フィギュアスケート界で輝かしい活躍を続ける宇野昌磨選手。
オリンピックや世界選手権でのメダル獲得はもちろん、その表情豊かな演技に心を動かされた方も多いのではないでしょうか。
しかし、彼の競技人生を支える背景については意外と知られていないことも多いようです。
例えば、どのような学校で学び、どんな環境で育まれてきたのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さらに、彼の活躍を陰で支えるコーチ陣やスポンサー、そして注目を集める愛用のネックレスの秘密についても興味を抱く方は少なくありません。
そして、これほどの実績を持つ選手の年収がどれほどなのかも話題になるポイントです。
今回は、宇野昌磨選手の出身校や学びの軌跡、コーチやスポンサーの役割、さらには彼のこだわりアイテムや気になる収入事情に迫ります。
宇野昌磨の学歴
宇野昌磨さんが通っていた学校について調べてみました。
宇野昌磨の出身小学校
宇野昌磨さんは、名古屋市立山吹小学校出身です。
小学生の頃からゲームが好きで、勉強はあまり好きではなかったそうですよ。
宇野昌磨の出身中学
小学校卒業後は、名古屋市立冨士中学校に進学しました。
すでにフィギュアスケート選手として活躍していたことから、学校にはあまり通えていなかったそうです。
宇野昌磨の出身高校
中学校卒業後は、中京大学附属中京高等学校に進学しました。
こちらの学校の偏差値は、62です。
高校ではスケート部に所属し、スケート漬けの毎日を送っていました。
そのため、修学旅行や文化祭などの学校行事にも参加できなかったとのことです。
宇野昌磨の出身大学
高校卒業後は、中京大学に進学しました。
宇野昌磨さんはスポーツ科学部に在籍、偏差値は50です。
しかしスケートに専念するために大学は中退しています。
宇野昌磨のプロフィールや経歴
名前:宇野昌磨
生年月日:1997年12月17日
出身地:愛知県
血液型:B型
身長:158cm
所属:トヨタ自動車
宇野昌磨さんは、5歳の時に名古屋スポーツセンターでスケート教室に参加した際、スピードスケートかアイスホッケー、フィギュアの選択肢があり、偶然居合わせた浅田真央さんに「一緒にフィギュアスケートやろうよ」と声をかけられ、フィギュアの道を歩み始めました。
2011-12シーズンよりジュニアグランプリ (JGP) シリーズに参戦、初戦のバルティック杯では4位、続くタリン杯では3位となり、2戦目にしてJGPシリーズで初のメダルを獲得しました。
同年の全日本ジュニア選手権では5位に入り全日本選手権に出場、初出場となった全日本選手権では9位となり新人賞を受賞、2012年世界ジュニア選手権の代表に選出されました。
2014-15シーズンにはアジアフィギュア杯で4回転トウループを初成功させ優勝、続くJGPシリーズの2大会でも4回転トウループを成功させ、クロアチア杯ではJGPシリーズ初優勝を果たしています。
さらに世界ジュニア選手権ではSPでジュニアでは初めて80点台を記録するなどして優勝、日本人で5人目の世界ジュニア選手権優勝者となりました。
2015-16シーズンにはシニアクラスへ移行、初出場のグランプリファイナルでは、FSで自身初の190点台を記録し、銅メダルを獲得しています。
男子シングルの選手がシニアのグランプリシリーズデビューの年にファイナルでメダルを獲得するのは、宇野昌磨さんが初めてでした。
2016-17シーズンの四大陸選手権では、SPで史上4人目となる100点台をマーク、FSでは試合で初挑戦となる4回転ループに成功し、四大陸選手権銅メダル、アジア冬季競技大会優勝、世界選手権銀メダル獲得と結果を残しました。
2016年4月22日に開催されたコーセー・チームチャレンジカップではISU公認大会初の4回転フリップジャンプに成功、ISUから公認大会で史上初成功した選手として認定され、2016年10月1日のジャパン・オープンの大会終了後にギネス世界記録の認定証を授与されています。
2018年の平昌オリンピックでは銀メダルを獲得、金メダルの羽生結弦さんと共に日本フィギュアスケート史上初の五輪複数表彰台及びワンツーフィニッシュを果たしました。
その後も活躍は続き、2022年の北京オリンピックでは団体と個人で銅メダルを獲得、日本のフィギュア選手として、オリンピック2大会連続メダル獲得は羽生結弦さんについで史上2人目、平昌五輪銀メダル・北京五輪団体戦もあわせてのオリンピックのメダル3個は史上最多保持者となりました。
オリンピック後のフランス・モンペリエで行われた世界選手権では、初優勝を果たしています。
2024年5月に競技から引退し、現在はプロスケーターとして活動しています。
宇野昌磨が引退した理由
フィギュアスケート界で輝かしい実績を持つ宇野昌磨さんが、2024年5月に現役引退を発表されました。
その背景には、競技への情熱の変化や、長年のライバルである羽生結弦さんやネイサン・チェンさんの引退が影響しているようです。
宇野さんは引退会見で、「ここ2年間ぐらい、少し前に比べるともっと熱量をもって現役に取り組めてた時があったかなというのが自分の印象」と述べ、以前ほどの情熱を持てなくなったことを明かされています。
