ラグビーワールドカップを前に熱気が高まる中、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』が一段と注目を集めています。
なかでも、エース級の里村を演じる佳久創さんに視線が集中。
ラグビー日本代表候補に名を連ねた実力と、お父さんである中日ドラゴンズ黄金期の投手・郭源治さんの存在が話題性を後押ししているからでしょう。
俳優としての伸びしろも大きく、どんな歩みで今に至ったのか、思わず追いかけたくなる経歴です。
佳久創のプロフィール・経歴
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別名義 KAKU
生年月日 1990年10月28日
出身地 愛知県名古屋市
身長 185 cm
職業 俳優
趣味・特技 ラグビー、筋トレ、映画鑑賞、WWE観戦
佳久創さんといえば、TBSドラマ『ノーサイド・ゲーム』で存在感を放った俳優として知られていますが、もともとは本格派の元ラグビー選手でもあります。
お父さんは中日ドラゴンズの黄金期を支えた郭源治さん。
台湾出身の名投手として球界を代表する存在でしたね。
そんな郭源治さんは日本に帰化しており、現在は佳久源治さんという日本名を名乗っています。
そして、お母さんは日本人。
つまり佳久創さんは台湾と日本のハーフで、日本で生まれ育ちました。
幼少期からスポーツに親しみ、恵まれた体格を生かしてラグビーの世界へ進みます。
選手時代は明治大学からトヨタ自動車ヴェルブリッツへと進み、ラグビー日本代表候補に名を連ねるほどの実力者でした。
ところが、度重なるケガの影響で現役を引退。
その後はトヨタの社業に専念すると語っていましたが、2015年頃から芸能活動をスタート。
名古屋で開かれるアーティストイベント「CentRal Voice Wave」に“ KAKU ”名義で出演し、ボーカリストやパフォーマーとして活動を広げていきます。
スポーツマンから表現者へ――異色の経歴の中にも、挑戦を恐れない佳久創さんらしいストーリーが感じられますね。
M-1グランプリに出場したことがあった！
当初はボーカリスト枠で名古屋のイベントに出ていた佳久創さんですが、2016年2月にミヤジシンゴさんと漫才コンビ「ピグマリオンコウカ」を結成。
歌からお笑いへと舵を切る大胆さが、いかにも佳久創さんらしい挑戦心なんですよね。
結成まもなく、2人は勢いそのままにM-1グランプリ2016へエントリー。
ステージ経験を積みながら臨んだ本番でしたが、結果は1回戦敗退。
しかし、客前で“言葉を届ける技術”を磨いた時間は、その後の演技に確かな土台をつくったはずです。
同時期には、イベントを手がけるレイズイングループの縁から芸能事務所アクロスエンタテインメントに出入りし始め、2017年7月には準預かりへ。
現場で動ける体力と、スポーツで培った勝負度胸を武器に、ナレーションや芝居のレッスンも積み重ねていきます。
さらに2018年にはテレビアニメでモブ出演も経験。
セリフの量こそ多くなくても、マイク前での呼吸や間合いを体に覚えさせる大事な一歩でした。
こうした“舞台・お笑い・声の現場”を横断した下積みが、のちのドラマ出演で効いてくる流れだったのではないでしょうか。
スポーツ出身者が笑いの大会に挑む。
少し意外に映るかもしれませんが、表現の幅を広げるために場数を踏む——その積み重ねが現在の佳久創さんを形づくっているのだと感じます。
俳優業がメインに
ラグビーで鍛えた集中力と負けん気を携えて、佳久創さんは次第に俳優業へ舵を切りました。
まずは端役から現場経験を重ね、体で覚えるタイプの学び方で少しずつ露出を増やしていきます。
肩の力を抜いた自然体の所作に、アスリートゆずりの芯の強さが覗くんですよね。
転機のひとつが、2019年1月にNHK BSプレミアムで放送された単発ドラマ『キミに最後の別れを 〜永遠なれ ラグビーの青春〜』。
元選手としての身体感覚をそのまま芝居に落とし込み、東大ラグビー部員役で作品の温度を引き上げました。フィジカルの説得力は映像でも伝わるものです。
その前後には『今日から俺は!!』など人気作での端役も経験。わずかな出番でも、立ち位置や目線、間合いの作り方に徹底してこだわるのが佳久創さん流でした。積み上げた“現場体力”が、後の飛躍の下地になっていきます。
CMワークにも挑戦し、ラグビー日本代表が登場する映像では、ラストにひげ剃りを手にアップで映るのが佳久創さん。
数秒の出演でも表情に物語を宿す——そんな見せ方が光りました。
日曜劇場｢ノーサイド･ゲーム｣#7 裏切り者、現る!?仲間のための涙の決断![字][デ] – TBS1 8月25日(日) 21:00- #ノーサイドゲーム #廣瀬俊朗 #佳久創 #高橋光臣 #大谷亮平 #大泉洋 pic.twitter.com/aAc8A65cXb
— 剛(たけし) (@takesawa41) August 25, 2019
そして大きなブレイクポイントとなったのが、2019年7月スタートの『ノーサイド・ゲーム』。
里村亮太役として自身初の連続ドラマレギュラーを射止め、プレーの所作から視線の鋭さまで、ラグビー経験が芝居の芯を支える形になりました。
作品全体の熱量と相まって、存在感はぐっと太くなりましたね。
ラグビーを“演じられる”俳優は貴重ですが、そこで止まらないのが佳久創さん。
競技以外の役柄にも挑み、身体性と声の強さをどんな人物にもフィットさせるフェーズへ。
泥臭くも前のめりな挑戦が、次の代表作を連れてくるのではないでしょうか。
