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【良いこと悪いこと】第2話レビュー!黒い傘の正体や替え歌の不気味さ

【良いこと悪いこと】第2話レビュー!黒い傘の正体や替え歌の不気味さ ドラマ

日本テレビ『良いこと悪いこと』第2話(2025年10月18日放送)のネタバレあり感想・考察です。

ラストでニコちゃん(松井玲奈さん)に降りかかる”黒い傘”の瞬間、そして「森のくまさん」の替え歌が示す殺害順序に背筋が冷えました。

ターボー(森本慎太郎さん)の飄々とした”温度差”は、犯人感とミスリードを同時に生む強烈なフック。

園子(新木優子さん)と高木(間宮祥太朗さん)が背負う20年の記憶も相まって、いじめの痛みと赦しの難しさがグサッと刺さる回でしたね。

本記事では、①衝撃ラストの意味、②替え歌の完全解読、③ターボーの演技分析、④黒い傘の正体予想まで、視聴者の疑問に答える形で整理していきます。

第2話の衝撃ラストと「森のくまさん」替え歌を徹底解読。黒い傘の正体は誰?ターボーの“温度差”演技も深掘りします(https://www.ntv.co.jp/iiwaru/)。

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ニコちゃんの最期が示した”過去の罪”──第2話の衝撃ラストを振り返る

第2話のラスト、あの展開は予感していたとはいえ、やはり衝撃的でした。

だいぶ前からフラグが立っていたニコちゃんの”終わり”を前にしても、実際にトラックのライトが差し込んだ瞬間は、胸の奥がざわつくような感覚に包まれました。

あの一瞬の表情と静寂の演出が、単なる事故ではなく”業の回収”として描かれていたのが印象的でしたね。

特に心を動かされたのは、ニコちゃんが園子に「こないだ謝ったの嘘」と言い放つ場面。

そこにあったのは、反省でも赦しでもなく、長年心に残ってしまった”意地”のような感情でした。

被害者と加害者の立場が逆転するというよりも、加害者自身が20年間の重みを背負いきれず、自らの過去に飲み込まれていくような姿。

脚本の巧みさとリアリティが交差していて、人の弱さを真正面から突きつけられたようでした。

そして、このエピソードが問いかけてくるのは「20年」という時間の意味。

人によっては成功を積み重ねる年月でもあり、逆に過去から抜け出せない年月でもある。

そのどちらが”正しい”とも言えないという現実を、ニコちゃんの描かれ方を通して感じました。

ただ、ドラマとしては彼女の人生が”右肩下がり”に描かれすぎているようにも見えて、そこにある価値観の偏りには少し違和感も残ります。

結局のところ、このラストは「償い」でも「報い」でもなく、時間を経ても変わらない人間の心の複雑さを浮き彫りにしたシーンだったのではないでしょうか。

森のくまさん替え歌の真相──殺害順序を告げる”童謡の呪い”

