香川照之さんと言えば実力派俳優の一人ですが、現在は、歌舞伎役者としても舞台に立っています。
元々俳優だけの活動しかしなかったのですが、
今回は、そんな香川照之さんの経歴や家族について紹介します。
香川照之の母親は浜木綿子!
香川照之さんのお母様 浜木綿子さん
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香川照之さんのお母さんは、元宝塚歌劇団の雪組トップ娘役の浜木綿子さんです。
1953年に宝塚音楽学校を経て宝塚歌劇団に入団しました。
雪組のトップ娘役として活躍した後に1961年に退団、以降は女優として、文化庁芸術祭奨励賞、ゴールデン・アロー賞演劇部門賞など数々の賞を受賞しています。
また2時間ドラマの女王として君臨した時期も長く、『火曜サスペンス劇場』では最多主演女優と言われています。
香川照之の父親は市川猿翁!
猿之助(市川猿翁)と香川照之(市川中車)は普通に親子って感じなのだが。笑 pic.twitter.com/9Q5xIOO8Nq
— やまさん@Eiko Yamashita🏴🕷 (@Eiko_Yamashita) June 25, 2019
香川照之さんのお父さんは、歌舞伎役者の2代目市川猿翁さんです。
市川猿翁さんは、1939年に三代目市川段四郎の長男として産まれ、1947年1月、東京劇場『二人三番叟』の附千歳で三代目市川團子を襲名して初舞台を踏んでいます。
当時は、市川染五郎(のちの2代目松本白鸚)さん、中村萬之助(のちの2代目中村吉右衛門)さんとの十代のトリオで「十代歌舞伎」とよばれ、人気を博していました。
1963年5月に三代目市川猿之助を襲名、祖父譲りの革新的な芸術志向と上方歌舞伎伝統のケレンとを結びつけることによって歌舞伎界に新風を吹き込みました。
2012年6月、甥の二代目市川亀治郎に市川猿之助を四代目として譲り、自らは祖父の隠居名でもあった市川猿翁を二代目として襲名しています。
香川照之の両親が別れた理由がやばい
香川照之さんの両親である浜木綿子さんと市川猿翁さんは、1965年に結婚しました。
しかし1年と数カ月で別居、1968年に正式に離婚しています。
原因は市川猿翁さんの不倫でした。
不倫相手は日本舞踊藤間流名取(のちに紫派藤間流を創始し家元)で女優の藤間紫です。
市川猿翁さんは12歳の頃に藤間紫さんを好きになったものの、16歳年上の藤間紫さんはその時すでに既婚者で、子持ちだったのです。
しかも藤間紫さんの夫は市川猿翁さんの踊りの師匠・六世藤間勘十郎(二世藤間勘祖)だったことから藤間紫さんへの思いを消そうと結婚したのが、浜木綿子さんでした。
ただ藤間紫さんへの気持ちを消すことが出来なかった市川猿翁さんは結局香川照之さんが1歳を迎えた頃には家庭を捨て、藤間紫さんと駆け落ち同然の暮らしを始めたのです。
そして同棲35年を経て1985年に藤間紫さんの離婚が成立、2000年に市川猿翁さんさんと藤間紫さんは結婚しました。
香川照之は父親と絶縁していた
香川照之さんは、市川猿翁さんと幼い頃から離れて暮らしていたため、長らく絶縁状態にありました。
役者デビューしたことを機に25歳の冬、香川照之さんは思い立って公演をしていた市川猿翁さんに会いに行きました。
しかし市川猿翁さんからは「大事な公演前にいきなり訪ねてくるなんて役者としての配慮が足りません」、「今の僕とあなたは何の関わりもない。あなたは息子ではありません」などと冷たくあしらわれてしまったのです。
香川照之は市川猿翁と和解した?
市川猿翁さんから「二度と会うことはない」とまで言われた香川照之さんでしたが、諦めずに市川猿翁さんの舞台に足を運んでいました。
そして再婚相手である藤間紫さんも二人が和解出来るように働きかけ、無事に二人は親子としての関係を築いていけるようになりました。
このお父さんとの和解、そして香川照之さん自身にも子供が生まれたことから、香川照之さんは歌舞伎の世界に入ることを決めたそうですよ。
香川照之の家系図がすごい!
香川照之さんって実はすごい家柄の人なんですね。#香川照之#家系図#市川猿扇 pic.twitter.com/TEjCPLwsbr
— akubo (@akubo18) June 7, 2019
香川照之さんの家系は、両親が歌舞伎役者、女優だけでは終わりません。
父方の祖父は三代目市川段四郎さん、祖母は女優の高杉早苗さん、叔父は四代目市川段四郎さん、叔母は市川靖子さん。母方の叔母は宝塚歌劇団47期生の浜由理子さんと続くのです。
さらにいとこには二代目市川亀治郎さんがいますが、両親が離婚したため長らく疎遠になっていました。
市川亀治郎さんがNHK大河ドラマ『風林火山』の収録を迎える前の2006年、祖母の高杉早苗さんの墓参りのために上野の寛永寺に行った時に初めて会ったそうですよ。
また市川猿翁さんの再婚相手である藤間紫さんの弟は六代目中村東蔵さん、その息子が六代目中村松江さんで、義理のいとこにあたります。
まとめ
香川照之さんは幼い頃に両親が離婚という悲しい出来事を経験し、一度は市川猿翁さんと亀裂が生じてしまったものの、今は和解し同じ世界で活躍されています。
歌舞伎と縁のない生活をしていたとはいえ、45歳という年齢で歌舞伎の世界に入るというのはとても勇気のいる決断だったと思います。
市川中車として、香川照之として、今後も頑張ってほしいですね。
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