フジテレビ系・木曜22時に放送される新ドラマ『小さい頃は、神様がいて』は、脚本家・岡田惠和さんが手がける心温まるオリジナルストーリーです。
主演の北村有起哉さんと仲間由紀恵さんが演じるのは、「子どもが二十歳になったら離婚する」と約束した夫婦。
何気ないその言葉をきっかけに、家族それぞれの人生が静かに動き出します。
実は笑いも涙もあるホームコメディで、世代を超えて”家族の距離”を見つめ直すような優しい作品です。
相関図を見ながら人物関係を整理すれば、より一層ドラマの世界に引き込まれるはず。
北村さん×仲間さんの掛け合いにも注目です。
【小さい頃は、神様がいて】の相関図
物語の中心となるのは、小倉家という一つの家庭を軸に、そこから広がる人間模様とご近所コミュニティのつながりです。
19年前、「子どもが二十歳になったら離婚する」と口にした小倉渉（北村有起哉さん）と、その約束を支えにしながらも、いつしかその意味を見失ってしまった妻・小倉あん（仲間由紀恵さん）。
この”夫婦の約束”が、物語の静かな起点となります。
渉は一見不器用ながらも家族への愛情を心の奥に秘めたお父さん。
一方のあんは、朗らかで芯の強いお母さんとして家庭を支え続けてきました。
しかし、二人の間には長い年月のうちに埋められない溝が生まれ、子どもたちが大人になる”節目の年”を前に、互いの本音が少しずつ明らかになっていきます。
成人目前のきょうだい・小倉順（小瀧望さん）と小倉ゆず（近藤華さん）は、そんな両親の姿を見つめながら、それぞれの進路や恋、そして自立と向き合うことに。
順は、家族を冷静に見つめながらも心の奥で両親への複雑な思いを抱えており、ゆずは繊細で純粋な感情を持ちながらも”家族の再生”をどこかで信じています。
周囲の人物たちも物語を大きく動かす存在です。
渉の職場の同僚・樋口奈央（小野花梨さん）は、明るくも現実的な価値観で渉に新たな刺激を与える存在。
また、順の元同級生・高村志保（石井杏奈さん）は、家族の事情を知らない立場から物語に軽やかな風を吹き込みます。
さらに、あんの親族である永島さとこ（阿川佐和子さん）と永島慎一（草刈正雄さん）は、”家族の理想と現実”を俯瞰するように見つめる役割を担っており、世代の違いによる価値観の対比が物語に厚みをもたらしています。
“約束の期限”が近づくにつれ、夫婦・きょうだい・親族・職場というさまざまなレイヤーの関係が交差し、日常の中に潜むささやかな祈りや感情の機微が浮かび上がっていきます。
笑いと涙の間で揺れ動くこの群像劇は、見る人それぞれの”家族観”にも静かに問いを投げかけてくれるはずです。
【小さい頃は、神様がいて】原作・主題歌情報
『小さい頃は、神様がいて』は、脚本家・岡田惠和さんによる完全オリジナル作品です。
家族や人とのつながりを丁寧に描く岡田さんの脚本は、これまでにも『最後から二番目の恋』（フジテレビ系）や『ひよっこ』（NHK）など、世代を超えて共感を呼ぶ名作を生み出してきました。
今回の新作でも、日常の中に潜む小さな奇跡や優しさを紡ぐ”岡田節”が光るドラマとなっています。
演出を手がけるのは、映画『PARKS パークス』などで繊細な感情表現に定評のある酒井麻衣さんをはじめ、佐伯竜一さんら実力派の演出陣。
音楽はフジモトヨシタカさんが担当し、情緒的でありながらも軽やかに流れる旋律が、物語の余韻を優しく包み込みます。
制作はフジテレビと大映テレビの共同制作で、確かなドラマづくりの土台が整えられています（出典：https://www.fujitv.co.jp/chiikami2025/cast-staff/）。
主題歌には、松任谷由実さんの「天までとどけ」（ユニバーサル ミュージック）が起用されました。
この楽曲は、家族がそれぞれの人生を歩みながらも、心のどこかで”つながっている”という本作のテーマをやわらかく映し出すような一曲。
松任谷さんらしい透明感のあるメロディに、懐かしさと再生の願いが重なり、エンディングで流れるたびに胸に余韻を残します。
SNSでは「タイトルからして涙腺が刺激される」「岡田惠和さんの脚本にユーミンは反則級」といった反響もすでに広がっています。
放送は2025年10月9日（木）スタート。
毎週木曜22時にフジテレビ系で放送され、YouTubeの公式チャンネルでは予告映像や撮影裏話のプレイリストも公開中です。
脚本・音楽・演出のすべてが噛み合う、秋クール注目のヒューマンホームドラマといえそうです。
【小さい頃は、神様がいて】登場人物・キャストの関連記事まとめ！
ドラマ『小さい頃は、神様がいて』のキャスト陣は、世代も個性も異なる”実力派”が集結しています。
主人公の小倉渉を演じるのは北村有起哉さん。
19年前に「子どもが二十歳になったら離婚する」と宣言したお父さんでありながら、どこか憎めない不器用な男。
家族を愛していながらも、伝え方を間違えてしまう”人間らしさ”が物語の軸になっています。
小倉渉 – 北村有起哉
二児の”お父さん”。
19年前に口走った”二十歳で離婚”をすっかり忘れて生きてきたマイペース人間。
仕事は有能だが家庭では少し不器用。
期限が近づくにつれ、夫であり父である自分の居場所と向き合うことに。
小倉あん – 仲間由紀恵
“約束”を支えに、家族を守ってきたお母さん。
穏やかな笑顔の奥に、叶えなかった夢や積もった本音がある。
期限の日をどう迎えるのかが物語の芯。
小倉順 – 小瀧望
大学生の息子。
就活・恋・家族…人生の分岐点で、”親の離婚”という現実に直面。
等身大の迷いが、家族それぞれの選択を照らす。
小倉ゆず – 近藤華
高校生の娘。
鋭い観察眼で家の空気を読みつつ、自分の将来も見据える年頃。
兄・順とのきょうだい会話がスパイスに。
樋口奈央 – 小野花梨
渉の職場関係者。
良き相談相手であり、ときにきつめの正論で背中を押す存在。
高村志保 – 石井杏奈
順の同級生・友人ポジション。
若いリアリズムで”親世代の価値観”に風穴を開ける。
永島さとこ – 阿川佐和子
あんの親族。
人生経験ゆたかな助言が、ときに毒舌、ときに救い。
永島慎一 – 草刈正雄
さとこの夫。
渋みのある一言が、家族の議論を静かに方向づける。
まとめ
“約束の二十年”が、止まっていた家族の時間をそっと動かしていく――。
『小さい頃は、神様がいて』は、忘れかけていた想いが少しずつ言葉になる瞬間を描いた、優しくもリアルな家族ドラマです。
笑いながらも胸の奥がじんとするやり取りや、すれ違いの中にある小さな思いやりが、毎話の見どころ。
相関図を見返すと、登場人物の関係や心の変化がより立体的に見えてくるはずです。
松任谷由実さんの主題歌「天までとどけ」が流れるラストシーンには、岡田惠和さん脚本ならではの温もりと余韻が静かに宿ります。
木曜の夜、ふと”自分の家族”を思い出したくなるようなドラマです。