「森のくまさん」の替え歌シーンは、第2話の中でも一番ゾクッとする場面でした。

特に印象に残ったのは、森本慎太郎さん演じるターボーが最初に登場した病院のシーン。

あの静かな空気の中で現れた彼の姿には、まるでホラー作品の殺人鬼のような緊張感がありました。

何かが起こる――そんな”間”の取り方があまりにも絶妙で、早とちりしてしまいそうなほどの不穏さを漂わせていましたね。

その後に歌われる替え歌は、どこか童謡らしい優しさと残酷さが混ざり合っていて、聴いているだけで背筋が冷たくなります。

とくに印象的だったのが、ためてためてから「キング!」というフレーズが来るところ。

あの一拍の溜めが、次に待ち受ける運命を静かに告げているようで、鳥肌が立ちました。

殺害順序を示しているというメタ的な意味ももちろんありますが、それ以上に「語り手=誰なのか?」という不気味な問いを残してくる構成が見事です。

この”童謡モチーフ”の使い方は、決して斬新ではありません。

けれど、今作の「森のくまさん」は異質でした。

普通の考察ドラマなら伏線として軽く扱うところを、音とリズム、そして子どもの歌という”無垢な残酷さ”を最大限に利用して、不安そのものを音楽として描いていた。

新しいというより”あえて古典的な手法を極限まで怖くした”という印象でした。

童謡が笑い声のように響く裏で、人が次々と命を落としていく。

その対比の残酷さが、作品全体のトーンを決定づけている気がします。

第2話の時点でこれほどの緊張感を作り出す演出力――このドラマ、やはり只者ではありませんね。

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森本慎太郎(ターボー)の怪演が光る──”怪しすぎる男”が見せた二重構造

『良いこと悪いこと』第2話で最も温度差のある不穏さを放っていたのが、森本慎太郎さん演じるターボーでした。

初登場の病院シーンから、そして間宮祥太朗さん(キング)を尋ねる場面でも、状況が危機的なのに本人だけ妙に静かで落ち着いている――この”温度差”がまず怖い。

声色は低く抑え、間合いは長め、視線は相手を刺さずに撫でるように逸らす。

体の置き方も、半歩だけ距離を残す立ち姿で、場の空気を掌でころがすような余裕を感じさせます。

演技自体は誇張していないのに、結果として”怪しさ”が増幅して見えるのが巧いんですよね。

犯人像としての説得力は確かに高く見える一方、筆者としては”ミスリード感”が勝っています。

カメラも脚本も「あえて犯人っぽく」映すことで視線を集め、物語の推進力にしている。

けれど、ターボーの本質は”飄々としているだけ”という落としどころも十分にあるはずです。

むしろ彼の軽やかさが、替え歌という重い装置に逆説的な不気味さを与えているのではないでしょうか。

森本慎太郎さんの持ち味は、アイドル性より”俳優性”の強度にあります。

グループの看板を背負った華やかさを見せながら、今作では内側から滲む狂気性をさらっと匂わせる。

過剰に壊れず、崩れもしないのに、芯のどこかが歪んで見える――この”にじむ狂気”は第2話のトーンと完璧に合致していました。

新木優子さん(園子)、間宮祥太朗さん(キング)との三角の空気感も絶妙で、彼が画面に入るだけで”事件の温度”が一段下がる。

その冷えが、視聴者の想像を過熱させるのだと思います。

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いじめ描写のリアルが突き刺さる──「20年忘れられない」心の傷

