「この人、誰?」と思いながら見ていたドラマの脇役で、妙に記憶に残る女優さんっていますよね。
瀧内公美さんも、そんな存在のひとりかもしれません。
冷たく見える役柄でもどこかリアリティがあって、見ているうちに「この人すごく演技がうまい…」と気づく、そんな独特の魅力を放っています。
最近では主演映画も増えてきましたが、一時は「引退したのでは?」という声が出るほどメディア露出が控えめだった時期もあり、現在の活動状況や所属事務所、年収など気になる方も多いのではないでしょうか。
瀧内公美さんの出身高校や大学、年齢や身長といった基本プロフィールから、今の活躍の背景まで、ひとつずつ丁寧にひもといていきます。
瀧内公美の学歴
瀧内公美さんは富山県高岡市の出身で、地元の公立校を中心に進学しながら、東京の大学へと進んでいきました。
小学校時代には海外生活の経験もあり、国際的な視野を持つ一面もうかがえます。
大学では教員免許を取得しており、演技とは異なる道を志していた時期もあったようです。
ここでは、瀧内さんの小学校から大学までの学歴について詳しく見ていきます。
瀧内公美の出身小学校
瀧内公美さんは、高岡市立伏木小学校出身です。
ただ、5歳から10歳ごろまでの間は、お父さんの仕事の関係で日本とインドネシアを行き来する生活を送っていたそうで、インドネシアに滞在していた際は現地のインターナショナルスクールに通っていたこともあるとのこと。
日本の学校と異なる文化や教育に触れた経験は、瀧内さんの感受性や柔軟な思考を育んだ背景のひとつとも言えるでしょう。
瀧内公美の出身中学
小学校卒業後は、高岡市立伏木中学校に進学しました。
地元の公立中学校で、瀧内さんはここでもバドミントン部に所属していたそうです。
当時からまじめで努力家な性格だったといわれており、部活動を通じて礼儀やチームワークを学んでいたことがうかがえます。
また、芸能活動とはまだ無縁の時期だったものの、表現力や集中力の基礎はこの頃に培われていたのかもしれません。
瀧内公美の出身高校
中学校卒業後は、富山県立高岡西高等学校に進学しました。
偏差値は54前後で、文武両道の学校として知られていましたが、2022年3月をもって高岡高校との統合により廃校となっています。
この学校の卒業生には、人気YouTuberのはじめしゃちょーさんがいることでも話題になったことがあります。
瀧内さん自身も中学時代に続いてバドミントン部に所属しており、3年間しっかり活動を続けていたようです。
地道に物事に取り組む姿勢や、集団の中での立ち居振る舞いは、のちの女優業にも通じる要素と言えそうです。
瀧内公美の出身大学
高校卒業後は、大妻女子大学に進学しました。
瀧内公美さんは児童教育学部(現・家政学部児童学科)に在籍、偏差値は45です。
瀧内さんはここで教員免許も取得しており、当時は教育の道を志していた可能性もあります。
子どもに寄り添う視点や観察力を養う大学生活は、演技における細やかな感情表現にもつながっているのではないでしょうか。
芸能界入りのきっかけは、大学在学中に舞台への興味が芽生えたことがきっかけだったといわれており、その後の女優としてのキャリアへとつながっていきます。
瀧内公美は引退の噂があった?