スポーツマンの誇りと俳優の繊細さ——一見遠いふたつを同居させるバランス感覚が、現在の魅力の核。
これからの作品で、どんな“当たり前じゃない説得力”を更新してくれるのか楽しみです。
佳久創が通った学校について調査！
佳久創さんの学生時代について調べてみました！
小学校の情報は入手できませんでしたが、小学生までは野球をやっており、お父さんと同じピッチャーをやっていました。
中学・高校は愛知中学校・高等学校
佳久創さんは、中学から高校まで愛知中学校・愛知高等学校に通っていました。
愛知県でも伝統ある私立の共学校で、内部進学できるエスカレーター式の学校です。
偏差値はおよそ65と高く、勉強面でもしっかりした環境が整っている進学校なんですよね。
卒業生の中には、野球やサッカーなどスポーツ界で活躍する人も多く、文武両道の校風が息づいています。
そんな環境の中で、佳久創さんがラグビーと出会ったのは中学3年生のとき。
ラグビー部の顧問の先生に誘われたのがきっかけでした。
最初は初心者としてのスタートでしたが、もともと体格が良く運動神経も抜群だったため、すぐに頭角を現していきます。
高校ではウイングとしてチームを牽引し、3年生のときには7人制ラグビー（セブンズ）の東海選抜に選ばれるほどに成長。
スピードと判断力を武器に全国大会へ出場し、見事全国準優勝を果たしました。
わずか数年で地方選抜の主力にまで上り詰めた背景には、スポーツに真摯に向き合う姿勢と、父・郭源治さんゆずりの勝負勘があったのではないでしょうか。
学生時代に培ったチームワークや粘り強さは、後に俳優として現場で輝くための大きな土台になっているように感じます。
大学は明治大学ラグビー部で活躍
大学は明治大学ラグビー部で腕を磨いた佳久創さん。
【選手紹介vol.18】4年＝法 佳久 創
— 明治がひとつになる日 (@rugby_soumei) November 7, 2012
ウイング
佳久選手は明治のBKの中でトップクラスのスピードの持ち主です。
1度相手を抜くと、誰も追いつけません！
7人制ラグビーの日本代表にも選出された経験もあり、今後の活躍が期待されます。 pic.twitter.com/4S9gFI0a
入学後は名門の重たい空気に揉まれつつも、持ち味のスピードでウイングとして存在感を高めていきます。
練習では走力だけでなく、コンタクトの強度と空間認知を徹底して底上げ。
Aチームのピッチを見据え、毎日の積み重ねを怠らなかったんですよね。
上り調子の2011年、7人制ラグビー日本選抜の一員として「上海セブンズ」に帯同。
国際大会の速い展開に適応し、リザーブから試合へ絡む場面も経験します。
短い出場時間でも、ボールに触るたびスプリントで局面を押し上げる役割が明確でした。
ただ、ハイレベルな挑戦の裏で体への負荷も増し、以降は故障と向き合う時間が増えていきます。
復帰を目指すプロセスで磨いたのは、走る前の準備と判断の精度。
2012年には強化枠で代表クラスの練習にも関わり、トップレベルのスピードと当たりを肌で吸収します。
卒業後はトヨタ自動車ヴェルブリッツへ。
社会人の強度に対応しながら出場機会を重ね、WTBとしてチームの起点を担いました。
とはいえ、大学期のダメージは尾を引き、思い切りの良さとコンディションの両立に苦心する日々。
納得のいくパフォーマンスを求め続けた末、現役生活に区切りをつける決断に至ります。
ラグビーは恵まれた体格だけでは成立しない競技。
だからこそ、佳久創さんが明治大学から社会人までの各段階で体得した「瞬発力の裏にある準備」「ケガと共存する自己管理」は、その後の表現活動にも直結していくのではないでしょうか。
競技者としての視座が、のちの俳優業で“本物の身体”を映像に刻む強みになっている——そんな道のりでした。
佳久創の彼女や結婚は？
佳久創さんは、ラグビー仕込みのたくましい体格と爽やかな笑顔で、多くの人から「スポーツマンらしい好青年」として人気があります。
TBSドラマ『ノーサイド・ゲーム』で見せた真っ直ぐな演技にもファンが急増し、「実際の恋愛はどんなタイプなんだろう？」と気になる方も多いようですね。
調べてみると、現在のところ佳久創さんは結婚しておらず、独身のようです。
過去に熱愛報道や交際の噂も出ていません。
俳優としての活動が本格化してからは撮影やトレーニングに時間を割いており、今はお仕事に集中している時期なのかもしれませんね。
とはいえ、明るく社交的な性格で周囲を笑顔にするタイプですから、恋愛に関してもきっと誠実でストレートな一面を持っているはず。
スポーツで培ったリーダーシップや責任感は、家庭を持ったときにも頼もしい存在になりそうです。
俳優として注目が高まる今後、作品を通じて出会いの幅も広がるでしょうし、いつか素敵な報告が聞ける日も遠くないかもしれません。
ファンとしては、佳久創さんらしい幸せのかたちを温かく見守りたいですね。
まとめ
ラグビーで鍛えた土台をそのまま表現の力に変えてきた佳久創さん。
お父さんである郭源治さんゆずりの勝負強さ、学生時代に培った瞬発力、そして現場で磨いた声と所作が一本の線でつながってきました。
『ノーサイド・ゲーム』で見せた熱量は序章にすぎませんよね。
ラグビー役だけに留まらず、等身大の青年から骨太な悪役まで――幅の広がりがきっと次の代表作を連れてくるでしょう。
新しい挑戦を、一歩先で楽しみに待ちたいです。
トップ画像引用元：アクロスエンターテインメント
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