また、羽生さんやチェンさんについて、「そんなスケーターと戦える選手になりたいっていうのが僕の1番のモチベーション(だった)」と語り、彼らの引退が自身の決断に影響を与えたことを示唆されています。
さらに、宇野さんは「失敗も成功も自分にとって宝物のような時間」と振り返り、競技生活に対する満足感を表明されています。
このように、競技への情熱の変化やライバルの引退、そして自身の競技生活への達成感が、宇野昌磨さんの引退理由として挙げられます。
宇野昌磨のコーチ
#現地便り💌
— J SPORTS フィギュア公式 (@jsports_figure) March 26, 2022
宇野昌磨選手を世界チャンピオンにしたステファン・ランビエールコーチと
ステファンコーチを世界チャンピオンのコーチにした宇野選手#優勝おめでとう🥇#jspofigure pic.twitter.com/d9yLPDDL3D
宇野昌磨さんは、5歳の頃にフィギュアスケートを始め、山田満知子コーチと樋口美穂子コーチの指導を受けて成長されました。
2019年6月、さらなる飛躍を目指し、スイスのステファン・ランビエル氏を新たなコーチとして迎え入れました。
ランビエル氏は、2006年トリノオリンピック銀メダリストであり、卓越した表現力とスピン技術で知られる元トップスケーターです。
宇野さんは、ランビエル氏の指導の下、技術面だけでなく表現力にも磨きをかけ、数々の大会で優れた成績を収めました。
しかし、2024年5月、宇野さんは現役引退を発表し、競技生活に一区切りをつけました。
引退に際し、ランビエル氏は「あなたの技術、集中力、努力、勝利の精神、情熱、決断力、スポーツへの愛、素晴らしい資質を目の当たりにし、サポートする機会に恵まれたことをとても幸せに思います」とコメントし、宇野さんの新たな門出を祝福しました。
宇野さんの競技人生は、指導者との深い信頼関係と共に歩んできたと言えるでしょう。
宇野昌磨の所属やスポンサー
フィギュアスケート界で輝かしい実績を持つ宇野昌磨さんは、現在、ヒーローズマネジメント株式会社に所属しています。
この会社は、松岡修造さんや本田真凜さんなど、多くのトップアスリートのマネジメントを手掛けています。
ヨタ自動車とは2017年6月からスポンサー契約を結び、コラントッテとは2017年1月からアドバイザリー契約を締結しています。
また、ミズノとは2019年7月にブランドアンバサダー契約を結び、これらの企業が宇野さんの活動をサポートしています。
宇野昌磨さんのスポンサーは以下の通りです。
TOYOTA
MIZUNO
コラントッテ
中京大学
ニチレイ
信用金庫
ロッテ
KOSE
宇野昌磨さんの所属先は「トヨタ自動車」で、マネジメントはユニバーサルスポーツマーケティング「USM」が行っています。
宇野昌磨のネックレス
宇野昌磨さんが身に着けているネックレスは、コラントッテの「TAO ネックレスα ARAN」です。
こちらは、磁束密度が65mTとTAOシリーズの中で磁力が最も強く、より高い効果が期待できる商品なのだそうですよ。
宇野昌磨の年収
フィギュアスケート界で輝かしい実績を持つ宇野昌磨さんの年収は、さまざまな収入源から成り立っています。
大会での賞金、スポンサー契約、アイスショーやイベントへの出演料、そしてCM出演料などが主な収入源です。
大会賞金については、オリンピックや世界選手権などの主要大会での成績に応じて支払われます。
例えば、オリンピックの金メダルで500万円、銀メダルで300万円、銅メダルで100万円が支給されます。
世界選手権では、金メダルで700万円、銀メダルで520万円、銅メダルで365万円が賞金として与えられます。
これらの大会での活躍により、年間で約1,500万円から2,000万円の賞金を得ていると推定されます。
スポンサー契約も大きな収入源の一つです。宇野さんはトヨタ自動車、コラントッテ、ミズノ株式会社などの企業と契約を結んでいます。
これらのスポンサーからの年間契約料は、合計で約3,000万円と見積もられます。
さらに、アイスショーやイベントへの出演料も重要な収入源です。
トップスケーターである宇野さんの出演料は、一回のショーで約100万円から300万円とされ、年間で20回から30回の出演があると仮定すると、約2,000万円から9,000万円の収入が見込まれます。
イベント出演料も一回あたり約50万円から200万円とされ、年間で約500万円から4,000万円の収入が推定されます。
CM出演料については、一社あたり年間約1,000万円から3,000万円とされ、複数のCM契約がある場合、年間で約6,000万円の収入が見込まれます。
これらを総合すると、宇野昌磨さんの年収は約2億3,000万円と推定されます。
ただし、これらは推定値であり、実際の収入は契約内容や活動状況によって変動する可能性があります。
まとめ
浅田真央さんに声をかけられたことがきっかけでフィギュアスケートの世界に入った宇野昌磨さんは、10代の頃から様々な大会で優勝してきました。
これからも宇野昌磨さんの活躍を応援していきたいと思います。