瀧内公美さんには「引退したのでは?」という噂が一部で広がったことがありますが、結論から言えば引退はしておらず、現在も女優として活動を続けています。
このような誤解が生まれた背景には、ネット検索時に「瀧内公美 引退」といった関連ワードが表示されることや、所属事務所の変更によって一時的に露出が減った時期があったことが関係していると考えられます。
特に、以前所属していたスターダストプロモーションの公式サイトからプロフィールが削除されたことをきっかけに、「引退したのでは?」と疑問を抱いた人が一定数いたようです。
実際には、瀧内さんはスターダストを離れた後、吉住モータースという別の芸能事務所へと移籍しています。
吉住モータースは、舞台や映画で活躍する演技派俳優が多く所属しており、木野花さんや池田成志さんといった実力派とともに活動の場を広げる事務所です。
スターダストのような大手から、やや小規模な事務所への移籍だったことから、一部では“仕事が減るのではないか”と心配の声もありましたが、独立ではなく正式な移籍であり、干されたというような状況でもありません。
また、女優としての活動が控えめに見える時期があっても、それは出演作の公開タイミングや、舞台への出演がテレビ露出より目立たないことなどが要因と考えられます。
瀧内さん自身はこれまで多くの映画やドラマ、舞台に出演しており、2020年には『由宇子の天秤』で主演を務めるなど、着実にキャリアを重ねてきた実力派女優です。
こうした事実を踏まえると、「引退説」は完全に誤解によるものだと言えそうです。
実際のところ、現在も映画や舞台、ドラマなどで瀧内さんの名前を見かける機会はあり、直近でも注目作への出演が続いています。
したがって、引退という情報はあくまで一部の勘違いや憶測に過ぎず、今後のさらなる活躍にも期待が高まります。
瀧内公美のプロフィールや経歴
【瀧内公美】
— 吉住モータース (@y_motors) January 6, 2023
CCCマーケティング株式会社
ブランドムービー
「おばさんとわたし」
全3話に出演しておりますhttps://t.co/K7FJAZOvG7 pic.twitter.com/dzWy81DOfj
名前:瀧内公美
生年月日:1989年10月21日
出身地:富山県
身長:167cm
血液型:AB型
特技:バトントワリング 水泳
趣味:山登り コーヒードリップ 落語鑑賞
瀧内公美さんは大学卒業後、本格的に女優としての道を歩み始めました。
デビューから間もない2014年、オーディションを経て映画『グレイトフルデッド』で笹野高史さんとともにダブル主演に抜擢され、初主演作にして異彩を放つ存在感を示しています。
この作品では孤独な女性を演じ、複雑な心理描写と身体を張った演技が話題を呼びました。
もともと演技経験のないところからのスタートでしたが、その体当たりの姿勢が関係者の目に留まり、その後のキャリアに大きくつながっていきます。
翌2015年には『日本で一番悪い奴ら』に出演し、脇役ながらも鮮烈な存在感を放ちました。
2017年の『彼女の人生は間違いじゃない』では再び主演に抜擢され、福島の被災地を舞台に複雑な心情を抱える主人公を静かに、しかし力強く表現。
この演技が高く評価され、第42回報知映画賞や第72回毎日映画コンクールで主演女優賞にノミネートされたほか、日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、全国映連賞女優賞なども受賞しました。
演技のうまさだけではなく、役と一体になるような没入感に多くの支持が集まりました。
2018年には、それまで所属していた大手事務所・スターダストプロモーションを離れ、舞台・映画系の実力派俳優が多く在籍する吉住モータースへと移籍。
この移籍は彼女にとって大きな転機となり、作品選びにも「本当に演じたい役に挑む」という芯の通った姿勢がより明確になっていきます。
2019年の映画『火口のふたり』では柄本佑さんと共演し、情熱と哀しみを抱えた元恋人同士を繊細に、そして大胆に演じ話題に。
R18+指定作品にも関わらず、男女の感情の機微を丁寧に描いた演技が絶賛され、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞。
肉体だけでなく感情そのものをさらけ出すような演技は「女優・瀧内公美」の評価を決定づけるものとなりました。
その後も精力的に活動を続け、2021年にはSNSの裏側を描いた『裏アカ』と、社会派ヒューマンドラマ『由宇子の天秤』の2作品で主演を務めます。
特に『由宇子の天秤』では、報道倫理や家庭問題という重たいテーマに挑み、静かな怒りと葛藤を内包した演技で国内外の映画祭から高い評価を受け、スペインのラス・パルマス国際映画祭では最優秀女優賞を受賞しています。
役に寄り添う姿勢と、鋭くも抑制された表現力は、国際的にも評価されるまでになりました。
そして2024年末、所属事務所を離れ独立。2025年からはさらなる挑戦を続けており、映画『敵』『奇麗な、悪』『ゆきてかへらぬ』『レイブンズ』といった主演作が立て続けに公開されています。
中でも『奇麗な、悪』は日本映画史上初の1時間超ワンカットに挑んだ野心作で、奥山和由プロデューサーからも「唯一無二の才能」と評されています。
撮影現場でも圧巻の集中力と安定感を見せ、スタッフからの信頼も非常に厚いとのこと。
テレビドラマにも活動の幅を広げており、2025年前半だけでも『宛如阿修羅』『誰が孔雀のダンスを見た?』『佔領放送局』などの連続ドラマに出演。
