み重なれば継続的な収益につながります。
そして、意外と大きいのが作詞・作曲、プロデュースによる収益です。
R-指定さんはCreepy Nutsの楽曲はもちろん、他アーティストにも作品を提供しており、著作権収入は長期的に入ってくる資産型の収益。
ストリーミングが普及した今では、過去曲が聴かれ続けることで安定したロイヤリティが見込めます。
これらを総合すると、年収は数千万円から億単位に達している可能性が高いとされています。
SNS上でも「1億円は超えているのでは」という声も出ていますが、正確な数字は公表されていません。
ただ、音楽・メディア・ライブ・著作権という複数の収益源を持っていることから、安定性と成長性を兼ね備えた稼ぎ方をしているのは間違いないでしょう。
今後も活動の幅が広がるにつれて、収入がさらに増える可能性も十分にあります。
R-指定（Creepy Nuts）のプロフィールや経歴
R-指定さんは、日本のHIPHOPを語るうえで欠かせない存在です。
本名は野上恭平（のがみ きょうへい）さんで、1991年9月10日生まれの大阪府堺市出身。
高校時代から「梅田サイファー」に参加し、仲間と切磋琢磨しながら即興ラップの技術を磨き上げてきました。
独学で積み重ねたスキルはすぐに頭角を現し、全国規模の大会でも快挙を達成します。
本名：野上 恭平（のがみ きょうへい）
生年月日：1991年9月10日
年齢：32歳（2024年現在）
出身地：大阪府堺市
身長：168cm（推定）
血液型：不明
学歴：桃山学院大学 法学部（除籍）
職業：ラッパー、作詞家、アーティスト、ラジオパーソナリティ
所属ユニット：Creepy Nuts（DJ松永と共に活動）
事務所：ソニー・ミュージックアーティスツ
レーベル：Sony Music Labels
活動開始：2009年頃～
趣味：映画鑑賞、読書、ゲーム
代表的なのが「ULTIMATE MC BATTLE（UMB）」での戦績です。
大阪大会で5連覇を果たしたうえ、2012年から2014年には全国大会で前人未到の3連覇を達成。
この功績は、B-BOY PARKで3連覇を果たしたKREVAさんと並び称され、日本のMCバトル史に刻まれる伝説となりました。
ただし、当時のプレッシャーは凄まじく、本人は「MCも観客も全員敵に見えた」と語り、大会後には体調を崩して盲腸を患ったほど。
その経験を経てバトルシーンから一歩距離を置き、音楽活動に軸足を移す決断をしました。
その後はDJ松永さんと結成したCreepy Nutsとして活動を本格化。
2018年から始まったニッポン放送の『オールナイトニッポン0（ZERO）』は2020年に1部へ昇格し、ヒップホップに馴染みのない層にも人気を広げました。
音楽面では、2022年のアルバム『アンサンブル・プレイ』をはじめ、「堕天」「のびしろ」といったヒット曲を次々と発表。
「堕天」はアニメ『よふかしのうた』のオープニングに起用され、「のびしろ」は2023年の日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞するなど、世代やジャンルを超えて浸透しました。
ライブ活動も勢いを増し、2023年には日本武道館2daysを成功させ約2万人を動員。
2024年には全国ツアー「Creepy Nuts 2Man Tour『生業』2024」を開催し、ロックやポップスのアーティストとも積極的にコラボレーションを展開しています。
こうした異ジャンルとの交流は、R-指定さんが「言葉」を媒介に幅広い音楽ファンへアプローチできる強みを象徴しています。
一方で、MCバトルで培った即興スキルも健在です。
2019年にはテレビ朝日系『フリースタイルダンジョン』で般若さんの後を継ぎ、2代目ラスボスとして登場。
日本中の視聴者がラップバトルに熱狂した同番組のラスボスを務めたことで、R-指定さんの名はさらに広がりました。
番組は2020年に終了しましたが、その影響力は今も語り継がれています。
また、後進の育成にも熱心で、『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』では第6回から審査員を務め、若手ラッパーをサポート。
音楽フェスやイベントではトーク力を活かして観客を巻き込み、テレビ番組でラップを解説するなど「言葉のプロ」としても注目されています。
近年のCreepy Nutsは、ポップな要素を取り入れつつも、R-指定さんらしい鋭いリリックを軸に楽曲を制作。
代表曲「のびしろ」に込められた前向きなメッセージは、学生から社会人まで幅広い層に響き、ライブ定番曲となりました。
こうした姿勢からも、単なるMCバトルの強者ではなく、日本の音楽シーン全体を牽引するアーティストへと成長していることが伝わります。
HIPHOPをルーツにしながら、他ジャンルと交差し、新しい音楽の可能性を切り拓いているR-指定さん。