小学生時代の”あるある”として描かれた関係性が、そのまま大人の今にまでにじんでいた――ここが第2話でいちばん現実味を帯びた部分でした。

園子さんは仕事と自尊を取り戻し、言葉を選べる大人になっているのに、ニコちゃんは関係地だけが昔のまま。

立場は一見逆転しているのに、実際には「小学生の教室の力学」から抜け出せていない。

そのもがきが表情の端々に出ていて、見ているこちらも胸が詰まりました。

痛みの質感を決定づけたのは、やはりラストの轢過シーンです。

衝撃映像としての”強さ”だけでなく、直前までの音の抑制――足音、雨音、呼吸の気配――が一気に緊張を圧縮して、静寂そのものを刃のように感じさせる。

脚本が積んできた”20年の圧”を、カメラの距離と音の間引きで一気に解放する設計は、残酷というより冷徹でした。

事故として処理される理不尽さも含めて、「赦しとは何か」「贖いはどこにあるのか」という問いが宙づりのまま残るんですよね。

個人的には、この物語で語られる”赦し”や”贖い”の定義は、まだ確定していないと感じています。

謝罪の言葉が真実かどうかよりも、「誰が、どのタイミングで、どの方法で関係地を書き換えるのか」。

そこにこそ希望があるはずなのに、ニコちゃんは書き換えの入口に立つ前に倒れてしまった。

その不在が、園子さんの次の一歩をいっそう重たくする。

第2話は、赦しの物語が始まる直前でぷつりと途切れる”未完の痛み”として、私の中に残りました。

第3話への期待──次の犠牲者は?”宇宙飛行士の夢”が意味するもの

替え歌の順序と予告映像を合わせて考えると、やはり次に”何か”が起こる軸はターボー(森本慎太郎さん)だと感じます。

第2話の段階で「であったーぼー」と一拍ためてから名指す構成は、物語の刃先が彼に向かっていることの宣告でしたよね。

しかもターボーは海外で会社を立ち上げ、いまやCEOという立場。

上昇を象徴する”宇宙飛行士の夢”と、社会的成功のイメージが重なるほど、落下の比喩は深くなる──このドラマがずっと扱ってきた”夢と現実の反転”が、もっとも鮮やかに出るのは彼の番だと思います。

“宇宙”というワードは、上へ伸びる志だけでなく、無重力の孤独も内包します。

第2話で見せたターボーの落ち着きは、余裕というより真空に近い温度差で、間宮祥太朗さん(高木)との会話にも”地球に立っていない”感触がありました。

新木優子さん(園子)と対峙したときに漂う薄い膜のような距離感も、彼が群れから離れて単独軌道を回っている人間であることを印象づけます。

成功者の顔をした孤独者──この二重性を踏まえると、彼に迫る危機は物理的な事故だけでなく、象徴的な”酸素切れ”として描かれてもおかしくない。

そして第3話で最も確かめたいのは、やはり”黒い傘”の正体です。

あの無機質な影が誰の意思を運んでいるのか。

ニコちゃん(松井玲奈さん)を押し出した力が個人の復讐なのか、集団の罪の代理なのかで、この物語の倫理は大きく変わります。

替え歌の”語り手”が黒い傘と同一なのか、それとも別の装置なのか。

ターボーの宇宙飛行士の夢が、上昇か逃避か孤独か──その答えが見えたとき、『良いこと悪いこと』はただの犯人当てを超えて、”夢の代償”をめぐるドラマとして一段と輪郭を増すはずです。

FAQ(ネタバレあり・第2話時点)

Q1.「森のくまさん」替え歌の意味は?
A. 殺害(事故)の発生順序を示す伏線として機能します。ためてから最後に「キング!」と名指す構成が、次の標的と最終到達点を暗示しています。語り手=誰かは未確定ですが、犯人像/演出装置いずれの可能性も残しています(第2話・2025年10月18日放送時点/公式:https://www.ntv.co.jp/iiwaru/)。

Q2.黒い傘の正体は?
A. 第2話時点では不明です。事故として処理される一方、傘の“押し出し”は意図的な他者の介入を示唆。東雲さんやターボーを含む複数候補のミスリードが仕込まれており、替え歌の“語り手”と同一人物かは要検証です(公式予告も参照:https://www.ntv.co.jp/iiwaru/)。

Q3.次の犠牲者は誰になりそう?
A. 替え歌の順序からターボー(森本慎太郎さん)が最有力。彼の“宇宙飛行士の夢”は上昇/孤独/真空の象徴として読め、物語上の“反転”が最も映える位置にいます。ただし露骨な犯人感=強いミスリードの可能性もあり、黒い傘の実行者=別人の線も残ります(第2話時点の推測)。

まとめ

第2話は、予感していたはずのラストにもかかわらず、実際の瞬間に胸を刺す”冷たい実感”がありました。

園子さん(新木優子さん)とニコちゃん(松井玲奈さん)の関係は、立場が逆転しても関係地は書き換わらないという現実を露わにし、謝罪と赦しが宙づりのまま終わる未完性が強く残ります。

森本慎太郎さん(ターボー)の怪演は、犯人感とミスリード感を同時に成立させ、替え歌の不気味さに”人の温度差”という新しい怖さを付与しました。

次回は”宇宙飛行士の夢”の象徴がどこまで反転し、黒い傘の正体が替え歌の”語り手”とどう結びつくのかに注目。

『良いこと悪いこと』は、考察の面白さと人間ドラマの痛みを両立させる稀有なミステリーとして、週末の楽しみを強く引っ張っていくはずです。

出典まとめ

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良いこと悪いことについてはこちら

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