静かながらも圧を感じさせる演技と存在感で、多くの視聴者の記憶に残る役どころを演じています。
今後は、2025年9月に公開予定の映画『宝島』『ふつうの子ども』などでも主演が決定しており、テーマ性の強い作品に次々と出演。単なる“演技派女優”にとどまらず、「作品と観客を結ぶ表現者」としての立場を確立しつつあります。
どんな役にも真摯に向き合い、見る人の心を揺さぶる表現を追求し続ける瀧内公美さん。今後のさらなる進化と飛躍から目が離せません。
瀧内公美の所属事務所
瀧内公美さんが現在所属しているのは、「吉住モータース」という芸能事務所です。
この事務所は、テレビや映画にとどまらず、舞台やアート系作品でも活躍する俳優が多く在籍していることで知られており、いわゆる“大手”とは異なる、表現に重きを置いた独自の路線を貫いています。
所属俳優には、長年舞台を中心に活躍している木野花さん、独特の存在感で数々の作品に出演している池田成志さん、気品ある演技に定評のある篠井英介さん、個性派女優として評価の高い宮下今日子さんなど、演技派ぞろいの顔ぶれが揃っています。
瀧内さんがこの事務所に移籍したのは2018年のことで、それまでは大手芸能事務所・スターダストプロモーションに所属していました。
大手事務所から比較的小規模な吉住モータースへの移籍は、当時業界内でも注目されましたが、仕事の規模や量よりも“本当にやりたい表現”に重きを置く姿勢が感じられる決断でした。
実際、移籍後の瀧内さんは商業性よりもテーマ性の強い映画や舞台作品への出演が増えており、自身の演技力を存分に活かせる環境を選んだようにも見えます。
とくに2019年以降の主演作では、いずれも感情表現や社会性に深く踏み込んだ難役に挑戦しており、それらの成果が国内外の映画賞で高く評価されてきたことを考えると、吉住モータースという事務所の方針が瀧内さんの表現スタイルと非常にマッチしていることがうかがえます。
なお、2024年末には吉住モータースを離れて独立したとされており、2025年以降はフリーとして活動している可能性が高いようです。
現在の公式な所属先については、プロフィール上の記載が確認されていない状態ですが、最新作のプロモーションや各種映画祭への参加などは継続されており、活動自体に支障は見られません。
演技に対する強いこだわりを貫きながら、より自由なスタンスで挑戦を続けている姿が、近年の出演作の傾向にも表れています。
瀧内公美の年収
瀧内公美さんの年収については、公式な金額は公表されていません。
芸能界では個々のギャラや契約条件が非公開であることが一般的で、瀧内さんも例外ではありませんが、これまでの活動実績や出演本数からある程度の推測は可能です。
テレビドラマでは主演よりも脇役や準主演のポジションが多い印象ですが、映画においては主演作が数多く、特に近年はアート系や社会派作品で重要な役どころを数多く務めています。
たとえば『火口のふたり』『由宇子の天秤』『奇麗な、悪』など、映画ファンや業界内でも評価の高い作品で次々に主演を務めており、演技力を武器に着実にキャリアを築いてきたことがわかります。
瀧内さんは2021年から2025年現在まで、毎年2〜4本の映画出演を継続しており、加えて舞台やドラマへの出演も定期的に行っています。
2025年には映画『宝島』や『ふつうの子ども』の公開も控えており、連続ドラマにも複数出演。
出演本数だけでなく、そのジャンルの幅や役柄の重要度から見ても、俳優業としては安定的な活動を続けていると考えられます。
一般的に映画の主演クラスであれば、一本あたり数十万〜100万円台後半の出演料が支払われることもあり、インディーズ系では金額が下がる一方、評価の高い女優として一定の基準でオファーを受けているとみられます。
そのため、CM出演など大手のタイアップがない前提でも、舞台・映画・ドラマをあわせた年間収入は700〜1000万円前後の可能性もあり得る範囲です。
もちろんこれはあくまで業界平均や傾向に基づいた参考値であり、実際の収入は事務所との契約内容や報酬の分配率、メディア露出度などにも大きく左右されます。
瀧内さんのように作品の質を重視し、量産型のバラエティ露出やコマーシャル出演を控えているタイプの俳優は、派手な年収にはならない反面、安定的な出演機会を通じて着実に評価と収入を積み重ねているタイプといえるかもしれません。
女優としての評価が今後さらに広がれば、配信系作品や国際映画祭での活躍によって、ギャラの水準にも変化が出てくる可能性は十分にあります。
まとめ
瀧内公美さんについて、学歴やプロフィール、所属事務所や年収の予想まで幅広くご紹介してきました。
ドラマではクセのある役柄をこなす一方で、映画では繊細で芯のある女性像を丁寧に演じるなど、幅広い表現力が印象的です。
バドミントン部に所属していた学生時代や、児童教育を学んだ大学時代の経験が、現在のしなやかな演技力にもつながっているのかもしれません。
一見クールな印象ながら、じっくり見るとナチュラルな美しさと柔らかな雰囲気もあり、静かな存在感が多くの監督や映画ファンに支持されている理由もうなずけます。
2025年以降は独立して活動の幅を広げており、主演作も続々と控えていることから、これからますます注目が集まりそうです。
今後の活躍を楽しみにしつつ、気になる話題があれば関連記事もぜひチェックしてみてくださいね。
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