バトルで築いた伝説と、アーティストとしての進化、その両方を兼ね備えているからこそ、多くの人から支持を集め続けているのだと思います。
R-指定の性格
R-指定さんのラップを聴くと、鋭い言葉選びやユーモラスなフレーズが目立ちますが、素顔の性格はステージ上とは少し違った一面を持っています。
MCバトルでの堂々とした姿からはクールで冷静な人物像を想像する人が多い一方で、実際は努力家で真面目な性格だとよく語られています。
たとえば、即興ラップに必要な語彙力を鍛えるために、R-指定さんは日常的に読書を重ねているそうです。
文学や漫画、ニュース記事まで幅広く読み、自分の言葉の引き出しを増やすことを欠かさないとか。
インタビューでも「自分は天才じゃないから人の何倍も努力するしかない」と話しており、そのストイックさが現在のスタイルを支えています。
また、負けず嫌いな一面も有名です。
UMB全国大会で3連覇を達成した際には、周囲からの期待とプレッシャーに押し潰されそうになったと振り返っており、勝利への執念と努力が伝説的な記録につながったことは間違いありません。
ただし、そのストレスから体調を崩した経験もあると語っており、勝負にかける覚悟の強さがうかがえます。
一方で、普段のR-指定さんは柔らかく人懐っこい性格で、ラジオ番組『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』ではDJ松永さんにいじられる場面もしばしば。
リスナーからの無茶ぶりに応えたり、失敗談を自ら笑い話にしたりと、ステージ上とは真逆の親しみやすい一面を見せています。
こうしたギャップがファンからの支持を集めている理由の一つでしょう。
また、仲間思いな性格もよく知られています。
梅田サイファー時代からの仲間や共演アーティストとの関係を大切にし、MCバトルでも相手を徹底的に叩きのめすのではなく「言葉のやりとりを楽しむ」姿勢を持ち続けています。
フリースタイルダンジョンでラスボスを務めた際にも、バトル後には挑戦者を讃えたり助言を送ったりする場面があり、勝負とリスペクトを両立する姿勢が印象的でした。
さらに、音楽制作に対しても妥協がなく、一行の歌詞に数時間悩むこともあると公言しています。
言葉への徹底したこだわりと、仲間やファンに向けたユーモア。
この両面をあわせ持つ人柄こそが、R-指定さんを唯一無二の存在にしているのだと思います。
R-指定の所属事務所
R-指定さんが所属しているのは、大手芸能事務所「ソニー・ミュージックアーティスツ（SMA）」です。
SMAは日本の音楽業界で長い歴史を持ち、ミュージシャンだけでなく俳優・お笑い芸人・タレントまで幅広いジャンルのアーティストを抱える事務所として知られています。
奥田民生さん、木村カエラさん、岡崎体育さんなど個性豊かな面々が所属しており、自由な表現を尊重するスタンスから、R-指定さんも自身の音楽性を制約なく発揮できているようです。
音楽面ではソニーミュージックグループ内の「Sony Music Labels」に籍を置き、Creepy Nutsとして楽曲をリリースしています。
もともとは「アリオラジャパン」に所属していましたが、2022年にSony Music Labelsへ移籍。
この移籍によってプロモーション規模や制作体制が拡充され、より大きな舞台で活動できるようになりました。
移籍後のアルバム『アンサンブル・プレイ』はヒットを記録し、「堕天」や「のびしろ」が話題曲となったのも、強力なサポート体制の成果といえるでしょう。
また、SMAは音楽だけでなくテレビやラジオへの展開にも強く、R-指定さんが『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務められているのも事務所の後押しがあってこそ。
ラジオで見せる軽妙なトークや、テレビ番組での自然体な立ち振る舞いは多くの視聴者から評価されており、音楽活動と並行してメディア露出の幅も着実に広がっています。
音楽シーンの第一線で活躍しながら、ラジオやテレビといったフィールドでも存在感を増しているR-指定さん。
SMAという環境に支えられながら、今後さらに活動の幅を広げていくことが期待されています。
まとめ
R-指定さんは、MCバトルの伝説を打ち立てた後も歩みを止めることなく、Creepy Nutsとして幅広い活動を展開してきました。
フリースタイルで培った即興力は、今や音楽制作やライブ、さらにはラジオやテレビといったメディアの場でも生きています。
近年は「堕天」や「のびしろ」といったヒット曲を生み出し、日本武道館公演やレコード大賞での評価など、アーティストとしての存在感を一層強めました。
ストイックな努力家でありながら、ユーモアあふれる人柄や仲間へのリスペクトを忘れない姿勢も、多くの人に愛される理由のひとつです。
これからもジャンルを超えた挑戦を続けるR-指定さんの活動に、ますます注目が集まっていくでしょう。
