大谷翔平選手の元通訳の水原一平さんが、大谷翔平選手の銀行口座から不正送金した銀行詐欺の疑いで連邦検察に訴追され、出廷しました。
水原一平さんの担当弁護士は有名な弁護士、更に保釈となったことで話題になりました。
数十億円単位の負債を抱えていると言われている水原一平さんは、なぜ保釈金を払い、弁護士費用を払えているのかを調べてみました。
水原一平が出廷、保釈金は2万5000ドル(日本円で380万円)だった
水原一平さんは、2024年4月12日に裁判所に出廷しました。
法廷に入る時に黒いスーツを着ていましたが、足には足かせをされた状態で姿を見せたそうです。
そして、大谷翔平選手には接触しないことやパスポートを返納し、保釈金を支払うことで保釈することが認められました。
水原一平さんが保釈するため保釈金は、2万5000ドルで日本円にすると約380万円でした。
水原一平の保釈金はどこから出たの? 実際は払っていない
水原一平さんはそもそもギャンブル依存症で、大谷翔平選手の銀行口座から24億5000万円もの金額を不正にそうきんしていたということで、お金がないのではないかと思っている人が多い中でなぜそんなお金を払えたのでしょうか?
実際のところは、水原一平さんはお金を払っていません。
水原一平さんは、署名保証金という保証金制度を使ったのです。
この制度は、お金を払う代わりに一定の条件を守ることで、実質保釈金を払っているのと同じ状態にされるものになります。
今回、水原一平さんが求められた条件というのは以下のようになります。
- パスポートを引き渡すこと
- 裁判所の許可なく、ロサンゼルス地区を含むカリフォルニア州中部地区以外を旅行しないこと
- ギャンブルの禁止
- 大谷翔平選手など事件の被害者や目撃者との接触禁止
- 賭博の胴元との接触禁止
- ギャンブル依存症治療を受けること
- 許可なく15,000ドル以上の資産を売却することや譲渡の禁止
これらの条件を守るという約束のもとに、保釈をさせてもらえるということになります。
破ってしまうと保釈金を請求されたり、身柄を拘束されてしまいます。(ちなみに日本では保釈制度はありますが、このような保証制度はありません。)
「大谷翔平からお金盗んでるのにけしらからん!」みたいに思ってしまう人もいるかもしれませんが、今回の保釈に関しては実際にお金は動いていないということです。
水原一平の弁護士は有名な敏腕弁護士!弁護士費用はどこから出たの?
水原一平さんの担当弁護士のフリードマン弁護士は、ロサンゼルスの中でもトップ10に入るほどの敏腕弁護士だと言われています。
それだけ有名な弁護士だと弁護士費用もかなりの高額になるのは、当然と言えるでしょう。
不正送金という罪を犯した水原一平さんは、弁護士費用をどうやって払っているのでしょうか?
これについては明らかにされていません。
そして、こちらについてはいくつかの事が考えられます。
一つは、弁護士というのは、知名度が上がると仕事がたくさん入ってきます。
今回の保釈の際に報道陣が追っかけているように、それだけ注目を集めると知名度も上がるので、今後の仕事が増えるということから、格安で引き受けるという可能性もあります。(日本でも大きな事件になると、被告の財政状況には見合わないような弁護士や弁護士団が現れることがありますよね。)
もう一つは、水原一平さんが自ら払っている可能性です。
水原一平さんは結婚し、家庭もあり、奥さんはギャンブルのことを知らなかったという報道もありました。
そうなると、ギャンブルをするお金は大谷翔平さんの口座からの送金だけで賄っていたということも考えられます。
水原一平さんの年収は50万ドル(日本円で約7500万円)だったと言われているので、一般人レベル以上の余裕はあってもおかしくはありません。
色々な驚きのある事件ですが、お金に関しては一般人レベルでは想像し得ないことが起こっていると言って間違いないでしょう。
水原一平さんの保釈に対しての反応
保釈保証制度などについて知らない人も多く、誰が保釈金を払ったのか気にしている人も多いようでした。
それ以前に大谷翔平選手からお金を盗んだり、裏切るようなことをしてしまったことに対して怒っている人もかなり多かったような印象です。
ここまで大きな事件になっているので、仕方がないと言えるでしょう。
まとめ
水原一平さんが保釈されたことは特別なことではなく、誰でもできることだということはわかりましたね。
条件を見る限り、守ることがそこまで難しいようなものでもなさそうでした。
お金に関わることで問題になっているのできっとお金がないのだろうというのは、もしかしたら早計なのかもしれません。
司法取引に応じるうえでパスポートを返納するということは、日本に帰国する可能性あるということで、今後水原一平さんがどのような活動をするのかも気になるところですね。