2024年の台風11号ヤギが発生しました。
各観測機関の進路予想などを比較するためにまとめました。
天気予報と言えば気象庁の予想を見ることが多いのですが、気象庁の発表は、日本に接近して台風に発達直前に予想を発表する傾向があります。
ということで、気象庁・米軍の合同台風警報センター(JTWC)・ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想をお伝えします!
【最新】2024年台風11号ヤギの現在地 米軍(JTWC)・ヨーロッパ(ECMWF)気象庁の最新進路予想を比較!
気象庁などの国内の観測機関と、海外の観測機関はそれぞれ違う予想が発表されることもあります。
例えば、海外の観測機関では気象庁と違い、長い期間での予想が出ていたりするなどの違いがあるのです。
気象庁の予測と、海外の観測期間の違いなども見て、台風に備えましょう。
【最新】2024年台風11号ヤギの現在地・気象庁
気象庁が発表している最新の台風11号に関する情報によると、台風11号は現在フィリピン東海上に位置し、北西方向に進んでいます。
勢力は強く、中心気圧は950hPa、最大風速は45m/sに達しています。
今後、沖縄や九州を含む西日本に接近し、強風や大雨による影響が懸念されます。高潮や土砂災害にも警戒が必要です。
海面温度もチェック
海面温度も見てみましょう。
海面温度が上昇すると、台風が発生しやすくなると言われています。
日本の南側の海面温度は30℃近くなっているので、台風が発生しやすいと言えるでしょう。
ウェザーニュース
台風11号(ヤギ)、沖縄は高波など影響の可能性
台風11号(ヤギ)はフィリピンの東にあって、西北西に進んでいます。南シナ海へ進み、発達する可能性が高くなっています。
台風11号はゆっくりと発達し、5日先には強い勢力になる予想となっています。沖縄では高波などの影響が出る可能性があります。
今後はフィリピンの東を北上したあとは西寄りに進路を変えて、南シナ海方面に進む予想です。ただ、シミュレーション結果では沖縄方面を通って東シナ海に向かう予測もゼロではないので、今後の情報にご注意ください。
引用元:ウェザーニュース
【米軍(JTWC)】2024年台風11号ヤギの現在地・日本時間9月2日 3:00発表
米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表した台風11号に関する最新情報によると、この台風は現在フィリピンの東海上を北西に進行中で、カテゴリー5のスーパー台風に分類されています。
最大持続風速は約130ノット(約241km/h)で、非常に強力な勢力を維持しています。
台風は今後もこの勢力を保ちながら、沖縄を含む日本列島に接近する可能性があり、特に強風や大雨に対する警戒が必要です。
【ECMWF】2024年台風11号ヤギの現在地・日本時間 9月1日 21:00発表
9月1日21時の天気図
9月2日21時の予想
9月3日21時の予想
9月4日21時の予想の予想
9月5日21時の予想の予想
ECMWFの予想をWindyで動きを見よう!
Windyとは、ECMWF(中期予想センター)の予想を動画にしているサイトです。
ECMWFが1日刻みの予想を発表になりますが、Windyだと1時間刻みの動きを見ることができるので、より動きがわかりやすいのです!
Windyの場合、1時間刻みの動画で見れるので、より動きがわかりやすいです。
2024年台風11号ヤギの名前の意味や命名国は?
台風8号についている名前は『ヤギ』ですが、その名前の意味や命名した国はどこなのでしょうか。
『ヤギ』の命名国は、日本です。
この名前の意味は、「ヤギ」という意味です。
台風の番号や名前も付け方をわかりやすく説明しよう!思ったよりも簡単だよ
米軍・合同台風警報センター(JTWC)とは
合同台風警報センターとは英語表記ではJoint Typhoon Warning Center(JTWC)といい、アメリカ海軍とアメリカ空軍がハワイ州真珠湾海軍基地に共同で設置した、アメリカ国防総省の機関なのです。
北西太平洋・南太平洋とインド洋で発生する熱帯低気圧を偵察するとともに予報や警報を発し、国防総省および他の合衆国政府の諸機関を支援する任務を負います。
また、熱帯低気圧および津波に関して、アメリカ艦隊総軍司令官の指示により、主に海軍の沿岸施設および軍艦と軍用機を含む艦隊の諸資産を対象とする意思決定を支援する機関なのです。
なぜ米軍がここまでするのかというと、日本には米軍基地があり、アジアにも多くの米軍の部隊が派遣されているので、日本などの東アジアの天気も観測する必要があるということで設置された機関なのです。
当たる確率が90%の天気予報と人気を集めており、SNSやアプリ、テレビなどの様々な媒体でコンテンツがあります。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)とは
ヨーロッパ中期予報センターは英語表記ではEuropean Centre for Medium-Range Weather Forecastsと言って1975年に設立された国際組織で所在地はイギリスのレディングにあります。
- 中期気象予報のための数値解析手法を開発すること
- 中期気象予報を作成し、加盟国に配信すること
- これらの予報を向上させるための科学的・技術的研究を行うこと
- 適切な気象データを収集し保管すること
という目的で作られた機関で、
ヨーロッパ地域の
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルク
以上の18カ国が加盟しています。
加盟国以外にも、
アイスランド、エストニア、クロアチア、スロベニア、セルビア、チェコ、ハンガリー、モロッコ、リトアニア、ルーマニア
以上の10カ国がECMWFと協力関係を樹立しているのです。
まとめ
全国的な影響はなさそうな予想ではありますが、大雨などになる可能性もあるので、これから注意が必要になると思います。